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aquablauのブログ一覧

2019年05月05日 イイね!

タイヤとホイールを純正から純正へ

先々月、3月21日にスタッドレスからの履き替えもあり、タイヤとホイールを交換してみました。
今までは夏用タイヤも純正16インチでしたが、今回は純正18インチです。
しかもタイヤも純正 TURANZA ER33 から純正 TOYO PROXES T1 Sport ですから、本当に純正から純正。

まずは過去記事の紹介から。

 いわゆるドレスアップについて
 https://minkara.carview.co.jp/userid/2738704/blog/39363287/

以下は引用です。
薄すぎるタイヤ(ロープロファイルタイヤ)は工学的には決して良いとは言えないということ。
レース仕様ならブレーキローターを大きくするためにタイヤが薄くなるというのは仕方ない側面としてありますし、また乗り心地など関係なく、大きな段差がないという条件で走りますから、車高も落とした方が「工学的にもより良い」のですが、運動性能面ではタイヤが薄い方がいいという訳ではないことは、記事にもある通り、レース最高峰の F1 ではロープロファイルタイヤが採用されない面からも明らかな訳です。
タイヤを薄くしてホイールを大きくしてバネ下荷重を重くして軽量ホイールを履く矛盾とか。



 アクセラ 15XD PROACTIVE を選んだ訳
 https://minkara.carview.co.jp/userid/2738704/blog/39490906/

私は変わり者なので、18インチの薄いタイヤと(赤い車に)黒っぽいアルミホイールはあまり好きではありません。
ヨーロッパ仕様のシルバーのホイールならよかったのですが。


はい、ということで新車購入時には18インチの薄いタイヤを避けたのに、あえて18インチに履き替えてみました。
理由は、

 ・ヨーロッパ仕様と同じ、後期型のシルバーのスポークタイプが手に入った
 ・16インチと18インチで乗り比べしてみたかった

この2つの理由に尽きます。



■16インチと18インチの違い

まずは、乗り心地。
履き替えた当初は、18インチでもさほど変わらないと感じていましたが、1ヶ月半乗ってみた結果、やはりアスファルトの窪みや段差を乗り越える時の突き上げ感があります。
それなりの速度で流れている中、路面に段差があると、突き上げが来ると意識するようになりました。 16インチではさほど不快に感じたことはありません。
それは同乗者からも指摘を受けました。

次に操舵性。
18インチの方がステアリングの切り始めにクイックに応答します。16インチは鈍いですね。
ただ、18インチは路面のうねりでステアリングが持っていかれる感じがあり、16インチよりほんの少しですけど、細かな修正舵が必要にも感じます。
高速のように舗装がフラットならいいのですが、路面にうねりがある国道などでは、少し反応が鈍い16インチの方が直進性が高いかもしれません。

次に、燃費。
やはり感覚的には18インチの方が燃費が悪いように感じます。
とはいえ、仮に差があったとしても1割以下で、本当に燃費に差があるのかどうかは分からない程度。
普段のばらつきの範囲内です。
そして、平地の舗装路で、40km/h からニュートラルにして転がり抵抗を見てみると、ほとんど変わらない。この辺りは定量的にデータを取ってみたのですが、意味のある差はありませんでした。

次に、静粛性。
16インチとほぼ変わらず。悪くもなっていませんが、良くもなっていません。
路面が荒れている時のロードノイズも同じ感じです。
多分、タイヤが原因だと思いますので、静粛性を気にする人はタイヤ交換がベストな解決策でしょう。

最後に見た目。
18インチの方が評判いいですね。やはり薄いタイヤはカッコいいのか。
複数の友人が、18インチの方がシャキッとしていると。
私は逆に18インチに変えた時は、少し違和感を感じたぐらいだったのですが。
もうこれは圧倒的に18インチです。

■重さの違い

インチアップすると重くなると言われているので、純正16インチと純正18インチでどのくらいの違いがあるのか、タイヤ付き1本の重量をを測ってみました。

純正16インチ:17.9kg
純正18インチ:21.9kg(タイヤ 9.8kg、ホイール 12.1kg)

ちょうど4kg も違いました。これはびっくりです。
一説には「バネ下1kgの軽量化は、バネ上(つまりボディ)10kgの軽量化に相当する」とも言われていますから、4kg×4本×10倍=160kg の車体軽量化に相当するとか?!

それはさておき、ホイールだけで4kgの軽量化を図るとすると、ホイール単体では12.1kg なので、8.1kgの軽量ホイールにしたのと同じということになります。
18インチ で 8.1kg の軽量ホイールって、ENKEI Racing NT-03+m などの鍛造ホイールあたりになります。

純正 18インチだけど鍛造ホイールは高すぎる、安くて軽いホイールにしたいという方には ATECH SCHNEDER StaG とかは鋳造ながら 8.5kg らしいですね。

