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2014年09月15日 イイね!

新型WRX STIに乗ってきました


「べ、べつにあんたが目当てで来たわけじゃないんだからねっ!」



ツンデレ台詞は男が吐くものじゃありませんな。すみません。

今を遡ること二週間前、友人の商談にかこつけてディーラーに同行し、WRXSTIに試乗してまいりましたので、その際の印象を徒然なるままに以下、綴ります。

WRXと名のつく車に最後に乗ったのは、確かGRBのA型だったと思うので本当に久々です。
試乗に供された車両はビル足とBBSホイール標準のType S。高額な車ということもあり幾分緊張しながら運転席に乗り込みます。乗降性は良く視界も良好。この辺のフレンドリーさはやはりセダンですね。スターターボタンを押してエンジン始動するとジェントルにドスの利いた排気音がいい感じで気分と緊張感を高めてくれます。(※ちなみに、今回の試乗は市街地中心コースで、日常の使い勝手を中心にチェック)

シートポジションを合わせて出発。パワーシートは楽でいいなあ。幾分おっかなびっくりな感じでクラッチを繋ぎましたが、むずかる素振りも見せずスルリと発進。下が無いかと思いきやパワーデリバリーはスムーズ。クラッチのミートポイントもわかりやすい。シフトもストローク短めで確実に決まりますが、もう少しタッチにカチッとしたフィーリングがあれば尚良し。

ステアリングは重めですが妙なクセはなくストレートな味付け。必要な情報はしっかり伝えつつ雑味はカットされていてフィールは上々です。D型のステアリングホイールは個人的にあまり好きではないのですが、格段操作に支障があるわけではなくこの辺は好みの問題ですね。

信号の続くセクションにさしかかりストップ&ゴーを繰り返しますが、ステアリング、クラッチ、シフトの操作力の調和がとれていて運転のリズムがとりやすいせいか意外にギクシャク感はなし。ギヤレシオも適切なのでしょう。

乗り心地は堅めでショックは正直に伝わってきます。でも、鋭さは無く瞬時に減衰してくれるので不快には感じません。お腹いっぱい食事した後に乗っても問題なさそう。ビル足の良さもあるのでしょうが、ボディの強さが効いているように思いました。

幹線の混雑から離れ、車の少ない住宅地を通り抜ける道へ。カーブの切り返しやクランクで挙動を見ますが、遅れもおつりも無く車体の動きに終始一体感があり、1の入力に対して正確に1のフィードバックがあるので、安心して車を動かせます。

住宅地を抜けて再び幹線道路へ合流。道が空いていたので少しアクセルを踏み込んでみると、アイドリング+αの回転域からでも瞬時にレスポンスし、シュンと滑らかに加速。パワーカーブに澱みがなく且つマナー良く躾けられている為、3000rpm辺りまでしか回さずとも充分な満足感が得られます。ブレーキは効きもフィールも素晴らしい。自分が乗ってる軽のつもりでペダル踏むと思いっきり前につんのめりました。ヒール&トゥ時は要注意。

そうこうしてるうちにディーラーに到着し、約二十分の初試乗は無事終了。

したのですが…


次の日。とある理由でもう一度試乗したい衝動に駆られ、迷惑になるとは思いつつ再びディーラーへ。
担当セールスさんに理由をお話ししてお願いしたところ、快く試乗を段取りしてくださいました(Tさんありがとう)

と、いうことで念願の「後席インプレ」が実現する運びとなりました。
セールスさんにハンドルを握っていただき、自分は助手席側の後席に陣取り、前日と同じコースを回ってもらいます。

後席も前席同様乗降性はマル。背が低い(足が短い?)自分にはショールームに展示してあったXVやフォレスターよりも乗り降りが楽に感じられました。リヤガラスの面積が広いおかげで明るくルーミー。視界は、直前方はヘッドレストで遮られますが、運転席と助手席の間から斜め前が充分に見えますので閉塞感はありません。レッグルームの余裕も十二分にあってリラックスできます。でも、室内寸はインプレッサと同じはずなのに、こちらの方が広くて居心地がいいと感じるのはなぜかしら。

シートは張りのある堅め。座面も高くヒップの落ち込みも少ないので、お尻から太腿にかけて圴一に体重を支える感じになり、長時間乗車でも腰への負担は少なそうです。背もたれの角度はもう少し立っててもいいかなと思いますが、着ていたのはTシャツ+薄いインナーで、通常はもう少し衣類の厚みがあることを考えると丁度いいのかもしれません。

静状態でのチェックを終え、走り出してもらいました。前席より排気音が多少大きめに聞こえますがこもった音質ではないので耳障りな感じはしません。セールスさんはリヤスポイラーの風切り音も入ってくると仰ってましたが、自分はニブいせいかさほど気にならず。

