MINI原人よ驕るなかれ MINIpithecus, Be Not Proud.

本日とある方から「落葉きのこ」をもらった。　「落葉きのこ」とは北海道弁で、正式和名はハナイグチ（花猪口）。　北海道や秋田県では落葉松（カラマツ、唐松）の下に生えることからこの名で呼ばれているらしい。北海道での名称は秋田人が北海道に移住したときに持ち込んだものでしょうか。



　ぷうちゃんのきのこ図鑑よりおかりしました。

その頂いた方にどうしたのですかと聞いたら、「うちのじいさまが、88馬力で今朝とってきたものです」と。　88馬力？　88歳の齢（よわい）で車を運転し、阿分（あふん）の林道に入り、カラマツ林を歩き、どっさりとってきたのでそのお裾分けだという。

がーん！　MINI原人は脳天を一撃されたようなショックを受けた。林道を走り回り、得意満面となって「MINI原人北海道林道探査の心得」なるものを発表していたが、88歳になる老人が、４WBでもないただの軽自動車で困難な林道に入り、車を降りて「顔の黒いひと」のいそうな深い森を逍遥（しょうよう）し、キノコをとってきたのだ。神だ。原人はありがたい神の御下賜品（ごかしひん）をうやうやしく押頂（おしいただ）いた。



これが神の御下賜品である。ふさわしい朱塗りの台に置いて撮影した。MINI原人よ、驕（おご）るなかれである。　原人はよりいっそう精進することを心に誓った。



ハイ♪。今日の原人料理は落葉きのこのみそ汁です。　まず、以前にもらった多量の昆布の一部でダシをとります。　あとは普通のみそ汁と同様、味噌を溶いて、



裏の「猫の額（ねこのひたひ）」でとれた葉ネギと豆腐とよく洗った落葉きのこを加えて温め、できあがり。



落葉きのこのふくよかな香りがひろがります。神の味だ！

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