頑固親父の宮崎ラーメン

今日は鹿児島経由で宮崎に来ました。

四国で毎晩飲んだくれていたせいか、人間ドックで血糖値が高かったので今回はなるべく控えようと固く？心に誓いました。

何食べようか悩んでいたら悪悪親父の友人がラーメンを勧めるので、一度も食べたことのない宮崎ラーメンへ。

繁華街は遅くまでやってるみたいですが、故障した膝が痛むから歩きたくないのでホテル周辺を探したら店仕舞いが早い店ばかり。
歩くのが遅いので到着したら閉店間際。
なんと18時オーダーストップ、18:30閉店！


二階の店舗に入ったら、お客は一人もおらず、カウンターに怖そうな頑固親父だけ。
((((；ﾟДﾟ)))))))

食べログにカウンターのみ喫煙可と書いてあったので「カウンターでタバコ吸っていい？」と聞くと禁煙だと言います。
わかった、いいよ、いいよと言ってセルフサービスの水を取りに行っていると、親父が換気扇の近くのカウンターの端に喫煙席の看板を出して、「ここで吸いなさい」と。
いいの？と聞くといいよ、いいよと意外に優しい頑固親父でありました。

餃子と飲むつもりじゃなかったエビスビールを飲んでいると、「ビール飲んだら吸いたくなるよね」
聞くと最近タバコをやめた、うるさいジジイの客が煙たいと文句を言うので禁煙にしたと言います。
「昔はくわえ煙草でラーメン作っていたが、誰にも文句言われなかった。煙いならよその店に行きゃいいんだ。俺も客を選びたい」笑笑

券売機には「餃子5個」と書いてあったのに、何故
か8個で登場。


店仕舞い早いね？と聞くと、「昔は2:00までやっていた。もう71だからそんなに働きたくない」「20歳で店開いてもう51年やってる。一代で50年やってる店は近辺じゃ他にない」らしい。

宮崎のこと、宮崎交通の栄枯盛衰、シーガイアの体たらくの話などを聞いてビールを飲み終わってから、ラーメンを作ってもらいました。
客はほとんど昼間の客らしく、僕の後には一人だけお兄ちゃんが「まだいいですか」とやって来ただけでした。


チャーシュー麺800円也。
豚骨ベースですが博多とも鹿児島とも違うまろやかなよいお味でした。珍しくスープまで全部いただきました。

ラーメンを食べていると、頑固親父に似合わない？上品で清楚な銀髪の奥さんが登場してたくあんをサービスしてくれたので残さずいただきました。

また来るよ、と言うと「悪いけどすぐ忘れてしまうから言ってください。タバコ吸っていいから」と言うので、じゃあ客が少ない今頃の時間に来ますと言って店を出ました。

頑固親父のお陰でラーメン一杯の旅情を楽しむことができました。ありがとう。



わらじ
0985-26-1629
宮崎県宮崎市高千穂通2-1-35