■結論

山道をハイペースで走るには、明らかに18インチの方が安心感があります。大雨の中でも18インチの方がしっかりしたフィードバックがあります。
しかし、片道2車線の国道や高速で遠出のドライブをするような乗り方がメインの私には、やはり16インチが合ってるように思います。
実は当初、タイヤゲージの誤差が原因で、空気圧を低め(約-20kPa)に設定していたこともあり、乗り心地と静粛性については、良い評価だったんです。
しかし、タイヤゲージの誤差に気付き、ディーラーで正確に調整してもらったあとは、概ね上記の評価です。
現時点ではそのうち16インチの夏タイヤに戻そうかと思っています。

■ここからが本題

多くの評論家諸氏から大変評判の良い Mazda3 のサスペンションについてですが、サスペンション形式の変更による剛性の高さ、それを生かしたアライメントの変更などなどは記事にしました。

 ダブルウィッシュボーン信仰
 https://minkara.carview.co.jp/userid/2738704/blog/42751638/

ですが今回18インチと16インチを乗り比べてみて、Mazda3 でのタイヤの変更、つまりサイドウォールを柔らかくして、18インチタイヤの衝撃吸収能力を高めたのが、かなり功を奏していて、評論家諸氏の高評価に繋がっているのではないかと思ったのです。



一説によると Mazda3 の18インチタイヤの柔らかさは16インチタイヤと同程度とか。

 マツダ、新型「Mazda3」に雪上試乗。走りの秘密は進化したリアサスペンションにあり
 https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/impression/1173780.html

この記事では、現行アクセラを「荒れた路面でいつまでもゆらゆらと動くアクセラ」という表現をしていますが、私は16インチに比べると18インチの方が顕著にそれを感じます。

であれば、Mazda3 ではサスペンションやシートの進化だけではなく、タイヤの進化によっても高い操舵性を実現し、18インチの安心感と格好良さ、16インチの乗り心地の双方を手に入れているのかもしれません。
Posted at 2019/05/05 22:56:37 | コメント(2) | トラックバック(0) | アクセラ | クルマ
2019年04月23日 イイね!

ダブルウィッシュボーン信仰

少し車に興味を持った人なら、世の中には様々なサスペンション形式があることはご存知だと思います。
マルチリンク、ダブルウィッシュボーン、ストラットやトーションビームなどなど。

 【意外と知らない】サスペンションの種類と特性の違い
 https://www.webcartop.jp/2016/07/45946

しかし、従来のアクセラではマルチリンクだったリアサスペンションが、新型 Mazda3 ではトーションビームに変更されることについて、驚きと疑念を持った人は多いのではないでしょうか。

世間ではマルチリンクやダブルウィッシュボーンはトーションビームより優れているという見方をする人が多く、私もその一人だったことは、過去の記事でも書きました。

 CX-3 SKYACTIV-D 1.8 に試乗してきました(後編)
 https://minkara.carview.co.jp/userid/2738704/blog/41559106/

多くの高級乗用車やスポーツカーがマルチリンクやダブルウィッシュボーンなどの独立懸架式を採用しているのに対して、重量物を積載するトラックなどは車軸式を採用することもあって、車軸式とみなされることもあるトーションビームが、操舵性や乗り心地の点で、マルチリンクより優れているなんてありえないと思う人は多いでしょう。
中にはダブルウィッシュボーン信仰と言えるほど強くダブルウィッシュボーンこそ最上と信じている人もいるようです(これはトヨタの広報が悪いと思う)。

ところが驚くべきことに、先行で試乗した評論家諸氏によると、Mazda3 のトーションビームの出来が大変良いとのこと。

 マツダ「MAZDA3」に早くも試乗!走りの完成度の高さに衝撃!
 https://kakakumag.com/car/?id=13320

さらに、走りだして数分のうちに、この乗り心地と滑らかなロードコンタクトにおいては、このクラスの王者であるVW「ゴルフ7」を超えた、と感じたほどだった。それほど、MAZDA3の走りは完成度が高く、大きな衝撃を受けたのだ。
(中略)
さらに、驚きなのはサスペンション形式で、フロントはマクファーソンストラット式と標準的な形式のサスだが、リアは従来のマルチリンク式でなく、トーションビーム式を採用していることだ。マルチリンク式からトーションビーム式にしたことは、ともすればコストダウンとも受け取れる。だが、実際にはこのトーションビームは相当に検討を重ねて開発されており、先に記したとおり走らせてこのクラスの頂点を確信させる性能を発揮していることだ。

 新生アクセラ改め新型マツダ3の美しすぎる実物と実力
 https://bestcarweb.jp/feature/test-drive/60108

リアサスペンションがトーションビーム式へと簡素化されているため不安に思っていたが走るとCセグメントで一番ではないかというハンドリングだ

 Mazda3に見るマツダの第7世代戦略
 https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1903/11/news042.html

モデル末期とはいえ、このクラスの指標となってきたフォルクスワーゲン・ゴルフを完全に凌駕した。スタイルのためにドライバー側に寄せられて寝かされたAピラーの圧迫感。それによる室内空間の健康さの不足を除くと、ちょっと欠点がない。トーションビームアクスルで心配されるリヤサスのバタバタ感も凹凸の多い雪路で全く問題なかったことを見るとネガらしいネガは見当たらない。
(中略)
 と書きながら筆者は思う。今後出てくるマツダ車がこれより良くなったとき、一体どうやって原稿を書いたらいいのだろうか? ダメなものは愛か怒りを持って批判し、褒める時は手加減しないでちゃんと褒めることを信条としてきたが、これ以上良くなると本当に困る。

