何シテル?で呟やいた第1話(+α)の所感をまとめて再掲します(編集・加筆あり)
尚、掲載はタイトルの五十音順。
※画像が付いてないのは1話切りした作品です。
『異世界スーサイド・スクワッド』
くじらさんと子安さんの声が聞こえたので視聴決定(笑)アメコミ原作でいいのかな?ヒロインのキャラデザが好みだったので観てみたけど、設定に既視感あったり展開が雑な点はあるものの意外に悪くなかった。ただ、WIT STUDIOにしては少々作画が…。異世界要素が吉と出るか凶と出るか不明だがちょっと追ってみよう。
『異世界ゆるり紀行』
双子がかわいい。うん、双子がかわいい、ただそれだけのアニメかな。『とんスキ』っぽい雰囲気も含めて異世界転生ものの良くない意味でのテンプレ。何も考えず双子の可愛さを楽しむだけのBGVとしてなら需要あるか。
『俺は全てを【パリイ】する』
1・2話。天性のチート持ちでなく只管努力の人の主人公には好感が持てる、いや好感しか持てないが、その他の設定が雑過ぎるのとヒロインが悪い意味でのアホなのでイラつかせられる。シリアスかコメディか立ち位置がはっきりしないのもマイナス。そこが呑み込めるのならアリかも。
『かつて魔法少女と悪は敵対していた』
キュゥべえはどこの世界でもク◯、はっきりわかんだね。ボンズ制作15分枠且つ悪の参謀と魔法少女とのほのぼのラブコメというなかなか珍しい仕様。淫獣に騙されてブラック労働環境に追い込まれ万年過労欠食状態な魔法少女ちゃんが相当におツライかわいい。今期の癒し枠最右翼。
『義妹生活』
父(母)の再婚で義理の妹(兄)ができるという工口漫画でお馴染みの設定。そういう関係にならないようにしようと言いながら結局はそういう関係になるんだろ、というのが見え見え。でそうなってもおそらく叡智なシーンはカットだろうから、ならば最初から工口漫画を見る方がお得。
『恋は双子で割り切れない』
1・2話。双子姉妹と幼馴染み男子という工口漫画では…ってもういいですかそうですか。タイトルから想像したのと違って中々濃密なNTR、NTRせモノでネチネチドロドロしててヨカッタ。描線もシンプルだけどえちくて◎。主人公の性癖が歪みやしないかちと心配。
『この世界は不完全すぎる』
キャラデザが好みじゃなかったので一旦はスルーしようとしたけど、観てみたら『逃げ若』の次に心がざわつくなかなかショッキングな内容だった。胸糞要素はあるんだけど決して強い人間じゃない主人公がそれに抗い立ち向かって行く姿が格好良い。先が気になる。
『しかのこのこのここしたんたん』
PV100点本編10点。冒頭のナレーションでお察しだった。これPV制作者さん相当の凄腕だな。
『小市民シリーズ』
これ『氷菓』と原作者さんが同じなのね。主人公カプが小市民であろうとすることにこだわる理由は何なのか。推理ものは好みではないけど甘味ジャンキー小動物なヒロインちゃんかわいいし主人公も嫌味ギリ手前レベルで留まってるので許せる。作画もいいし話の運びもまずまず。昨夏唯一気を吐いたラパントラックの制作だからきっと大丈夫。
『先輩はおとこのこ』
漢字充てると「男の娘」なやつ。いかにも今時だなと思ったがよく考えたら『ストップひばりくん』とか昔からあるな。当然意識高い系のテーマは避けて通れなくて主人公への偏見描写や主人公の母親の男らしさへの異様な執着とか不穏要素もあるけど恋愛要素とうまくバランス取ってくれたら割と観られそう。
『ダンジョンの中の人』
コメディー系。ちゃんと作ってはある感じはする。サマレンの制作会社だし。主人公があまり可愛げがないタイプで(ゆるキャンのりんちゃん系)それほど惹かれなかった。これからデレるのかもしれないがまあそれでもちょっとムリかな。リアタイで追わずとも一挙見で足りそうな気がする。
『天穂のサクナヒメ』
大空直美劇場。原作は稲作ゲームとして数年前話題になったRPG。コミカルだけど締まった雰囲気があるのが良い。監督も『有頂天家族』の方なので大丈夫だと思われる。それにしてもP.A.WORKS同クールに3本ぶっ込んでくるとかなかなかのイカレっぷりである(いいぞもっとやれ)
『菜なれ花なれ』
