ちょっと私事ですが身辺に色々とありまして日があいてしまいました。
おまけに現在40度近い熱で地獄を見ています。
医師の診断は「甲状腺の急性の炎症」だそうで「数日で自然に治るからそれまで我慢して」ってさぁ…
ていうか熱冷ましの頓服が効かねぇぇぇ…
なんでこんなに病気にばっかかかるんでしょうか私は。
それはそうと24日の夜時点ではまだ元気だったので「大野雄二ルパンティックジャズナイト」に行ってまいりました。
長岡なんで1時間もかからないだろうと思ったら余裕で1時間以上かかり座席に座ったのは開演3分前の18:57でした。
予想外だったのは客層で若い人はほとんどおらず大半が60歳前後の方々ばかりで私はジャケットなんぞ着込んで行ったんですが
普通にTシャツ短パンサンダル姿の客も多く「やっぱり長岡だな…」と思いました。
肝心の演奏ですがこれが日本の超一流プレーヤーが揃ってるだけあってすごいのなんの。
トランペットの松島さんの音圧の凄さに圧倒されドラムの市原さんは71歳とは思えないほどの大音量のドラム。
エレキギター担当の和泉さんがMC担当なのですが「抜くとこはちゃんと抜いて力をセーブしてるんです」と言っておられましたが
最初から最後までほぼ全曲ドラム叩きまくりの曲ばかりで汗をかくので途中水飲みタイム(1分程度ですが)が3回くらい入りました。
予想外だったのは大野先生の体力を考慮して公演時間は90分と短めなんですがたっぷりと大野先生のソロがありました。
特に途中自らが作曲された「NHK小さな旅のテーマ」のピアノソロ演奏があり感激しました。
とにかく90分間最後まで全く切れ目なく「銭形のテーマ」なんかも哀愁漂う感じではなく派手にアレンジされ
とにかく観客みんなでアゲアゲで盛り上がろう!っていうもう最高の演奏会でした。
全員が神ががってる演奏を披露してくださいましたがベースのミッチー長岡さんがこれまた素晴らしく
ドラムの市原さんと阿吽の呼吸で絶妙なベースコントロールをしていて速度を調整していました。
アンケート用紙が配られたんですが「Q.今日の演奏会はいかがでしたか?」という質問に対しては全員が全員
「すごくよかった」に○付けたでしょ。
本当にこれほどレベルの高い演奏を目の前で見せつけられるともう平常心でいられなくなります。
終了後はあまりに凄い物を見せられたのでしばし呆然としてしまいましたが会場スタッフの「早く帰れ」圧力がすごくさっさと帰りました。
1週間前の長野県の上田で行われた公演はチケットが最後まで完売せずちょっとがっかりしたそうですが
長岡はわずか2日で完売という人気ぶりでメンバーの皆さんとても喜んでおりました。
それと大野雄二さん自身の語りが数分間あったのですが「この長岡は私の親の出身地でありまして
ここへ来ると「あー帰ってきたなぁ」という気分になるんですね」と話されていてだから長岡なんですね。
これからも全国の田舎を回り本格的なジャズなど聞いたことのない人にその素晴らしさを伝えていってほしいですね。
いや、これほんとレベルと質が凄い演奏会なので90分でチケット5500円は激安に感じました。
サックスの鈴木さんはアルトとソプラノ両方のサックスを持ち換えて使っていたんですが超絶的テクニックで圧巻でした。
ていうかこれこれから行く先々の会場近くの高校の吹奏楽部でサックスとトランペットやってる部員は見に行ったほうがいいんじゃないかな。
ほんとすごいです。トランペットは本当に圧巻でした。
Posted at 2021/06/26 03:10:54 | |
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