YMOサウンドに毒されて40年弱、大スポから「細野さんの展覧会やってるよ」との情報。
細野さんを始め、お三方についてはスケッチショウ辺りまでは聴くこともあったのですが、わりと古い音源で満足してしまっていることもあり最近の彼らの情報には疎くなっていました。
そういいながらもiphoneには古典とも言われそうな彼らの作品が愛聴盤として入っています、興味がないわけではありませんのではせ参じることに…。入り口ではお茶目な少年時代の細野晴臣さんがお出迎えです。
場所は六本木ヒルズ展望台です、10/21に訪れた際は入場券売り場で行列。時間が惜しく出直すこととしました。お祝いムードの残る、明けた23日が公休日でしたので再訪、30分ちょっとで展望台に上がれました。泰安洋行のジャケット風記念撮影ボード。ファンならご存知、ユーモアあふれる細野さんらしいセットです。
ついでに東京空中散歩、この企画、細野さんの歴史と展望を楽しめる2本立てが嬉しいです。
芝公園方面、最近は東京タワーが埋もれつつあります。
逆光になってしまいましたが、楽器の塔がそびえます。YMO時代はエレキベース半分、両手の人差し指でオクターブで奏でるシンセサイザーベースというスタイルでした。
生誕から現在に至るまでの貴重な資料とコレクション、氏の愛用の楽器が展示されています。
こちらは等身大にプリントされた現在のスタジオ。メインのキーボードはKORGのシンセサイザーTRITONだったかな?。
今は録音や、主たる音源もソフトウェアとハードディスクで行っているようです。
一時期、私もDTMをかじっていましたが、PCの更新でVISTA→WIDOWS8になった際に愛用していたDAWソフトのSONARが対応できなくなりました。流行にのってCUBASEに乗り換えたのですが…覚えるのに四苦八苦、そのうち写真に時間割くようになってしまったので使いこなす前に休眠してます。

こちらはスタジオにあるトイ楽器、音が出るものならいつか使えるだろうと、ついついコレクションしてしまうそうです。
一世を風靡したサンプリングマシンイミュレーターのユニットだそうです。今は壊れてしまいメモリーが読み込めないとコメントされていました。
展示の合間に東京俯瞰の図をサンドイッチしつつ、こちらは芝浦~お台場方面。
こちらはハワイで買ったという不思議な楽器、三味線ぽいけど弦の数が合わないそうです。
こちらはイミュレーター、憧れました。キーボードの横に5inchi FDDが付いていて画期的でした。昔は電子メモリーってカセットテープで「ピ~ガーーー」でしたから。FDDでサンプリングデータを読みこうのですが、未だ未発達なので録音しても圧縮されて微妙に違う音になっていたとか…その変化を気に入っていらしたようです。まあ、騒音や生活音でリズム刻めるものって他に無かったですから…。YMOですと1981のWinterliveのステージで登場してます、スタジオワークとしては細野さんのソロで活躍した楽器でYMOでは使っていないんじゃなかったかな?
こちらもソロで使っていたというYAMAHA DX7です。
余談になりますが個人的には30万もする楽器には縁がなく、バイトで稼いだお金で10万前後くらいの電子楽器を買っていました。Roland αJUNO-2、TR505(ドラムマシン) YAMAHA FB-01(小型FM音源) RorandD-10(初のデジタルシンセ)、αJUNO-2を下取りに買ったのがYAMAHA SY85(デジタルシンセ)でした。
YAMAHAはSY85は小室哲也氏も使ってまして篠原涼子さんの「愛しさと…」のPVでSY99の上に置いてあったと思います。あとAKAIのS-3000サンプラーとか持っていましたがほとんど使いこなせてなかった。社会人になって資金繰りできるようになったのに触る時間が減ってしまった。これまで所有していた楽器で、手放して残念な1台はClavia Nordleda1は残しておくべきだったと後悔しています。後期の12音ポリだったので使い勝手が良く軽く、音も良かった。
しかし金も場所も無かったのでシンセサイザーを買い替えるときに下取りに出してしまいましたが、音がとても気持ち良かった…残念。SY85とNordlead1は今でも好きな楽器です。
そういいつつ今、手元にはKORGのTrynity V3(オプション無し)とAlesis micron(赤)、BOSS SE70が残っています。FDD3.5inchi動くかな?
