スロットルポジションセンサーの点検及び調整。

微妙なエンジン不調を梅雨の晴れ間を狙って完治に向け作業してみました。

始まりは、4月から5月にかけて、オイル漏れの修理からその後エンジン不調に陥り、その後、一旦は治ったものの、アイドル及び低回転域での微妙な回転数の変動(ムラ)とアクセルを踏み込んだ際の少しの息継ぎが気に掛かってました。
※めちゃくちゃ調子が悪い訳でも無く、普段乗りで偶に症状が出て、少しギクシャクする位の状態でした。

今までの不調と修理の履歴から色々と推測し、スロットルポジションセンサーの位置に問題があるのでは？との見解に至り、今回、ダメ元で原点に戻りスロットルポジションセンサーの点検からやり直しをする事としました。

整備書に沿って各スロットル位置での抵抗の有無と値を確認していきます。

以下、整備書より抜粋
※コネクターの3端子の順は、上からPSW、E、IDLの順です。

1.スロットル全閉時にE端子とIDL端子間に導通が有る事を確認する。

2.スロットルレバーとストッパーの間に1.0mmのシックネスゲージを挟み、この時にE端子とIDL端子間で導通が無い事を確認する

3.スロットルバルブを半開にして、E端子とPSW端子間に導通が無い事を確認する。

4.スロットルバルブを全開にして、E端子とPSW端子間に導通が有る事を確認する。

以上を確認した所、全てに問題無し、但し、調整をして行く中、以下の各スロットルレバーとストッパー間の隙間位置で導通位置のズレを確認しました。

標準値は、
1.スロットルレバーとストッパー間の隙間0.4mmで導通あり
2.同じく0.7mmで導通無し

私のロドは、上記2の位置でも導通が確認されましたので、スロットルポジションセンサーの位置をテスターを当てながら、0.7mmで導通が無くなる所まで回して標準値となるよう調整しました。
序でに接点復活剤も塗布しておきました。

調整箇所は赤丸の2箇所、7mmのスパナを使われるのがお勧めです。

ボックスラチェットは入れづらく、ドライバーでは確実に舐めてしまいますから！

試運転の結果、低速からの踏込みでも息継ぎも無く、アイドル状態も安定しバッチリの状態になりました。

やはり、アクセルの踏込み始めに息継ぎが発生していたので、スロットルポジションセンサーのアクセルの開け始め辺りの0.7mmの導通が悪さをしていたのでしょうね！

こんな事なら早く調整すればよかったと思います。