P.A.WORKS十八番の青春群像劇、の筈なのだが、癖のある色彩設計、漫符多用した表現演出、スパイダーマン並みのファンタジーな運動能力の準ヒロイン、セリフがくぐもって聞こえる音響処理、こなれていない脚本etc.とネガティヴ要素多すぎ。特に準ヒロインの設定が視聴スタンス定まらなくしてて一話切りした人多数と思われる。切っても良かったけどP.A.WORKS制作だし温情で。
『逃げ上手の若君』
衝撃の、いや本当に衝撃の第1話だった。情緒が追いつかない度は『金カム』並みかもしかしたらそれ以上かも。これはなにかとんでもないものが始まったかもしれない。
『ばいばい、アース』
自分以外に同族(種族としての人間)がいない世界でルーツ探しの旅に出る少女の物語。転生とか俺ツエー系ではないシリアスファンタジーもの。なかなかに緊迫感もあって興味を持って最後まで観られた。無用なおちゃらけおふざけが無く視聴に集中できるのも好もしい。
『VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた。』
のんのんのなっつんが成人したらきっとこんななんやろなあ。あやねるのあやねるによるあやねるを楽しむ作品だと言い切ってもほぼ間違いではないと思われる。全編消しになってないピー音入りまくってて草。ネタ切れしなければ面白そう。
『魔王軍最強の魔術師は人間だった』
1・2話。笑えないのでコメディ要素ない方がいいな。主人公最強っぽくないしハーレムものにしたいのか女キャラがやたらとベタベタしてくるし。目玉が無いから色んな要素ぶっ込みました的な空気を感じる。中学生が書いたなろう系。
『負けヒロインが多すぎる!』
かおす先生、かおす先生じゃないか!負けヒロインというより駄目ヒロインだよね。あと女子の制服がヘン(何だあのリボンは)鬱要素のない俺ガイルとか友崎くんとかそんな感じかな(テキトー)作画はさすがのA-1。お気楽系としてキープで。
『魔導具師ダリヤはうつむかない』
異世界転生発明少女モノ?本好きの下剋上っぽい要素もあるけどほのぼの系寄りかな。良くも悪くも、どちらかと言えば悪い意味でケレン味というかフックに欠ける。
『真夜中ぱんチ』
炎上動画配信者とバンパイアとのめくるめく愛と野望のドタバタ系コメディー。P.A.WORKS今期三作の中ではいちばん勢いあって面白かった。それにしても動画配信や配信者をネタにした作品最近やたら多くない?
『女神のカフェテラス』2期
1・2話。反省が長続きしないのかな手塚プロは(イラリ 2話にして作画がアヤしいカットが其処此処に。美少女動物園は作画が命だと一体何度言われれば身に沁みるのだろう。あと、原作準拠とはいえヒロインさらに5人も増やすとかラブライブじゃないんだから。個人的には応援してる作品なのでとにかく万策尽きないことを祈る。
『ラーメン赤猫』
猫に労働法は適用されない。あ、うん、そうですね…。てっきりネタ枠だと思っていたけど全然ちゃんとした話(っていう言い方も失礼だな)だった。地に足が着いてるし滋味があるというか普通にリピートして見たくなる魅力があるのがいい。覇権とかそういうタイプの作品じゃないけど大いに気に入った。
事前チェックする余裕が無かったので無料配信サイト(主にTVerとABEMA)に上がってくるのを、明らかに好みに合わないなという作品を除いて片っ端から観まくりましたが、初回に限れば意外に合格レベルの作品が多いなという印象でした。
とは言え、前期も同じようなこと言っていながら途中切りした作品が結構あったので、今の時点で今期は豊作と言い切ってしまうのは憚られますが。
現時点でどれももう大体2-3話まで話が進んでいますが、そこも加味して個々の作品を見ていくと、A-1(『逃げ若』)とクローバー(『マケイン』)は演出と作画に加えインパクトと面白さも一枚上手で流石だなという印象。
両作以外だと、話の面白さでは『このふか』『小市民Sr.』『赤猫』が、ギャグ系だと『V伝』、ラブコメ系は『まほあく』ラブコメではない恋愛もの(ちょっとドロドロっぽいけど)では『ふたきれ』、ヒロインかわいい系だと、キャラ被りですが『まほあく』と『小市民シリーズ』に光るものがあるかなと思います。
あと、自分はリストから落としましたが『【パリイ】』もヒロインに難ありな点を除けば概ね好印象だったので、なろう系が好物であれば一度視聴をお薦めしておきたいと思います。