次はRolandのVP330…これ細野さんというより教授(坂本龍一さん)の愛器の印象が強いです。
ボコーダーという楽器でマイク入力の音声とシンセサイザーの音を合成して音を出す楽器です。
またまた脱線しますが上述の手元に残っている機材のSE70はマルチエフェクターの初期のもの。ディレイやらリバーブやら、ディストーションなども再現できます。
シンセサイザーとマイクを繋げばボコーダーになる優れもの。70000円ちょっとしましたが、広告見て反射的に家を飛び出し横浜まで衝動買いに行った思い出の機材です。あれほど決断の早かった買い物はなかったかな。Technipolisの「トキオ」のコールとかBehaind the maskのヴォーカルパートのロボットボイスで有名。SE70はRoland系なので近い音が出ると思うのですが…もう25年も稼働していないのです。
こちらもテクノ時代のリズムマシンRolandTR808やTR909等々、左奥のRolandJupiter8…今持っていたら値打ちものです。20代の頃ただで姉妹機のJupiter4を譲ってくれる話が合ったのですが置く場所が無く断りました…後悔先に立たず。
そして、今でも欲しいと思う…SCI PROPHET5
名器以外の何物でもありません…ほんとに好きな人はRev2が80年代のYMO時代とかこだわりがあるようですが私の場合ストライクゾーンが広いのか、あの形と同じ音ならOK。後期のRev3にMIDI付なんていいですね。もっとも今なら手のかからなさから、復刻したPROPHET6でもOKなくらいですが新品で40万もするので多分買えないだろうな…そもそも楽器触ってないし…。ウッドパネルの作りが黎明期の電子楽器らしく、高級感にあふれていました。
ここから弦楽器が大勢を占めます。こちらはエレキベースですね、
細野さんも72歳、何かの取材で「最近は楽器担ぐのが重い、重い」とこぼしておられました。
練習用に買ったギターとか、買って触ってみたけど合わなくてしまいっ放しのものとか。
展示の裏側にて展望を…横浜方面、背が高いのはランドマークタワーです。
奥多摩などの山方面です。
どこかひっそりとした雰囲気もいい感じ、左手の壁の裏側は細野ワールドで溢れています。
さて左手の壁の裏側はPOPなどが掲示されていました。
ソリッド・ステイト・サヴァイヴァーのジャケットはカッコイイ。
後半は世界の出来事と細野さんの近況などが照らし合わせで年表になってました。
すごい本数のギターをお持ちです。
レコーディングには一度しか使っていないものとか…違いの分かる御仁はすごい。
民族楽器やら不思議な打楽器、とにかくジャンルを選ばない音楽性です。
細野さんは再生YMOの東京ドームliveで拝んだことがありますが、ほぼ最後部でしたので実際はオーロラビジョンで拝観させていただいた思い出が…ソロでは幸宏推しだったこともあり95年と96年にliveに行ったことがあります。
これは今回のキャラクター、細野さんは絵も上手なので落書きからうまれたのでしょうか?
展示を見終えて、後は北側の展望を楽しみます。
この写真、個人的に気に入ってます、下の道路は六本木通り、高架部分は首都高速3号線
手前、緑の多いエリアは青山霊園その先には新宿副都心。
新宿にズーム、ドコモタワーにコクーンタワー、「東京や~」byみつは
地上に降りて毛利庭園を歩いて、テレビ朝日の売店を冷やかし…。
森タワーを仰ぎます、陽は西から射しますが、未だ14時前
ビルの下蜘蛛のオブジェ越しに一枚。
次期、愛車(嘘)ミニクーパーが正規ディーラーに展示されていました。これは3気筒1.5ℓのクーパーです、4気筒2.0ℓのクーパーSになるとボンネットとバンパー下部にエアスクープが追加されます。
何故知っている?カタログ見るだけなら…ネ。