
学生時代、僕のあだ名は「プー」や「ぷぅさん」でした。
未だに呼んでくれますけど(笑)
高校入学して自己紹介で「顔に似合わずUFOキャッチャーでプーさんのぬいぐるみを取ります」
と言ったら女子に「プーさん」と名付けられました(笑)
もう17~18年前ですか・・・うわぁ歳とった!!
この写真はお出かけしたときに
「プーの家やって!!」と言われて撮影しました^^)
さて。。。
大手HMは制約が大きく自由度が利かないならば
地元の会社の注文住宅で進めていくしかないか、ということで
県内では名の通った会社を15社ほど検討しました!
とにかく検討で走り回っていた時期は
コロナ禍前だったので各社イベントがとにかく盛んでした(笑)
食べ物に飲み物に、ちょっとしたゲームに人も多くてお祭り騒ぎ。
数年前のことなのに遠く思い出します。懐かしいです。
今思えば、集客数がすごかったですね。
お土産もいっぱいもらえるし♪なんて、まんまと釣られていた訳ですけど(笑)今は見学会も予約制で他の見学者とはほぼ会わないですね。
全部の会社が大きなイベント開催をしている訳ではありませんでしたが
最初はそんな感じで軽く色々見に行きました。
すぐに家を建てる訳ではなかったですしね^^)
ただ、結婚した当初、その頃は1件目の新築借家に住んでいたので
「それよりは広いな〜」と思う程度でした。
散々いろんな家を見て回って夫婦で思い始めます。
『建てたい家って、こういうのじゃないな・・・』と。
どこに行っても同じような仕様なのです。
間取りや面積こそ少々違えど、外装も内装も似たり寄ったりで。
それが流行りの間取りだったり、一般戸建ての定石のようなものなのでしょうけど・・・。
正直、所謂建売と変わらない印象でした・・・。
初めの頃は「次の家はどんなんだろう?」と楽しみにしていたものの
段々と「また一緒だったね・・・」ってなっていく。
家は3回建てて納得いくものになるなんて
一般サラリーマンでは無理です(苦笑)
だから1回でなるべく後悔の少ない家造りにしたいなと。
でも今の地元会社の選択肢の中では、到底満足できない。
そう言いながら数を増やしていっても結局大して変わらず。。。
基本的に、僕は人と同じなのが大嫌いなのです。
自分でも偏屈なのはわかっています^^;)
クルマを見れば一目瞭然ですけど(笑)
妻も、僕と少し似た部分もあるように思います(勝手に僕が感じてるだけかも?笑)。
2人ともブランドには興味が無いし、SNSで流行ってるからとか
売れてるから、人気だから、注目されているからって選ぶのは嫌いな方です。
結果的にそこに行きつくのは良いとは思うのですが。
一応・・・県下で施工棟数がトップに入るところも見ました。
「取り合えず見積出しますよ」と言う会社が多かったので
イメージを伝えて出してもらったものは
僕たちが思い描いているものとはかけ離れていました。
うん・・・全っ然ダメ。
自分の 図面を描いて伝えてもダメでした。
ただ住むだけの家も面白くない。
一生住まうなら、どんな家にしたいか。
どうやって暮らしていきたいか。
普通に暮らす分には、借家でも何ら問題は無い。
とは言え、豪邸は建てられないしそもそもそれは求めていない。
完成見学会だけに行くだけでは駄目だと
図書館で本を借りたり、講義を受けたり、YouTubeを見たり。
色々勉強する中で、「家の本質は何か?」から
「高気密」「高断熱」「高耐久」の家造りに興味を持つようになります。
ちょうど建築系のYouTuberが現れだした頃でした。
YouTubeは賛否両論ありますし、僕も迷子になりかけました。
でも、良いきっかけになったのは間違いないです。
そしてこれらを勉強すればするほど、性能の差に愕然とします。
多くの日本の家(新築)のレベルが低すぎること。
先進国と言われる国の中でダントツで底辺であること。
「別にそんなの良いじゃん?」とは僕たちは思えなかったので
家造りについてどんどん深く考えるようになっていきました。
そこから自分自身の生き方、人生、家族への思い。
今、5年後10年後20年後、30年後…50年後。
すごく考えるようになりました。
勢いで建てなくて良かった。
もし、土地がすぐに決まっていたら。。。
もし、子供の学校の兼ね合いで急いでいたら。。。
きっと早くに会社を決めたその中で、仕様だけの検討をしていたと思います。
いろんな経営者や営業と出会ってこれまた勉強になりました。
利益だけが欲しい会社。モラルのない会社。
滅茶苦茶なことを言う会社。知識が素人以下の会社。
良い家とは何か。
それは自分たちが納得する家であることに最終的には気付く訳ですが。
やはり業者選びは何より大切であることを痛感しました。
進めていく中で、業者に求めるものが定まってきました。
・人と同じではない、自分の頭に描いているデザイン(方向性)を理解してくれること
・人と同じではない、自分が図面に描いているイメージ(必要性)を理解してくれること
・自分たち家族の住まい方、生き方(独創性)を考えてくれること
◎大原則として、科学的根拠に基づいた高断熱性、実測できる高気密性、許容応力度計算に基づいた高耐震などの性能が満たされること
↑これが目標ではなく、手段であることに気付くまで時間が掛かりました。。。
心も身体も充たされるような、そんな家を望んでいると考え始めます。
性能だけでも、デザインだけでもダメで
両方を達成したくなっていきました。
続く。