トラスト ターボキットの取り付け その8 完成
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
長編に渡ってトラストのターボキットの取り付けについてお伝えしてきました。
自分の覚えと、ターボ化検討中のDIY派の皆さんへ少しでもヒントになればなと思い記録しました。
ここからはトラスト製ターボキットの取り付けを終えて、ターボ化に踏み切った自分なりの考えです。
ターボ化を決意した3つのポイント
◇コストパフォーマンスの高さ
単純にパワーアップを狙うならピカイチです。
もちろんNAにはNAならでの良さがあります。
フィーリングやレスポンスの良さは圧倒的にNAの方が良いでしょう。
ただ、掛けた費用に対しての効果を感じにくい点は否めません。
私は普段の使い勝手の良さ、快適さも重視したい方なので、どうしても車重は重たくなってしまいます。
なのでパワーが必要でした。
まあそこは好みの問題でしょう。
2
◇作業のポイント
ザックリ言うと、緩める、締める、切る。
これだけです。
「締める」のも、しっかり締めるか規定トルクで締めるかだけなので難しいことではありません。
寧ろ、ネックになるのは「緩める」です。
本編でも記載しましたが、アルテッツァは一番新しい年式でも13年前のものです。
経年による錆びや熱による固着が少なからずあるでしょう。
これによって、対象物が外れない、又は外そうとすると折れるということが起きてきます。
それなりに対処方法はあるのですが、ここが一番の心配ドコロです。
なので私はターボキット購入前に、できる限り排気系パーツの固定に使われているボルトやナット類を緩めてみました。
もちろんラスペネなどの潤滑剤をしっかり浸透させ、インパクトレンチもしくはスピンナーや鉄パイプを使って確実にトルクを掛けました。
中途半端な事をしてナメたら何にもなりませんから。
幸いな事に、私の車は全てのボルトナットが素直に外れてくれました。
(後にエアコンコンデンサのところで大変な目にあいましたが)
この事がターボキット購入を強く後押しすることになりました。
逆を言うと、DIYでのターボ化を検討している方はまずこれをやってみないことには何も始まらないと思います。
(ボルトが緩むと、気も緩み、更に財布の紐も緩んでその日の内にターボキットを注文することになると思います)
3
◇最大のポイント
「自分でやれそうだった」からです。
これってすごく重要ですよね。
自分の大事な愛車を自分で手を入れて育てていく。
DIY派の私は、自分で何かをやる事自体が好きなんですからどうしようもありません。
完成品のプラモデルを買うか、自分で作るかの違いです。
もちろん一長一短。
4
ターボ化に伴い、今後の予定というか取り付け待ちのパーツもあります。
トラストの10段オイルクーラー
アルテッツァ用の中古ですが、ステーが欠品してるので自作するしかありません。
上側ステーはタービンキットの付属品を使用するので、下側だけ何とかして車体と固定できればそれでいいです。
現在、コアを黒く塗装しようか悩み中。
オイルでタービンを冷やすので、オイル量は多い方がいいし、また少しでも温度を下げた方がいいです。
5
追加メーター類
ブースト、水温、油温、油圧計です。
ブースト計は以前からついていたバキューム計と既に入れ替え済みです。
電源配線もセンサー類もそのまま使い回しでいけます。
お手軽です。
油温、油圧についてはサンドイッチブロックにセンサーを取り付ける都合上、オイルクーラーと同時装着になります。
最低でもセンサーの取り付けだけは一緒にやる必要があります。
車を壊さない為にもコンディション把握は必須。
副次的効果で見た目がレーシーになるのもいいです。
(実はこっちが主目的?)
ブースト計はメーターフードの右側に設置、残りの3つはメーターの左側の予定。
※追記
別記事にありますが、油圧センサーが巨大なためスタビライザーに干渉します。
ターボキット装着には不向きですので、Defi等のセンサーが小型なメーターを選ぶ必要があります。
後日、全てDefiに交換しました。
NAであれば角度調整で逃す事ができるので問題ありません。
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ブーストコントローラー
既にトラストのプロフェックが待機しています。
エンジンも距離走ってるんで、ブースアップをするつもりはありません。
最大ブーストは変更せず、立ち上がり方だけ変更しようかなと。
7
最後に
取り付けに当たり、それなりの経験と工具と時間は必要です。
タイヤ交換程度は自分でやるからといってできるレベルのものではありません。
その場から車を動かせなくなる可能性もあります。
場合によっては、結果的にショップに依頼した方が安あがりだったという事にもなりかねません。
危険だってあります。
おどす訳ではありませんが、様々なリスクを承知で臨む必要があります。
とは言え、取り付け作業に当たり特殊工具は必要ありません。
全て一般的なものばかりです。
(さすがにホームセンターで3000円くらいで売ってる工具セットでは無理ですよ)
サンダー(グラインダー)は持ってないという方でも、ホームセンターに行けば数百円でレンタルもできますし、安いものであれば3〜4000円で買えます。
ただ、何度もお伝えしたとおり、経年劣化による錆や固着が最大の難所となります。
それに対処するための工具や機材は必要となるでしょう。
こればっかりは人によって対応方法が異なると思います。
この点を除けば、
・ナビの取り付けができる
・足回り交換ができる
・エキマニ交換ができる
これらの事を単独でやれる技量と自信があればターボキットを組むことはできると思います。
あとはやる気の問題です。
だからと言って勢いだけでやれるというものでもないので、無理だけはしないようにしましょう。
最悪の場合、命に関わることになります。
8
私はDIY派なので、自分で手を入れていくことでどんどん車に対する愛着が湧いてきます。
同時に自分の車についているパーツの管理やメンテナンスに必要な情報を得ることもできます。
もちろん素人作業なので、いくら時間をかけて慎重にやってもプロの技の前では足元にも及びません。
精度も見た目も到底敵いません。
でも、自分でやることに意義を見出していますし、それがまた楽しいんです。
更にいい事に、DIYなので工賃はゼロです。
プロに頼むと工賃がいくらかかるのかはわかりません。
私は、仮に、お金を払うからやってくれと頼まれてもやりたくありません。
それなりに車が新しい状態ならまだしも、経年劣化があることでどんなトラブルが発生するかわかりません。
作業途中で古くなった部品を破損させてしまったり、どうやっても外れないボルトがあったりする可能性もあります。
報酬をもらってやるには責任がついて回ります。
何かあったら対応する必要もあります。
なのでショップに頼むとそれなりの工賃になるのは当たり前だと思います。
私は、良くも悪くも全て自分に返ってくる自分の車だからやれるのです。
満足も後悔も全て自分のものです。
なので、工賃ゼロどころかプラスだと私は考えます。
他人様に楽しみを取られてはたまりません。
話が逸れました。
人それぞれ、色んなスタイルで車と付き合っていると思います。
どれが正解というのはありません。
私は私で、このスタイルで車ライフを楽しんでいます。
きちんとメンテナンスしながら、ずっとこの車と付き合っていきたいと思います。
最後に、この整備手帳を読んで、一人でも多くの方に「自分でもやれそうだ」「ターボ化する踏ん切りがついた」と思ってもらえたら幸いです。
以上でトラスト ターボキットの取り付けに関する整備手帳は終了です。
お付き合いありがとうございました。
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