■トーションビームは一種の独立懸架

車軸式とみなされることもあるトーションビーム、と書きましたが、実際にホンダではトーションビームを車軸式と分類しています。しかしフォルクスワーゲンではトーションビームを独立懸架とみなしています。


いいサスって何?ダブルウイッシュボーンがいいの?トーションビームはダメなの?より引用)

トーションビームのジオメトリー(幾何学的な動き)を見ると、左右を繋げるトーションビームの中心が捩れることで、仮想的なアッパーアーム、ロアーアームも存在し、右と左が連結しているものの、独立性も保っているというのがわかります。
余談ですが、ダブルウイッシュボーンやマルチリンクの特長を生かすためには、長いアームと、それを確保するスペースが必要です。短いアームを無理やり狭いスペースに押し込んだだけの「ダブルウィッシュボーン」など、マイルドヤンキーやヤンジーなどを喜ばせるためだけの飾りです。
余談はさておき、トーションビームは、ジオメトリー的にはアッパーアームもロアーアームも、ビーム中心から伸びていることから、飾りだけのダブルウィッシュボーンよりも理想的な、長い仮想アームを持っていることがわかります。

■そもそも独立懸架は偉いのか

トーションビームがある程度の独立性を保っていると言いながらも、左右が繋がっていますから完全な独立懸架ではありません。
しかし、アクセラやアテンザのマルチリンクも、スタビライザーというアームがあり、左右は繋がっていて、完全な独立懸架ではないのです。


これが純正で良いのでは?と思える より引用)

この赤い棒がスタビライザーです。
アンチロールバーとも呼ばれ、左右のサスペンションを繋げて、左右のサスペンションが独立して動くことを防いでいます。荒れた路面では不利ですが、こうすることで、カーブなどでは安定性が増すのです。
スタビライザーのない車種に乗っていたこともありますが、そうするとリアが大きくロールし、そのためお釣りも大きく、山道で気持ちよく走るには怖いほどです。
(即座にオプション設定されていたスタビライザーを付けました)

■マルチリンクの弱点

現代においては、マルチリンクも完全な独立懸架ではないし、かといってトーションビームも完全な車軸式でもないというのは説明した通りです。
しかし、今までマルチリンクを採用してきたアクセラが、新型 Mazda3 への代替わりになるにあたって、あえてトーションビームを採用したのはなぜなのか、やはりコストダウンや軽量化ではないのかと疑念を頂いている人もいるでしょう。

それを理解するには、マルチリンクやダブルウィッシュボーンにも弱点があるということを理解しなければなりません。最近公開された特許から紐解いて行きましょう。


ホンダ、新型「NSX」の受注開始。1グレード展開で価格は2370万円 より引用、赤丸追記)

上の図はNSXのマルチリンクですが、見ての通り、マルチリンクやダブルウィッシュボーンは関節(ブッシュ)が多いのが特徴です。その関節に遊び(ガタ)がなければ理想的な計算通りの動きをするのですが、実際は耐久性や乗り心地の点からゴムが使われます。ゴムですから当然伸びたり縮んだりします。

【公開番号】特開2019-43381(P2019-43381A)
【公開日】平成31年3月22日(2019.3.22)
従来のダブルウィッシュボーン式のサスペンション装置は、車輪を支持するナックルと、ナックルの上部及び下部を支持する上下一対のアーム(アッパアーム及びロアアーム)とを備えている。このようなサスペンション装置では、ブレーキ時には、アッパアームが前方変位すると共にロアアームが後方変位することで、それら両アームが相互逆方向変位するため、キャスター剛性が確保できないという欠点がある。

詳細は省きますが、この特許では、従来のダブルウィッシュボーンの問題点として、関節(ブッシュ)のゴムが伸び縮みすることで、ブレーキ時にはアームの位置が変わり、本来のアーム位置からズレてしまう(剛性が確保できない)とあります。

■従来のマルチリンクでは

もちろん、サスペンションの関節(ブッシュ)にゴムを使わざる得ないことも、そのために遊びがあることも、サスペンション設計者は最初から承知しています。
それでもなおマルチリンクが使われ続けてきたのは、その遊びを利用していた側面もあります。

わかりやすい説明は、ホンダのサイトにあります。

 いいサスって何?ダブルウイッシュボーンがいいの?トーションビームはダメなの?
 https://www.honda.co.jp/sportscar/mechanism/suspension03/page2/


ここにある動画で、スリップ角が増加(横方向からの力が増加)するとブッシュ(ゴム)が縮んで、トーインになるという説明があります。

トーとはつま先という意味で、車のタイヤが内股だとトーイン、ガニ股だとトーアウトと言います。


【自動車豆知識】ホイールアライメントって何? …調整が必要な理由 より引用)

トーアウトだと、車は常にどちらかの外向きに曲がろうとしてしまいます。
そのため、一般的にリアタイヤは、直進時でも少しトーインに調整されます。
これによって関節に多少の遊びがあっても、タイヤが外を向くのを防いでいます。
(他にも工夫はあります)
カーブの時にリアタイヤが更にトーインになるというのは、カーブでは安定方向になる、つまりアンダー、曲がりにくくなるということになります。

