
ステアリング周りの作業がとりあえず一段落しました。
このテストとは別に高速道を走る機会があったので、クルーズコントロールスイッチ類のテストも行い、問題なく作動することが確認できました。
セミディープコーンタイプのステアリングと、厚さ20mmのスイッチプレートとで相まってポジションはかなり手前に近づいたので、いい感じにすることができました。あとは細かく詰めていって、必要ならばもう少しスペーサーをかませるようにするかもしれません。
ステアリングホイールを手前に持ってくることで、コラムについているレバー類の操作がしにくくなることは想定済みでした。ステアリングに手を置いた状態ではウインカーを空振りすること多数、ワイパー操作は手を放してレバー操作をする感じです。
ひそかに手に入れていた他車用のシフトパドルでウインカー操作をするという案も考えていたのですが、やや大げさすぎるのとウインカーのキャンセルがステアリングを戻してもできなくなるので昔の2輪のように自分でオフにする必要があるので、これは(当面)見送りです。
今回の作業で、一番改善点がありそうなのがシフトインディケーターです。
何よりも問題だったのは「超高輝度LED」を付けたせいで、夜間はあまりにもまぶしくて困ることでした。LEDを光らせるLM3914は抵抗値で輝度調整ができるとあったので、その値をあれこれいじりましたが、一番まぶしくて困っていた緑色はほとんど輝度が変わりませんでした。最初につけていたものが20mAで18000mcdのものだったので、20mAで4500mcdに変更しましたが、正面から見た時の明るさはあまり変わったように感じられません。おそらく真正面に放射される光束の強さ自体はあまり違っていないのかもしれません。
このままでは夜間使うのには難ありなので、手持ちのウインドウフィルム(可視光透過率5%)を貼ることで対処しました。
エンジン回転数のパルス信号はLM2917で0-5Vの電圧信号に変換して順次LEDを点灯させるようになっています。回路の220kΩの半固定抵抗で6250rpmあたりで5Vとなるように調整しますが、今回のものではほとんど抵抗を下げ切った近辺で使うことになりました。調整のしやすさを考えると10kΩあたりの半固定抵抗を使うほうがいいのかもしれません。
また、メガーヌはスポーツモードにするとアイドリングが1200rpmあたりまで上がるので、その状態ですでにLEDが点灯しています。したがってLM3914の回路をいじって10個のLEDが1500-6250rpmの範囲で順次点灯するように改良をしたほうがいいのかもしれません。これは固定抵抗と半固定抵抗を追加して少し回路を修正することで対応できるようです。いずれ時間のあるときにトライしてみたいですね。
あとは時定数の問題かもしれないのですが、半固定抵抗でLEDの点灯回転数をいじる際は停車した状態でアクセルをふかしながら回転数をホールドして設定しますが、実際は過渡応答の状態で使うために設定時よりも上の回転数用のLEDがとうとうしない感じがします。特に5000rpm以上はエンジンの吹き上がりが早いのであっという間に回転数が上がってリミッターに当たりますが、その回転数上昇スピードにLEDの点灯が追い付いていないようです。
回路もしくはICと特性の問題なのかもしれませんが、時定数のいじり方があまりわからないので、やはりついている半固定抵抗を念入りに設定することで対応するのが現実的かもしれません。
やってみてわかったことがたくさんありましたが、総じていい感じにはできたと思っています。スイッチプレート周りの工作が大変なので万人にお勧め、とはなかなか言えませんが、電気系に関してはずぶの素人の私でもなんとか時間をかければ完成にこぎつけられたので、関心のある方に少しでも役立つ情報になればいいですね。
Posted at 2020/03/08 12:55:07 | |
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