伊豆に用事がありまして、翌日観光してきました。
ちょっと面白くて美味しい食堂に出会ったのでご紹介します。
2日目、ひと場所観光してお昼近くに。魚介系は前日にたくさん頂いたので、地元の方々が通う食堂みたいなところに行こうとなり、検索してみました。良い時代になったもので、近くの○○食堂がスマホに表示されます。
伊豆は観光地なので観光地価格のお店がありますよね。おしゃれな店はたいていお手頃とは思いません。東京で食べた方が安いねと思うことが多々あります。しかし今回は地元の方が主体と思われる価格のお店をピックアップして行ってみることにしました。
1件目に訪れたところは、時間が早すぎて開店してませんでした。12時少し前だったんですけどね。ネット情報で12時開店になっていたんだけど、12時少し前なら開いてるんじゃないのって、行ったんですけど情報は正しく開店前でした。少し待っても良かったんですが、少しでも家に戻るように歩を進めました。
2件目がタイトルにあるきくや食堂。町の中心部から少し外れ、大通りからも離れたすれ違いはできるが、ギリギリくらいの幅の生活道路に面していました。松崎高校からすぐ近くで、高校生も通ってる地元の雰囲気のお店でした。店内は雑多な感じはしますが、綺麗に保たれている印象です。大将と女将さんで切り盛りされている様子です。
お店に入いると、先客が一組が食べていました。大将に挨拶してテーブルに着くと女将さんが来られ、紙とボールペンを渡されました。テーブル横に掛けてあるメニューから料理名と金額を書いて会計まで持って行前払いになる旨の説明をされて行きました。お店ルールのある食堂だったのです。
メニューをみると中華が専門のようで、中国語名と日本語名が併記されています。家の近くの街中華も同じ表記で横浜中華街で修業されたそうです。ここの店主もそうなのかもしれません。
注文するメニュー名と金額を書いてレジに行くと大将が電卓叩いて合計額を出してくれて清算しました。メニューを書いて渡すのは経験したことあったのですが、その金額まで書くのは初めてで面白くなってしまいました。多分金額を覚えるのが面倒になったか、年のせいでなかなか覚えられなくなったゆえの解決策だったのでしょう。後から来店した地元と思しき人たちは皆当然のように会計にある紙とボールペンを持ち着席するのです。自分も事前にルールを知ってたらやってみたかった。
注文したのは野菜ラーメン740円とかつ丼800円と餃子5個350円。
数分待つと、4番テーブル野菜ラーメンと大将の声。テーブルの隅を見ると4と番号が貼られていました。慌てて向かいカウンターで受け取ります。注文とお水がセルフでしたので、少し予想はしていましたが配膳もセルフなのでした。後述しますが他にもセルフがあり、調理と会計、食器洗い以外はセルフだったのです。
野菜ラーメンの野菜はシャキッと香ばしく、スープはちゃんぽん風、麺多め、かつ丼は甘めのとじ汁、多過ぎずちょうど良い量、肉は叩いてない肉感を感じられる薄くはないが厚くもない厚み。餃子は少し大振りなニンニク少し効かせたタイプ。どれも美味しかったです。そりゃそうでしょう、店構えは、言い方は悪いですがくたびれた年季の入った感じです。美味しいから地元に愛され何十年も続いているのです。その証が店構え。次から次へと来店客があり、食べる前から美味しいのは予想できます。
食べながら他にも店ルールがないかキョロキョロ見回します。食事していた先客が、食器をカウンターに戻します。配膳がセルフならそうなるでしょうね。カウンターの上に返却口とありました、完全に見落とし気づきませんでした。お店ルールある食堂にビビッてたんでしょうね。とそれともうひとつ、これは人にもよるのかもしれませんが、テーブルに用意されている台拭きでテーブルを綺麗にして出ていくのです。後から来て先に出て行ったお兄さんもそうしてました。皆さんの心遣いなのでしょうが、心あるセルフシステムです。
きくや食堂ルール ※Bibio解釈
1.入店したら会計にある紙とボールペンを持ってテーブルへ
2.注文はその紙に料理名と金額を書いて会計に持参、テーブル番号も書くといいかも
3.大将が合計額を計算してそこでお支払い、前金清算
4.お水はセルフ
5.配膳もセルフ、テーブル番号と料理名でカウンターに呼ばれる
6.食器返却もセルフ、カウンターに戻せば良い
7.テーブルにある台拭きでテーブルを綺麗にして退店
お客さんはそれが当たり前と、このルールを受け入れています。常連さんの心遣いで出来たお店ルールなのかもしれません。
平日お昼に訪れたのですが、お店は繁盛していてテーブルが9卓くらいで、1テーブルだけ空いてる感じで推移してました。皆さん、さっと食べて出ていく様です。駐車場は道を挟んで確保されており停められないことは無いでしょう。
近くに行く機会があれば訪れることをお勧めします。損はないですよ。
ブログの書き終わりに「きくや食堂 松崎」で検索してみるとHPがありました。
きくや食堂HP
詳しいアクセスマップがありました。「結構穴場です」と書かれてますが、かなり穴場です。吾郎が立ち寄りそうなお店です。
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Posted at
2024/02/14 21:16:43