一日毎に秋が深まっていますね。
芸術の秋
読書の秋
運動の秋
旅行の秋
食欲の秋
睡眠の秋・・・
皆さんはどんな秋でしょうか?
私といえば・・・
物欲の秋です【笑】
何故か、いつも中国に出張中に沸々と沸き上がり、ポチっちゃうんですよね・・・【汗】
(秋には関係ないか・・・【笑】)
で、今回は・・・
タミヤの「Tam Tech Gear(タムテックギア)1/12 ポルシェ935ターボ」です。

一昨日届きました・・・
プロポ、バッテリー、車両がセットになった「お手軽完成版」です。
発売時期は2007年頃ですので、すでに10年以上経過したデッドストック品です。
定価が29,800円ですが、格安でGET!
Amazonでは50,000円位で出品しているのもありますが・・・
タイヤ(ゴム)の劣化が気になりましたが、まだいける感じ。
完全未開封の新品。
動作確認を行い、完動品であることに感動!
各部のディテールを確認しますが、流石タミヤ。新車のポルシェ930ターボを購入し、全バラして研究し、モールド型を起型しただけのことはあります。
(が、再び組み上げることが出来ず、ポルシェ・三和のエンジニアに依頼して組んでもらったというエピソードあり。)

基本的にポリカーボネイトであるために、細かな造形で表現は困難ですが、デカール等で完全にその雰囲気を醸し出しています。
実は私、小学生の頃はプラモ少年(一時はスロットカー)、中学時代は電動ラジコンカーにどっぷりとハマっていた少年でした。
ラジコンは、タミヤの1/12 ポルシェ934(Vaillant)と三和のプロポでデビューしました。(1976~77年頃)

当時のボディはプラモの流用でプラスチック、バッテリーは単一4本(ナショナルの黒がすぐなくなる【涙】)、シャーシは薄い鉄の板(ジュラルミン?)
ラジコン自体には大いに感動したことを覚えています。
が、とにかく遅くて、でもへたくそなもんだから、フロントのバンパーガード(細いピアノ線)なんか関係なく、プラスチックのボディへもろダメージ、ギアの摩耗、フロントサーボのシャーシからの剥離(
貧相な両面テープが直ぐ剥げる)、リアのシャフトはとにかく良く曲がった・・・
当時のタミヤの小鹿にスペアパーツを何度も依頼した。(当時は代金分の切手を送った。)
その後、ファイバーのシャーシ、ブラックモーター、Ni-Cdバッテリー(たしか6V)、急速充電器(12Vバッテリーから供給)、サンドイッチタイヤ!!等を投入し、少年は狂ったのでした【笑】
(地元のプラモ屋主催のレースで2位に!)
その後、「AYK(青柳金属工業)1/12 アルピーヌ・ルノー RX1200」(写真上)
このマシンはRRでモーターが後軸より後ろにあり、オーバーステアでコントロールが難しかったです。
このマシンでは、京商(左右にバッテリを分割し、バランスが良かった)のライバルに勝ち優勝!!その時の景品のタミヤのF2は友達に譲った記憶があります。

マルティーニ ポルシェ 936-78 ルマンのボディもあり。少年はなぜポルシェを選ばなかったのか?【爆】)
そして「AYK1/12 ビッグ マーチ76S タイプ2」を購入。このマシンはとにかく安定して速かった。素晴らしい走りに感動したのをよく覚えています。
そしてこのAYKブルーのラインのマシンは常勝マシンでした。
高校に入学し、残念ながらラジコンからオーディオに趣味が移り変わりました。
当時、私のAYKのマシンは早くてバランスが良いと地元で有名だったらしく、高校の友達の友達(見知らずの人)が譲って欲しいというので、何の躊躇いもなく譲渡。
おそらく、レコード購入の資金になったのではないかと思います。
今から思えば残しておくべきだった・・・残念。
で、昔話が長くなりましたが、そんな昔、RC少年だった私が、現代(といっても10年は経過しているマシン)のRCに触れてみると・・・
驚愕です!
超軽量(バッテリーも小型化)で4輪独立懸架!シャーシのねじれしか知らない私には「なんじゃこれっ!?」の世界です。
まあ、今更極めるつもりはさらさらないのでおもちゃ感覚ではありますが、メカ設計を行ってきた私にとっては、RCから離れていたこの40年の間の変化に、少々カルチャーショックではあります。
しかし、「ホイールトリガー」のプロポ(1970年代終盤には出始めていた。)は難しい。旧式のスティックタイプの方が旧式の人間になマッチしていますね【笑】
実にマルティーニラインはいかしてますね!935のボディラインが際立ちます。
私の911の中でのベストは「RSR」であり、シルバーボディのマルティーニが「best of 911」なのですが、タミヤはRSRのプラモデルの版権をフジミに握られているため、商品化が出来ていないようです。
非常に残念な話です。(サーキットの狼時代からフジミは版権を持っている。)
50過ぎたおっさんが・・・と笑っていただいて結構です。
ただ、そのまた昔は「リモコン」で有線(コード)で繋いだ戦車(タミヤ)を砂場で走らせていた時代も知っている、少年の純粋な感動が蘇るのです。(更にそのまた昔はマブチの水中モーターを付けた船で川で遊んでいた【笑】)
当時の感動が蘇ることって、豊かになって何でも出来る現代では、意外と希薄なことではないかと思います。
そんな昔から現代につながる感動、些細な感動かもしれませんが、その積み重ねが、心豊かな人生になるのではないかと、私は考えています。
そんな私ですが、物欲の秋は、感動の秋でもあることに気がつきました。
皆さんもそんな感動してますか?