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御宿からしばらくはおとなしく国道で移動します。

で、お気に入りポイントの「おせんころがし」です。



ここは国道の旧道でもあるのですが、どう考えても観光バスなどがすれ違える道ではありません。



当時はこの区間は東行きの一方通行にして、西行きは山の中を大きく迂回していたそうです。



この付近の風景は外房で一番好きだなあ。





もう彼岸花の季節なんですね。



海はここまでにして県道８２号で山に入ります。



県道１７８号に移り、勝浦ダムで休憩。



次の目的地は「戸面原ダムの切り通し隧道」なのですが、何を勘違いしたのかここで山に入ってしまうとだいぶ遠回りになることに後で気づきました。
そこで目的地を夕木川沿いの隧道群に変更しました。

有名になってしまった「トンネルonトンネル」をくぐり、林道に入ります。



ここは２年前にボクスターをぶつけてしまった道ですが、今通ると「なんでそんな無理したのだ」と、己の判断力が情けなくなるくらい狭いです。

一本目！すでに奥に二本目が見えています。



二本目！ここは壁面に地層がハッキリ現れていて、それが傾いているので変な錯覚を起こしそうです。





三本目が最も長いのですが、



ここは洞床も相当に荒れています。
それでも路面は舗装されているのが房総クオリティ！



今回はこのままこの林道を走破しました。

戸面原ダムに向かう途中に「二入の巨大素掘り隧道」もあるので、健在か確認しに行こう！

房総スカイラインを走り、



途中から林道で三島ダムの上流に降ります。
房総スカイラインが有料だったころは当然このようなことはできなかったはずですが。

自然と奥米隧道を通ることになりました。



ここは素掘りではないのですが、コンクリートを吹き付けただけなので壁面はゴツゴツです。



今はもうあまり見かけなくなったナトリウムランプがいい雰囲気を醸し出します。

さて巨大素掘り隧道はと…

健在だ！ただ坑口は少し崩れています。



前回訪れた際はこの先で工事の跡があったのですが、今回は完全に見捨てられた感じでした。

北側（出口側）は木材が重ねられており通れなくなっています。



しかし巨大だ！



戸面原ダムまではそこそこ走らねばならないのですが、いつも工事中等で隧道までたどり着けたことがなかった為、なんとかこの目で見てみたいと思っていました。

移動中の国道465号のトンネルは拡張工事中。
「トンネルinトンネル」で周りを広げる工法です。初めて見ました。
これなら迂回路を作らずにトンネルを広げることができるそうです。



戸面原ダムに着いてダム湖畔の狭い道を走っていくと…
おお！これか！



これはなんだろう？岩の割れ目？を利用している？
人工なのか自然なのか…

出口側から見るとますます不思議な見た目です。



ようやくたどり着くことができ満足しました。

湖畔で休憩しつつ、帰りのルートを考えます。



さて、帰路につこう。

県道９３号のクネクネを走ります。このようなところを走るときはほとんどステップの上でタコ踊りをするような乗り方になり、シートに座るヒマがないのでなかなかに疲れます（笑）



あ、ここを通るということは「神殿」のすぐ脇か？

結局寄り道しちゃうのよね。





ここの壁面は乾いているのを見たことがない。



突き当り直前にあるこいつなんかは、絶対に穴にする必要がないと思う。



あ、ここに来たということは「永昌寺隧道」もすぐそこか？
結局寄り道しちゃうのよね。

一号隧道はキレイな五角断面。



二号隧道はまん丸断面。



もう帰らないといけないので今日は三号はキャンセル！

後は圏央道を使いどびゅーんと帰宅。

走行距離：374km
平均燃費：42.2km/L！　でした。

今回の隧道巡りでは一台の車両にも遭遇しませんでした（当たり前か）
自分の変態さ加減にちょっと辟易です（笑）
では。