今日はクルマに関係まったくなしです。
いや、ないこともないか。
なんとなく思い立ち、TSUTAYAに行って本を買いました。
実のところ、紙の本(雑誌じゃなくて)を手にするのは何年振りっつうレベルです。
活字は好きで、電子書籍では読んでいましたが、なんかねえ、便利なんだけど、それだけなんだよね。
「タブレットで読めば字の大きさも調整できるし、好きなのをいくらでもダウンロードできて、場所も取らないし、最高だよ」
などと母親あたりには吹聴していましたが、どうも「読んでる実感」の希薄さに違和感が。
どこのアナログ人間かっていう感想ですが、本当なんだもん。
そういう意味では、漫画はまだいいんですよ。
絵としてとらえる部分が多いので。
どうも活字だけになると、並んでる字を目で追うだけの作業になって、内容が入ってこない。
ページを手でめくることによって「読んだ」って実感が湧くらしい。
前置きが長くなりましたが、本を買いに行ったってのはそういうことです。
で、重い腰を上げて買いに行ったというのは、明確にどうしても読んでみたい本があったから。
ご存知の方も多いかと思いますが、これ。

空飛ぶタイヤ(池井戸潤:著、実業之日本社文庫)
上下巻に分かれたのもありますが、これは1冊にまとめてるやつです。
映画化もされていますが、この本を知ったのは実は映画館で予告を見たからです。
興味を持って、そこで映画を見ようってならないのは映画関係の方には申し訳ない。
機会があれば見ます・・・DVDとかで。
基本的に本読むほうが好きなんです。
自由に想像ができるので。
そして実際、読んでいくうちに脳内で映画ばりの一大スペクタクルが繰り広げられました。
なるほど、小説家というのはかくも想像力を刺激する文章を書くのかと、改めて思いました。
内容的には、とある運送会社のトラックが起こした脱輪による死傷事故を発端に、そのトラックを製造した自動車メーカーの不正が暴かれるまでの顛末ですね、簡単に言うと。
メインは事故を起こした運送会社の社長ですが、それ以外にさまざまな人間関係やら思惑が絡み合い、登場人物には「会社とはなんだ」という問題提起が突き付けられます。
これに対する答えっていうのは一つではなく、正しい答えはないんだろうなあって思います。
これを朝の10時半に読み始めて、昼ご飯を挟んで午後4時半に読み終わりました。
実質5時間半ぐらい読んでたかな。
まあ、それぐらい面白くて一気に読めます。
大きくはクルマに関するお話だし、もし興味があれば読んでみてください。
もうね、また本買っちゃいそうで困ってます。
Posted at 2018/08/08 19:24:06 | |
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