これは、一般的には決して悪いこととされていません。
カーブでトーインにするのは、車の動きを安定させるものとして、ホンダでは意図的にトーションビームでもやっていたりします。

いいサスって何?ダブルウイッシュボーンがいいの?トーションビームはダメなの?より引用)

■マツダはトーインを嫌った

ではマツダはなぜあえてマルチリンクを捨ててトーションビームを採用したのか。
その説明はここにあります。

マツダ、新型「Mazda3」に雪上試乗。走りの秘密は進化したリアサスペンションにあり
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/impression/1173780.html
マルチリンクサスペンションでは横力が立ち上がった瞬間にブッシュがたわみ、トーイン方向、つまりは安定方向にタイヤは動いていたのだが、TBAはその際ほぼニュートラル。ロールを開始していけばイン方向に動くように設計されている。多くのブッシュを使うマルチリンクは、その動きのすべてを手の内に収めにくいというデメリットを持つ。TBAは2つのブッシュしか介しておらず、ダイレクトに動くということだ。ステアリングを切ったら切っただけ旋回していく、そんな狙いがこのサスペンションにはあるのだ。

つまり、従来のマルチリンクでは直進時でも微妙にトーインで、カーブで横方向の力がかかると、車体がロールする前にリアのトーインが増していました。
しかし、新型 Mazda3 のトーションビームでは、直進時はほぼニュートラルで、カーブで横方向の力がかかってもすぐにトーインとはならず、ロール量に応じてトーインとなる様に設計されているということです。
この動きを関節が多い=遊びが多いマルチリンクで再現するのは合理的ではありません。

■理想の動きを実現するための技術と発見

マツダにとっての理想のサスペンションの動きを再現するためには、単にトーションビームを採用するだけではなく、従来のトーションビームを改善しなければならなかったようです。

まずは左右のサスペンションを繋げるトーションビームの形状を変えたこと。形状を変えるにあたって、新しい製造方法を生み出したこと。

トーションビームには2つの相反する機能が要求されます。
1つ目は、トーションビームが曲がったり歪んだりしてはいけない。曲がったり歪んだりすると、意図しない動きになってしまう、ということ。
2つ目は、トーションビームはしなやかさを保ちたいこと。しなやかでなければ、左右のサスペンションが完全に一体となってしまい、サスペンションとしての柔らかさや独立性に欠けてしまう。
単純にトーションビームを細くしたら1つ目の機能が失われ、太くしたら2つ目の機能が失われてしまいます。

マツダは2017年のマツダ技報で、この解決策を説明しています。

 高性能トーションビーム開発
 https://www.mazda.com/globalassets/ja/assets/innovation/technology/gihou/2017/files/2017_no030.pdf



トーションビームの根元は太く、中央部は細くしたということです(作るの大変そう)。
このサスペンションはほぼニュートラルで設計されているそうですが、横からの力に負けてタイヤが外側に向いてしまっては、トーアウトになり、車が安定しなくなります(スライドするように動く)。
そこで根元をしっかりと固定して、横向きの力はタイヤの向きをしっかり固定し、しかし路面の凹凸には、トーションビームの細い中央部が捻れて独立懸架のように左右のタイヤが個別に動くようにしています。



もちろんこれだけではなく、車体の捻り剛性を上げなければ、トーションビームが捻れる前に、車体がサスペンションのように捻れてしまいます。



その上で、関節(ブッシュ)自体を遊びが少ないものに変更しています。(前輪のストラットもこのブッシュにしているそうです)

そして重要な発見だったのは、このような変更によって路面からのショックが大きくなることは、人間にとって決して不快なものではないということです。


結果的に路面からの入力については「ドンッ!」と大きくなっているが、人間はそれにあまり気が付かない。実は人間の能力を研究した結果、そちらのほうが快適であるという答えに到達したそうだ。視覚情報から人間は路面状況を判断し、身構える。ギャップを乗り越えようとした段階で筋肉が硬直。フロントサスペンションがそれを乗り越える段階では人間はきちんと受け止めてしまう。だが、リアサスペンションが柔らかいといつまでも収束しないように感じることも発見したらしい。人間の能力を最大限に活かし、前後共に「ドンッ! ドンッ!」と入力するが、そちらのほうがかえって快適だという判断だったようだ。

マツダ、新型「Mazda3」に雪上試乗。走りの秘密は進化したリアサスペンションにあり より引用)

■マツダにとっての理想は、我々にとって理想なのか

さて、実は先日、新型 Mazda3 を開発した別府主査と直接お話しする機会に恵まれ、リアサスが変更になった理由を直接お聞きし、それを自分なりに理解し解釈したのがこの記事です。

あえて書きますが、マツダが考える理想のサスペンションが、我々にとって理想なのかはわかりません。
同様に、仮に Mazda3 のサイズと車重とコストと使用目的ではトーションビームが良いとしても、他の車種でもトーションビームが良いかどうかは別の話です。
どんな車種でもトーションビームが良いんだろうと言い出したら、ダブルウイッシュボーン信仰ならぬトーションビーム信仰です。1つのサスペンション形式が最上なのであれば、ロードスターもアテンザもトラックも、全部同じ形式のサスペンションになっているはずです。
別府主査も「どんな車種でもトーションビームが良いとはいえない、サイズや重量によって異なる」とのことでした。

我々としては、あとは試乗車を楽しみに待って、自分で乗って評価してみるだけですね。
Posted at 2019/04/23 12:42:25 | コメント(5) | トラックバック(0) | | クルマ
2019年04月14日 イイね!