乗り心地の印象は前席とほぼ同じで、堅いと言えば堅いのですが荒っぽさは微塵もなし。表現としてはおかしいと思いますが「正確な乗り心地」とでも言えばいいのでしょうか。また、途中、安全な場所でちょっとやんちゃに車を振ってもらいましたが、ホールドも良好で不必要に体を揺さぶられることはありませんでした。

さらに、これは特筆すべきことだと思いますが、驚くべきことに楽しいのですよ、後席が。当然ステアリングは握ってないのですが、前席に劣らず車との一体感が密なので、あたかも運転しているような気持ち良さを味わえます。リヤシートなんて欠伸して居眠りする場所だと思ってたのに、そこが楽しい車があるなんて目から鱗でした。ああ、厚かましいを承知でやっぱり乗って良かった。

正直、試乗前は、進化したと言っても従来同様出来の良い改造車レベルの車だろうと想像して貶す気満々だったのですが、まさか手放しで褒めちぎることになるなんて。車体も足回りも駆動系も全てが磨かれ洗練されており、今までのWRXが荒馬なら新型はサラブレッド。もう、レベルというかクラスが違うではないか。S2○○とか作る必要ないのでは?とまで思ってしまいました。

とはいえ欠点が全くないわけではありません。いくらEJ20が名機といっても、さすがにこの燃費は誉められたものじゃありませんし、軽量化への取り組みも甘い、また中身と価格に見合った独自性の高い見た目が欲しい(カラバリも含めて)という怨みはありますが、それでも、通勤に使う必要がなく、今手元に自由になるお金が五百万あったら即座にハンコ搗くでしょう。個人的希望ですが、もし同じ車体、同じ乗り味で2.5リッターのNA積んだ仕様が出たら、S4と同じ値札をぶら下げられても絶対買います。

結論として、この車、WRXという以前にまっとうで上質な一台のセダンとして大いに魅力的だと思います。高価格、高品質、高性能な車はあっても、上質さを感じる日本車って意外と少ない中、濃密な世界と爽やかな乗り味を兼ね備えた希有な存在ではないでしょうか。少しばかり褒め過ぎた気もしますが、一スバルファンの応援と受け取って、メーカーには天狗になることなくチャレンジと精進を重ねてもらいたいと思います。

実のところスバルには、レヴォーグの件で幻滅していたのですが、これでちょっと見直しました(ほ、ほんとにちょっとだけなんだからね!)

スバル、やればできるじゃないか!まったくもー(怒)



追記
件の友人はめでたくBRZ成約と相成りました。誰がどんな車を買おうと心乱されることはそう無いのですが、今回は本当にうらやましい。いや、うらやまくやしい!

○○君、慣らしが終わったら運転させてね。

Posted at 2014/09/15 20:39:35 | コメント(4) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2012年01月15日 イイね!

エスティマハイブリッド

出張話その2。一昨日の出張のアシは会社の先輩のエスティマハイブリッド(AHR20)でした。

自分も運転させてもらったんですが、感想は、ありきたりですが “速い・静か・快適”。速さと静かさはモーターのおかげ、落ち着いた乗り心地は電池(の重さ)のおかげでしょうか。
車体は確かに大きいですが、視点も高いしバックモニターなどのアシスト装備のおかげで、思ったより取り回しには難儀しなかったのが意外でした。

ハンドリングもスポーティという類いのものではありませんが(そんなだったら逆に困る)、きちんとステアリングインフォメーションもあり、(他人様の車なので緊張していたのかもしれませんが)少なくともハンドル握っていて眠たくなるようなことはありませんでした。どっしりとした、運転というよりは操船という例えの方がしっくりくる感覚でしたが、ミニバンのハンドリングとしては好ましく思えました。

運転するにも乗せてもらうにも移動手段としては申し分なし。よくできた車だなと感心しましたが、オーナーである先輩に伺うと、「収納スペースがないのが不満」とのこと。
コンソールも含め空間にはぎっちりバッテリーが詰められているので、前に乗っていた先代エスティマと比べると小物を入れるスペースがないに等しいそうです。ノーマルとの価格差については「10年乗ることと、その間の燃料代の差額で充分ペイできる」ので、納得して購入されたそう。

自分の用途と嗜好を考えると全くアウトオブ眼中ですが、そういう必要性が生じた場合は有力な選択肢になり得ると思いました。ハンドル握る前は、退屈な車なんだろうなと思っていましたが、実際運転してみると、ハイブリッドも含め車として好印象でちょっとトヨタを見直しました。


※ちなみに今回の燃費は、市街地・峠・高速を含む約500㎞を、交通の流れを妨げない速度で走って、13.9㎞/Lでした。
Posted at 2012/01/15 13:57:45 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2008年03月09日 イイね!

