先月のダメな買い物（2022年8月分）

先月は漫画の単行本が３冊と月刊誌が１冊。

くちべた食堂


タイトルに使われている「食堂」というワードから想起する程、話に“食”が絡んでこないのが残念。逆にそこが手当てされれば俄然魅力が増すと思う。現状だと微笑ましいふわりとした百合モノに留まってるけれど、そういうジャンルが好きならお薦めはできます。ちなみにAmazonのレビューでは高評価多数。先月２巻目も出たみたいだけど個人的にはもう十分かな。


あんじゅう ／ 第１巻


デビュー単行本が大ヒットして一躍アダルトコミック界の人気作家となった幾花にいろ先生の一般向け作品。高校の先輩後輩だった女子二人のルームシェア生活の風景がコメディータッチで描いてあり、サラリとしたためたた感じの手触りなのに、心をくすぐるフックが幾つも仕込まれていて、にいろ先生こういうとこほんと上手いなあと。一般誌に連載してる別の作品も単行本出てるのでそっちも買ってみるつもり。


ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される ／ 第１巻


同名の人気ラノベ原作のコミカライズ。ツイッターの広告で流れて来たのを試し読みしたら存外に面白かったので。少女漫画脳な為、元々シンデレラストーリーは好物なのに加え、ヒロインがそばかすで長身の残念美人というのも個人的にはグッとくるポイントだったり。最新４巻まで一気買いしたい気持ちを抑えて（夏コミの新刊購入ではっちゃけてしまってな)、イケメン主人公がどうやって自己評価が低いヒロインの誤解を解き距離を縮めていくのか、一巻ずつゆっくり追っていきたいと思います。


まんがタイムきららMAX ／ 2022年10月号


今月は買わないつもりだったのに、『こみっくがーるず』がちょっと心にじーんとくる話だったので、ついついレジに持って行ってしまいました。くっ、来月こそは…


あと、ダメな買い物の方ではないのだけれど、ついでに同じく先月購入した書籍をタイトルだけご紹介。

世界の傑作機スペシャルエディション 川崎Ｃ-１



福野礼一郎 スポーツカー論



両方とも読み応えあって至極満足。特に後者は自分の中でなんとなく感じていたり考えていたりしつつも言語化できなくてモヤっとしていたことが解明され明快に述べられていて、ずっと喉に支えていた魚の骨が取れたみたくスッキリ、大いに溜飲を下げました。