インジェクタ噴口部に関する特許

特許を色々検索すると、インジェクタ噴口部に関しては、トヨタ、日産、三菱など各社が、ディーゼルだけではなくガソリンエンジンに関しても様々な特許を取得しています。

SKYACTIV-D 1.5 で採用されているデンソー製インジェクタの特長である CDS ノズルとそっくりの、噴孔部にザグリを入れた形状については、意外にも日立オートモティブシステムズも様々な特許を取っています。

【公開番号】特開2017-61935(P2017-61935A)
【公開日】平成29年3月30日(2017.3.30)
【課題】
本発明の目的は、噴霧到達距離を短くすることができる燃料噴射弁を提供することにある。
【解決手段】
噴射孔形成部材の表面に形成された凹部301oと、凹部301oの内側に出口301nbが開口し噴射孔形成部材の裏面に入口301naが開口する燃料噴射孔301nとを有する燃料噴射弁において、燃料噴射孔301nは、入口301na側から出口301nb側に向かって縮径するように形成されている、または、入口301na側から出口301nb側に向かって断面積が次第に大きくなるように形成されている。

SKYACTIV-D 1.5 に採用されている、デンソーのCDSノズルと、形状も目的もそっくりですね。
特許の【課題】噴霧到達距離を短くする、とはまさにこれです。


まずは、従来のストレート孔についての説明です。

本例の燃料噴射孔301nでは、入口開口301naで燃料流れに剥離(600a,600b)が生じるため、燃料噴射孔301nの実質的な直径が実際の形状的な寸法Dよりも小さいD’(ΦD’<ΦD)になる。このため、本例の燃料噴射孔301nでは、燃料の噴射速度が速くなり、燃料噴霧の到達距離が長くなる傾向にある。

これに対して、ストレート孔にテーパーを付けた場合の説明です。
燃料噴射弁では、燃料噴霧の到達距離(ペネトレーション)をコントロールするために、燃料噴射孔の直径Dに対する長さLの比(L/D)を適切な値に調整する必要がある。特に、燃焼室内に直接燃料を噴射する場合は燃焼室を構成するシリンダ壁面やピストン表面に燃料が付着しないよう、また、吸気管内に燃料を噴射する場合は吸気管内壁面に燃料が付着しないよう、到達距離の短い(低ペネトレーションの)燃料噴霧を噴射することが求められる。図14及び図15に示す燃料噴射孔301nは、到達距離の短い燃料噴霧を実現するための燃料噴射孔の具体例である。

図14に示す第2の例では、燃料噴射孔301nは入口開口301naから出口開口301nbに向かって縮径している。凹部301oは上述した構成と変わりない。弁座構成面301gから燃料噴射孔301nへ流れ込んだ燃料は燃料噴射孔301nの中で径方向に圧縮されながら流れた後噴射される。径方向の拡がり成分はやや弱くなるが、燃料噴射孔301nの長さLを燃料が整流しきらない長さとしているため、径方向の拡がり成分は残存している。この場合、噴射速度は遅くなり、結果として噴霧の到達距離を短くすることが可能である。


本例の構成によると、弁座構成面301gの上流から流入する流れに対して、入口開口301naが大きく開孔しているために、真円である場合に比べ、剥離を抑えることが可能となる。入口開口301naから流れ込んできた燃料が燃料噴射孔301nの中で径方向に広がりながら流れた後噴射される。それによって、径方向拡がり成分を大きく、噴射軸方向の噴射速度を遅くすることが可能となるため、燃料噴射弁の噴霧到達距離をさらに短くすることが可能である。

この特許にもデポジットに関しての説明もありました。
なお、本実施例における噴射孔凹部は、デポジットが付きにくければ良く、一般的には、プレス加工が良い。表面処理等を行うことによりデポジットが問題にならないならば、切削加工や放電加工により凹部301oを加工してもよい。その他にプレス加工並みの性能が出る加工方法があれば、その加工方法により凹部301oを加工し、ウォータージェットレーザー加工によってオリフィス(燃料噴射孔)を加工するようにしてもよい。


噴孔出口近傍へのデポジット付着防止については、単独でも特許を取得しています。

【公開番号】特開2017-8877(P2017-8877A)
【公開日】平成29年1月12日(2017.1.12)
【課題】
噴孔出口近傍に残留した燃料が炭化してデポジットとして付着することによる、噴霧形状および噴射流量の変化や、排気中の粒子状物質の増大を防止する。
【解決手段】
変位可能な弁体と、前記弁体と当接して燃料をシートする弁座面と、前記弁座面と前記弁体とが当接する位置よりも弁体先端側に複数の噴孔が形成された燃料噴射弁において、前記複数の噴孔のうち、中心軸線に対して第1の噴孔軸角度で傾斜する第1の噴孔の下流側に設けられた座グリによって形成される開口面積に対して、中心軸線に対して前記第1の噴孔軸角度よりも大きい第2の噴孔軸角度で傾斜する第2の噴孔の下流側に設けられた座グリによって形成される開口面積が小さいことを特徴とする燃料噴射弁。