Sugoku Tanoshii Impreza

Sugoku Tanoshii Imprezaフォレスターの試乗を終え、ショールームでコーヒーをいただきながらセールスさんとしばし雑談。そうこうしているうちに出払っていたインプSTIが戻ってきました。

押っ取り刀でドライバーズシートに乗り込みローギアにシフト。過大に重くはありませんが踏み応えのあるクラッチがスポーティなモデルであることを主張しているようで、それなりの気構えを持って走り出しましたが、なんと走りやすいこと。発進時のトルクこそわずかに細さを感じさせますが、パワーの出方がスムーズでミッションの繋がりも良く、予想外にコントローラブルでした。SIドライブも試しましたが、S♯モードの4千回転からの伸びとアクセルレスポンスの良さにうっとり、かといってIモードが単純な我慢仕様でないことにも感心しました。

ハンドリングも、GDBやレガシィのターボモデルではフロントヘヴィな印象が常に付いてまわっていたのでそれを一番心配していたのですが、そういったネガは感じられずとてもバランスがとれているように思いました。乗り心地については、さすがに路面の凹凸はよく拾いますが、ショックの角がとれていて収束も良いのでロードインフォメーションとして許容できる範囲のもの。フォレスターとは反対の意味で好ましく感じられました。

先代のGDBにはA、B、C、E型と試乗したことがありますが、どの型も程度の差はあれ鉄の箱に入れられて蹴っ飛ばされているような乗り味で、正直自分の技量では操作だけでいっぱいいっぱいでした。しかしGRBは、短い試乗時間でしたがへっぽこの私でも運転を楽しむだけの余裕があり、全開でなくても楽しめる間口の広さを身につけたように思います。三百万超という価格は今の自分には非現実的なものでありますが、それ(と視覚的な訴求力の弱さ)を差し置けば、自分の目にはマルチなパーソナルカーとして非常に魅力的な存在に映っています。

今回、両者(車)を試乗して感じたのは仕立ての良さ。ボディ剛性なんかも充分以上に強いのですが、それが突出して主張することもない。エンジンも足回りも同じ。いい意味で気に障るところのない車に仕上がっていました(逆にSTIではそれが欠点と捉えられてしまうかも)それだけに内外装デザインの芸の無さが惜しまれます。スバル様、見た目が九割なのは人だけではないと思いますが。

追伸 GRBで気になった点がひとつ。交差点を曲がったり車庫入れをするようなステアリングに大舵角を与えた時、前輪が引っかかるような感触がありました。試乗した個体のみの症状なら良いのですが。
Posted at 2008/03/09 03:25:14 | コメント(4) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2008年03月09日 イイね!

フォレ惚れ

フォレ惚れ昨日、190Eのドライブの帰りにスバルのディーラーに立ち寄り、遅まきながら担当セールスさんにBHから190に乗り換えてしまった事へのお詫びを申し上げに行ってきました。13年来の付き合いであるセールスさんは少し残念そうでしたが、「好きな車に乗るのが一番ですから、しかたないですよ」と言ってくれ、しかもフォレスターとインプSTIの試乗を薦めてくれました。おお、なんて心の広い方なのでしょう。宝くじが当たったら、定年までに彼からあと一台は買って上げようと秘かに心に決めました。

前置きが長くなりました。まずはフォレスター(2.0XS AT)に試乗。
モデルチェンジでボディが大きくなったのを懸念しておりましたが、回転半径が小さいのと運転席からの見晴らしが良いためか取り回しには苦労しませんでした。電動パワステも予想以上にリニアなフィールで好印象。

走りですが、ロールはありますが穏やかでむしろ安心感につながる性質のもの。乗り心地は望外。通常ならは明確に不快感を感じる大きな段差や突起もテロンという感じでいなし、ボディはビビりもシェイクもしない。動力性能もNAで全く不足なし。加速は必要にして充分ですし、ブレーキも良く効き、ATも4速のハンデを感じさせず全く痛痒のない走りっぷりを披露してくれました。

スタイリングとインテリアデザインにはもの申したいところがないではありませんが、そういう情緒的な部分をのぞけば、非常にまとまり良く魅力的な乗用車だと思いました。絶対的な全幅の大きさがあるので、両脇に車が停まっているスーパーの駐車場での乗り降りには注意が必要でしょうが、オール・イン・ワンのファミリーカーを選べと言われたら自分は躊躇無くこの車にするでしょう。

充実した装備とお買い得感のある価格設定なので、インプレッサとレガシィからフォレスターへのシフト組が増えるやもしれないと思いました。
Posted at 2008/03/09 03:12:57 | コメント(5) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ

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