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2016年11月28日

MINI原人冬の読書 Winterlesung des eines Buches

MINI原人冬の読書 Winterlesung des eines Buches ついに冬がやってきた。 留萌の冬はシベリアのように厳しい。 この冬を乗り切るには決死の覚悟が必要だ。 本日は雪が降ったが、気温が高く、シャーベット状になって道路が走りにくい状態となっている。

MINI原人はHenry David Thoreau (ヘンリー・D・ソロー、1817-1862)が書いた原人愛読書 Walden or Life in the Woods (ウォールデン - 森の生活)を再び紐解き、ソーローが冬をどのように過ごしていたかをのぞきみてみた。

 出版当時の表紙です。おかりしました。

                        ******
I WEATHERED some merry snow-storms, and spent some cheerful winter evenings by my fireside, while the snow whirled wildly without, and even the hooting of the owl was hushed. For many weeks I met no one in my walks but those who came occasionally to cut wood and sled it to the village. The elements, however, abetted me in making a path through the deepest snow in the woods, for when I had once gone through the wind blew the oak leaves into my tracks, where they lodged, and by absorbing the rays of the sun melted the snow, and so not only made a dry bed for my feet, but in the night their dark line was my guide.               (FORMER INHABITANTS; AND WINTER VISITORS)

私は、陽気に浮かれ騒ぐ吹雪を何回かやり過ごして、冬の夜を炉辺で心ゆくまで楽しみました。家の周りでは雪が渦を巻いて激しく降り、フクロウさえ鳴かずに引きこもっていました。私は散歩に出ても、何週間も、ほとんど誰にも会いませんでした。ほんの時たま、森へ木を切りにやって来て、村に曳いていく人を見かけただけです。それでも、私は自然に励まされ、自然と一緒に働いて、森の深い雪を抜ける小道を作りました。オークの葉が風に吹かれて私の足跡に落ち、湿ってなじむうちに、太陽の光を吸収して周囲の雪を溶かし、私の足にぴったりの踏み分け道になりました。雪の踏み分け道は、夜には白い雪面に暗色の筋に見えて、立派な道しるべでした。  (今泉 吉晴 訳、小学館)
                         

なんということであろうか。吹雪をmerry (陽気な)といい、そうした夜をcheerful (ほがらかな)冬の夜と表現して、楽しんでいるではないか。 たった一人で孤立した冬の森の中で、ソーローは楽しんで雪に道をつけるための雪かき作業を行い、とても満足しているようだ。

ちょっと吹雪いただけで「ひーひー」と嘆き、雪が積もれば「はーっ」とため息をつく原人とは大違いである。その後の文章を読んでもソーローがやせがまんをしているようには思えない。おそるべし、森のひとソーロー。原人とは器がちがうのかっ。そうだ、すくなくともブログの読者に器を大きくみせるため、原人は今後やせがまんをすることに決めた。フフフ、ちっとも寒くはないわ。

                  
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2016/11/28 18:58:47

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この記事へのコメント

2016年11月28日 20:02
どぉもです!!(*´▽`*)
アタクシ的には『ピンチは一歩前進できるチャンスだと思え』と誰かに教わったのを思い出しました、苦境な時ほどその場を楽しむ余裕を持ちなさいみたいな感じでしょか!?ホント原人さんのブログは深くてためになりますm(_ _)m または後で前ブログにもコメさせてくださいませ(´▽`)ノ
コメントへの返答
2016年11月28日 20:25
クロぶちょう さん
コメントありがとうございます。
ソーローは森の中で自給自足の生活を2年2か月間続けてこの本を書きました。まさに逆境を楽しむことをやってのけ、そのため本書はアウトドアマンたちのバイブルとなっています。もちろんインドアマンたちにも、原人のようなケーブマン(穴居人)にも得るところがある本だと思います。ブログをお褒めいただき光栄です。
2016年11月28日 20:26
mini原人さん
北海道の人は
皆 我やせ我慢してるから 冬にアイスが一番売れるんですね φ(..)



コメントへの返答
2016年11月28日 20:36
P-. さん
コメントありがとうございます。
その逆です。 北海道ではストーブが真っ赤になるまでたいて、室温を30度以上にして生活するのです。まさに冬の熱帯で生活するのでアイスが食べたくなるのです。暑いのをやせがまんして耐えています(笑)。
2016年11月28日 23:14
こんばんは。
北海道の冬は大変ですよね(>_<)雪を見て子供が喜ぶのは北海道でも同じですか?

ソーローって方の考えかたを少しでも見習えたらなと思いました。
MINI原人さんはジャックダニエルのロックがお好きなんですね(^_^)
コメントへの返答
2016年11月29日 5:02
あっじーさん
コメントありがとうございます。
もちろん犬と子供は雪がだいすきです。子供ははじめのうちだけですが、犬は「ユキ・ヨロコブ遺伝子」を持っているらしく、いつも楽しそうに歩いてますね。 
ジャックダニエルだけではなく、ウィスキー・バーボン系は好きですよ。あまり強くはありませんが。

プロフィール

「@藤十郎 さん、はい、子供みたいに毎日進捗状況をみております。」
何シテル?   08/12 12:29
・ 北海道札幌市在住の「MINI原人」です。 ・ 学名 MINIpithecus roadsterus ssp. cooperS。絶滅危惧種です。 ・ いろ...
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