まずは、噴孔出口近傍にデポジットが付着する仕組みを説明しています。


図3および図4を用いて、本実施例においてデポジットが低減するメカニズムを説明する。図3は、図2に示した燃料噴射装置において、燃料500が噴射された直後における断面図である。弁体101は弁座面203とほぼ接触した状態になっている。図3に示した実施例においても、噴孔301aおよび噴孔301bの内部および下流には、残留燃料502aおよび502bが存在する。


また、図4に示した例においては、残留燃料502aは、座グリ部401a内部で界面501aを形成し、残留燃料502bは、座グリ部401b内部で界面501bを形成している。このとき、噴孔301aと噴孔301bは燃料噴射装置内部で連通しているため、毛細管効果によって、噴孔301aから噴孔301bに残留燃料502が移動する。

簡単に言えば、燃料噴射を終わらせるために弁を閉じた瞬間、燃料は噴射力を失い、表面張力で弁にほんのすこしの燃料が戻ってくるということです。

そして、どの様に付着した燃料がデポジットになるかという説明。

図6は、従来例において、残留燃料502が噴孔301方向に引っ張られた結果、弁座表面121上に液膜503として付着した状態の模式図である。座グリ部401内部には、残留燃料502の界面501が形成されている。液膜503は、時間経過によって乾燥、変質し、弁座表面121上にデポジットが形成される。


ここまでで、噴孔出口近傍に残留した燃料が炭化してデポジットとして付着するまでの過程が説明されています。
では、どの様にそれを解決するかという特許が次の説明。



図9は、本発明の第2の実施例に関して、弁体の先端を拡大した断面図である。また、図10は、第2の実施例に関して、噴霧終了後、残留燃料502が座グリ部401bに移動した際の断面図である。本実施例においては、座グリ部401は、噴射方向下流に向けて末広がりのテーパ状に形成されている。また、第1の実施例と同様に、第1の噴孔301aの座グリ部401aが形成する開口部901aの面積S1は、第2の噴孔301bの座グリ部401bが形成する開口部901bの面積S2よりも大きくなっている。本実施例では、図10に示したように、座グリ部401aに形成された残留燃料502aの界面501aおよび座グリ部401bに形成された残留燃料502bの界面501bは、残留燃料502の移動後はそれぞれ界面501c、501dとなる。界面501c、501dの曲率半径R1およびR2が等しくなったときに、残留燃料502の移動は終了する。すなわち、第1の実施例と同様に、座グリ部401で残留燃料502を受けとめ、毛細管効果で残留燃料502を第2の噴孔301bへ移動させることが可能となる。したがって、上述した理由によりデポジットの量を低減することが可能となる。さらに、本実施例においては、座グリ部401がテーパ状になっており、座グリ部401と噴孔301の間に大きな段差がないため、残留燃料502が座グリ部401aから噴孔301aに移動する際に、座グリ部401内部に残留しにくい。さらに、座グリ部401bにおいても、大きな段差がないため、次の噴霧で残留燃料502をクリーニングしやすい。

簡単に言えば、噴射終了時に戻ってきた燃料を、出口のテーパー部で受けるようにしておくと、次回に燃料噴射時に噴射され、デポジットにならないということです。

この形状、どこかで見たことがありませんか?



そう、デンソーの CDS ノズルの2つ目の形状、 Irregular sharped nozzle にそっくりです。

では、デンソーは、この日立オートモティブシステムズの特許を使っているのでしょうか。
それはわかりません。
ただ、SKYACTIV-D 1.5 の改善されたインジェクタにも、このような、従来になかった工夫が加えられているのは間違い無いでしょう。
また、SKYACTIV-D 1.5 だけではなく、新型の SKYACTIV-D 2.2 も、ペネトレーション(噴霧到達距離)を短くしている様です。

 新型 SKYACTIV-D 2.2 に採用された第4世代インジェクタ
 https://minkara.carview.co.jp/userid/2738704/blog/41132084/

最後に種明かししますが、この日立オートモティブシステムズの特許、実はガソリンエンジン用のインジェクタを想定しているんですよ。


【図1】本発明に係る燃料噴射弁の実施例を示す断面図である。


断面図はガソリンエンジン用インジェクタですね。
燃料噴射孔が縦向きで、しかもそれぞれ角度が異なるものそれが理由です。

この特許自体はディーゼルエンジン用インジェクタもカバーしていると思いますが、噴射圧が高いディーゼルエンジン用インジェクタは、燃料が噴射弁に戻って来にくいのです。しかもマツダが煤堆積の原因としてるのは、この様な生成過程ではありません。

