
2022年の4作目、完成しました。
名前の由来である最高速度220マイル(約354km/h)を目標として開発され、レーシングカー並みの性能とラグジュアリーを両立させたスーパーカーがジャガーXJ220です。
開発当初は6L V12エンジンを載せ4WDとする予定でしたが、かなりの重量増となることやハンドリングへの影響が大きいといったことから3.5L V6ツインターボのMRレイアウトに変更を余儀なくされた経緯があります。
最大出力542ps、最大トルク65.6kgmを誇り、実際は220マイルには届かなかったものの216マイル(約347km/h)の最高速度を叩き出しています。
販売面では、世界的不況やV12エンジンが搭載されなかったことへの不満などもあり、約280台の販売に留まりました。
日本への正規輸入もなかったとのことです。
キットはタミヤ製。
エンジンまで再現されたフルディスプレイとなっています。
このキットは中学生ぐらいの時に一度組んだことがあり、タミヤ缶スプレーでブリティッシュグリーンに塗装したのを憶えています。
当時はエアブラシなんて持っておらず、ボディ以外は全て筆で塗っていましたし、当然、出来も悪かったですね(~_~;)
今回は約25年ぶりの再挑戦となりました。
ここ3年ほどエンジン付きのキットを組んでいなかったせいか、組むのがかなり面倒くさく思えてしまいました(^^;;
ただ、そのまま組むとなんか味気ない感じがしたので少しパイピング等を自作しました。
エンジンが見えるクルマですしね。
ワイドかつ伸びやかなボディが忠実に再現されており、まさにスーパーカーという佇まいですね。
正面から見るとかなり平べったいです。車高も実際に1,150mmとかなり低く、乗り降りが大変そうですね。
このボディスタイルが要因だと思いますが、左右でドアミラーの位置が違っています。
横から見ると前後オーバーハングがやたら長く、ちょっとバランスが悪いかも(^_^;)
高速での直進安定性はどうだったんでしょうか。
リアビューからは何やら得体の知れない只者ではない雰囲気が漂っていますね。
「JAGUAR」のロゴが無ければどこのクルマかちょっと想像はできなさそうな…。
ボディは、調色したメタリックブルーをエアブラシで塗装後にガイアのExクリアーでコートし研ぎ出ししています。
エッジが少ないため研ぎ出しはラクでした。
ただ、さすがのタミヤといえども30年近く前のキットということもあり、ウインドウパーツの合いが今ひとつで、削って調整したもののピッタリとはいきませんでした。
このクルマの特徴のひとつがこのリトラクタブルライトです。
大半のリトラクタブルはカバーが跳ね上がることでライトが出現しますが、XJ220は下にカバーが下がる仕組みになっています。
キットでもこの仕組みはちゃんと再現されており開閉できるようになっています。
ワイパーはショボ過ぎたので、モデラーズのエッチングに交換しました。
インテリアはタンを基調としたシックな雰囲気になるように塗装しました。
実車写真を見ながら塗装したんですが、ダッシュボードの塗り分けがよく分からず……
説明書の指示も曖昧なので半分想像で塗装してます。
プラ棒でバックルを作り、シートベルトを追加、ダイソーの貼れる布でカーペットを再現しました。
いよいよ完成間近!というところでトラップがありました…
経年でシャシーが若干歪んでるせいか、ボディを被せても全然合わず…。
一般的なカーモデルのように、ボディとシャシーのツメを引っ掛ける構造になっておらずただ被せるだけなので、どうしても浮きが生じてしまいました。
そのため、タイヤハウスとボディの隙間にポリパテを接着剤代わりに詰め込み、強引に合体させています。
久々にフルディスプレイのモデルを作りましたが、手間がかかる分、完成の時の嬉しさも大きいですね^_^
ブログ一覧
Posted at
2022/09/08 21:29:51