COMTEC CRS-3000エンジンスターター不具合のための点検
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
一昨年の冬場に不調に陥ったCOMTEC製エンジンスターターでしたが、色々と試行錯誤を重ねなんとか完全復活を果たしていました。
が。。。また不調となりまして。。。
前回は、エンジンはかかるものの、アンサーバックする前に停止してしまうというものでした。
結果、エンジン始動を判断する電圧差が何故か認識できなくなったみたいで、設定変更をすることで復活を遂げました。
今回は全く違う症状でした。
12月に入り寒さが厳しくなってきたためエンジンスターターを使用しましたが、家でも会社でも問題無く始動できました。
が、先々週(12日の週)ぐらいから、アンサーバックせずに、日に日にエラーが出る回数が増え出し、15日ぐらいから何度やってもついにエンジンがかからなくなりました。
症状からみても、リモコンからの出力そしてリモコンへの受信能力が低下したのかな~と思いましたので、完全復調から2シーズン目であり、まだまだ電池の能力不足にはなっていないものと思ってはみたものの、これしかないよな~と。。。
で、100均とはいえ、三菱製のボタン電池(CR2032×2個)に交換してみましたが。。。
ダメでしたね~(涙)
家の中からリモコンで始動を試みましたが、エラーとなりエンジンが始動しません。
2
となると、そもそものエクストレイル純正のキーレスリモコンだよね!と、こちらのボタン電池も交換してみましたが。。。
やっぱり同様にダメでした(涙)
ちゃんと本体がリモコンと送受信できているか確認するために、車内に移動し、リモコンを操作したら問題無くエンジンがかかり、アンサーバックが返ってきます。
これは正直悩むな~。。。ということで、その日は諦めました。
時間を見つけて本体の取付け状況を点検しないとな~と先送りにしたら、大雪に見舞われまして、一番活躍してくれる時にエンジンスターターが使えないという、まさにあるある状態となってしまいました。
一応、どういった状況でエンジンがスタートしないのか、帰宅時に3階の職場からエクス君を見ながらリモコン操作をしてみると、テールランプが点灯する(メインスイッチON)、そして消灯する(エンジンがスタートしない)を3回ほど繰り返してからエラーが帰って来ます。
これは前回の不調時とは全く違う症状です。
①メインスイッチがONになる。エラーが帰って来るということは、相互に電波が届いていると判断。→リモコンの電池容量は問題無い
②そもそもセルモーターが動いていないので、イモビライザーが解除できていないのでは?
と考えると、自ずと点検する場所を絞ることができます。
3
で、25日(日)に時間を見つけて点検をしてみました。
まずは、イモビライザー通信ユニットの位置がずれて(貼付けていた場所から剥がれたとか)しまい、位置情報が認識できなくなったかの確認です。
シフトノブとシフトパネルを取り外しますが、シフトパネルを力ずくで引っぺがすと、赤丸のコネクターで繋がっている配線を切断してしまいますので要注意です。
これは、パネル照明の配線でしょうかね。
4
赤丸内に見えるのがイモビライザー通信ユニットです。
剥がれ落ちていませんでしたね~
ここが原因ではないですね。。。
5
ステアリング下のロアパネルを外し、エンジンスターター本体とコネクターを点検しました。
寒くなり、配線類の柔軟性が無くなっていました。
もしかしたら、コネクター内外の端子が配線に引っ張られ接触不良を起こしていたのかもしれません。
結構、取り回しで余裕が無くギチギチになっていたので、それぞれのコネクター先で配線の余裕というか自由度を持たせてみました。
赤丸がイモビライザー通信ユニットへのコネクターです。ここもハーネステープでがんじがらめにしていたため、もしかして、別のDIYの際に、引っ張っていたのかもしれません。コネクターをハーネステープから外し、少しの引っ張りにも耐えられるようにしました。
青丸はメインコネクターです。ここも配線がキツキツでした。
黄丸はドアロック・アンロック線のコネクターですが、ここが一番引っ張られていましたね(汗)
いずれ、コネクター先から急な角度をつけて引っ張られることがないように自由度を持たせました。
この状態で家の中からテストをしてみたら、バッチリとエンジンスタート!そしてアンサーバックも返って来ました。
これは直ったかも!!
翌朝に問題無くリモコンでエンジンがスタートできたら万歳ですが。。。
って、テスト結果が良好だったので、全て元に戻しましたけどね(笑)
※①26日、27日の朝、夕と問題無くエンジンスターターが使えています。復調しました。
※②今回の不調から学んだこととして、原因が接触不良とした場合、配線の取り回し時はコネクター前後の配線の自由度を考慮すべしということですかね。
コネクターは内部の端子の嵌合があってこそ接続が完了します。配線が引っ張られると、端子の嵌合が弱くなり接触不良となる可能性があります。また、端子への配線のカシメが弱くなるとこれまた接触不良を招きやすくなります。配線の取り回しも実はとっても重要なんだな~と改めて学ぶことができました。
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
[PR]Yahoo!オークション
関連整備ピックアップ
関連リンク