ですから、デンソーが噴射口にテーパーを付けた理由が、この特許の目的に合致するかどうかはわかりません。単にペネトレーション(噴霧到達距離)の短縮化や、粒子の微細化だけを狙ってるのかもしれません。
ただ、液体燃料を噴射しているというのは同じですから、特許で謳われた効用もあるかもしれない、とは言えます。

また、特に最初の特許「噴霧到達距離を短くすることができる燃料噴射弁を提供すること」に関しては、ディーゼルエンジン用インジェクタでもほぼそのままの効果が期待できるでしょう。

SKYACTIV-D 1.5 は、煤の影響を受けにくいインジェクタに改善されています。
そして実際にリコールに関する不具合は、インジェクタを交換したのちはほとんど起きていない様です。
デンソーが SKYACTIV-D 1.5 用のインジェクタにこの特許をそのまま採用しているかどうはともかく、このような特許公開によって、SKYACTIV-D 1.5 用のインジェクタなどが、どの様に改善されているかを推測する一つのヒントになるかと思います。
Posted at 2019/04/15 14:33:27 | コメント(1) | トラックバック(0) | | クルマ
2019年04月12日 イイね!

SKYACTIV-D 1.5 の不具合対策に関する特許

SKYACTIV-D 1.5 では、過去2回にわたって同じ不具合原因に対するリコールがありました。

デミオ、CX-3、アクセラのリコールについて(詳細)
https://minkara.carview.co.jp/userid/2738704/blog/41078077/

低車速での加減速運転を繰り返すと、燃焼時に発生する煤が多くなり、それがインジェクタ噴孔部に異常堆積し、燃料の噴霧状態が悪化することで、さらに煤の量が増える悪循環となり、排気側バルブガイド周辺に異常に堆積することがある

この不具合対策に関して、いくつかの特許がマツダ株式会社から出されていますので、ほんの一部だけ紹介したいと思います。

特許情報プラットフォーム
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/all/top/BTmTopPage

公開特許公報 JP 2018-25178
出願日 平成28年8月12日(2016.8.12)

【課題】エンジン回転数に基づいて、燃焼室内に堆積したデポジットを焼失させるための制御の実行可否を適切に判定する。

【解決手段】燃料を燃焼室17内に直接噴射する燃料噴射弁20を備えるディーゼルエンジンの制御システムにおいて、制御装置60は、燃焼室17内にデポジットが堆積しているか否かを判定し、エンジンEの運転状態に基づき、エンジン回転数と実現可能な着火時期限界との関係、及び、燃焼室内に堆積したデポジットを焼失させるための要求着火時期を求めて、着火時期限界が要求着火時期を満たす最大エンジン回転数を設定する。そして、制御装置60は、デポジットが堆積していると判定した場合において、現在のエンジン回転数が最大エンジン回転数以下である場合に、デポジットが堆積していると判定しなかった場合よりも、燃料噴射弁20の燃料噴射時期を進角させる制御を行うよう構成されている。


見ての通り、SKYACTIV-D1.5/1.8 の構造そのまんまです。
SKYACTIV-D 1.5 のインジェクタは、CDSと呼ばれる噴射口形状になっています。



これにより、噴霧が短く、広く拡散することで、燃料と空気(酸素)がよく混じり、PM(煤)や NOx が少なくなる燃焼が可能になります。



しかし、リコールになった不具合では、燃焼時に発生する煤が多くなり(=原因)、それがインジェクタ噴孔部に異常堆積し(=症状)、燃料の噴霧状態が悪化する(=症状)ことで、さらに煤の量が増える悪循環となるとのこと。

この異常堆積の仕組みについても、記載されています。
高負荷で運転が行われると、燃焼室17内の温度が高くなり、発生したデポジットのほとんどは焼失する。しかしながら、低負荷での運転では、燃焼室17内の温度があまり高くならない。このため、低負荷での運転が繰り返されると、デポジットが焼失せず凹部20dに堆積する傾向にある。特に、燃料噴射弁20の凹部20dは、燃料噴射弁20の本体20aの外面から凹んでいるため燃焼ガスから遠く、且つ凹部20dの表面積が比較的大きいので、凹部20d内の空間が比較的低温になりやすい。また、噴孔20cから燃料を噴射する際に噴孔20cが燃料の気化熱で冷却されるため、これによっても、凹部20d内の空間は低温になりやすい。このため、凹部20d内のデポジットは、焼失されずに堆積されやすくなる。
このように燃料噴射弁20の凹部20d内にデポジットが堆積すると、噴孔20cから
の良好な燃料噴射が妨げられ、燃焼室17内での均質な燃焼が行われず、燃費の悪化等の問題が発生する。
リコールに書かれていること、そのまんまですね。

そして、どの様に異常堆積した煤(デポジット)を焼失させるかも記載されています。
なお、凹部20d内に堆積したデポジットを焼失させるためには、燃料噴射弁20の表面温度で例えば250°C以上の温度を必要とする。上述のように、燃料噴射弁20の凹部20dは、燃焼室17の中でも温度が上昇しにくい箇所であるから、燃料噴射弁20の表面温度をそのような温度以上にするためには、筒内最高温度(換言すると燃焼ガスの最高温度であり、圧縮上死点での筒内温度に相当する)を通常より格段に高い温度、例えば1500K(または1227°C)以上にする必要がある。したがって、本実施形態では、デポジット焼失制御のための要求筒内温度を1500K(または1227°C)以上とする。

燃料噴射弁20の凹部20dのデポジットを焼失させるために、本実施形態では、制御装置60は、通常運転時(デポジット焼失制御を行わない時である。以下同様とする。)よりも燃料噴射時期(燃料噴射開始時期)を進角させることにより、燃焼重心位置を進角させて、筒内最高温度を高め、デポジットの焼失に必要な燃料噴射弁20の表面温度を所定値以上に上昇させる。

また、インジェクタに煤が堆積しているかどうかを自動的に判断し、必要に応じて警告灯を点灯させる機能も付加させているようです。



ここで使われてる数値(100km とか 70km とか)は、特許出願用の説明であるため、実際にこの数値と回数を使って判定しているかどうかはわかりません。
しかし、DPF の再生間隔を見ながら、自動的に異常判断をしているというのは間違いないとは思います。

SKYACTIV-D 1.5 も最初のリコール直前にはエンストなどの重篤な不具合が発生したという報告が見受けられましたが、今現在はブログなどを検索しても、警告灯が点灯してインジェクタを交換したという報告は散見されるものの、重篤な不具合が発生したという報告は見当たりません。

2回目のリコールにおいて更新される最新のエンジン制御プログラムは、煤堆積の改善処置内容としては記載されていないものの、煤堆積にも関連する、様々な改善もされているとメーカーからの情報とも合致します。
また、時々3000回転程度まで回した方が良いという話もその際にありましたが、それを裏付けるものでもあります。

ディーラーの整備士に聞いても、リコール前はインジェクタ交換が多かったが、今は随分少なくなったとのこと。

 再びインジェクタ交換
 https://minkara.carview.co.jp/userid/2738704/blog/42646879/

この様に、制御ソフトウェアの改善により、不具合に至る前に警告灯が点灯するように改善されている様ですし、また、私の様に軽微な症状であってもインジェクタを交換する事例も散見されます。

一時期は話題になったリコールですが、インジェクタの改善だけではなく、こういった地道な対策も進められているというのがわかります。
Posted at 2019/04/13 09:02:51 | コメント(3) | トラックバック(0) | リコール | クルマ
2019年03月31日 イイね!

マツダ純正フレームレス自動防眩ルームミラーの取付け(流用)

だいずぱぱさんのブログでマツダ純正フレームレス自動防眩ミラーを流用した記事(整備手帳)を拝見して、自分でもやってみたくなった記録です。

 マツダ(純正) アテンザ純正 フレームレス自動防眩ミラー
 https://minkara.carview.co.jp/userid/2405487/car/1914305/9744799/parts.aspx

方針としては、車体のハーネスに手をいれることはせず、またルームミラーにも手を入れないこと。よって、変換ケーブル(中間ケーブル)を作ることにしました。

材料:
コネクタは下記の2つでした。
 ー 住友電装025型10極TSシリーズFコネクタ(端子付)/10P025K-SMTS-F
 ー 日本圧着端子製造株式会社5極 B05B-AHCMKK

ケーブルはこれ。
 ー 協和ハーモネット UL耐熱ビニル絶縁電線 黒白赤黄緑青茶 各2m UL1007 AWG24 2m <7>



材料が揃ったので、変換ケーブル(中間ケーブル)作成に取り掛かります。



黒:GND
緑:REV リバース信号
青:ING イグニッション信号

皮を剥きます。
端子を圧着します。圧着には電工ペンチが必要です。
(圧着の仕方はこちらを参考に。)



3本に端子を付けたら、反対側の芯線を出します。



黒いコネクタ(向きに注意)の右側から青、黒、緑と半田付けします。



白い端子にはこのように差し込みます。
細いマイナスドライバーで奥までグググっと差し込んだから、



コネクタの浮いているところを、



カチッと固定します。(こうしないと端子が固定されず、また相手側コネクタに差し込めない)



これで中間ケーブル完成。



ルームミラー裏のカバーは左右方向に引っ張って外します。
手前に引っ張らないでください。
中央を少しだけ押しながら、左右方向に水平に引っ張るイメージです。
とても硬いので、カバーの爪を割らないように気をつけてください。
(ディーラーでも時々割ってしまうそうです)
フロントウインドウに接着してある爪の受け側を割ったら、フロントウインドウ交換だそうです。

私は先日のインジェクタ交換の時に、ついでにディーラーで外してもらいました…。



ルームミラーを外します。
(T20 トルクスドライバーが必要です)



フレームレスミラーを取り付けたらこんな感じ。



ケーブルを上手いことカバーの中にしまい込んで、カバーを取り付けたら完成です。

正直、取り付けるまでは「まあ取り付けても満足度は大したことないかな」と思っていましたが、取り付けたら意外と満足感が高かったです。
高級感もあるし、視界も少しだけ広がって結構いいですね。

最後に、だいずぱぱさん、情報ありがとうございました。
Posted at 2019/03/31 21:38:50 | コメント(2) | トラックバック(0) | アクセラ | クルマ

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