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2012年04月19日

電気自動車の未来1

電気自動車の未来1 納車から2ヶ月あまり電気自動車に乗ってみて考えたこと。

 テスラとすれ違うことはさすがにないが、リーフとはよくすれ違う。なんとなくEV同士ですれ違うと未来的だ(^^ )。
 都内よりも職場近辺のほうがよく見かける。職場近辺はクルマがないと暮らせないような土地柄なので毎日、短距離を乗る人が多く、また土地の値段が安いので戸建てが多く都内より普及しやすい条件が揃っているのでしょう。リーフはすでに国内で1万2000台以上販売しているらしい。ただこれからもどんどん爆発的に普及するかと言われると難しい。それは主に価格の高さと航続距離、どちらもバッテリーに起因する問題なんじゃないかと思う。

テスラはリーフの倍以上の航続距離だけど、簡単に言ってしまえば倍以上の容量のバッテリーを積んでいるからに過ぎない。それでリーフより300kg近く軽く仕上げたのは驚きだけれどもそれはアルミシャシーとカーボンボディの恩恵で引き替えに値段が3倍以上だorz。
 現在のバッテリーの効率だと距離を伸ばそうとすれば重くなり、価格は跳ね上がる。それでも年々少しずつは値段は下がり効率も上がるだろうけど爆発的普及には次世代の飛躍的に効率を高めたバッテリーが出てこない限りは難しそう。逆に言うとEV用バッテリーの分野はまだ一攫千金が眠っていると思う。

 あとは自宅など駐車場所に急速充電器が設置できる環境ならいいけど月極駐車場だと難しく、例え充電ステーションが増えたとしても給油と違って充電には時間がかかるので効率が悪い。
でも多分日産や三菱はクルマの航続距離を伸ばすより充電インフラを整備して対応しようとしている気がする。この辺も日本規格はまたもやガラパゴス化して世界標準から外れそうな勢いで心配だ。関連記事

 なんとなく将来的にすべてのクルマが電気自動車になるようなイメージがあるけど、すべてのクルマが電気に置き換わるのは多分無理でしょう。世界のすべてのクルマが電気に変わるほど発電量を増やせないだろうし。すべてが置き換わらないまでも本格的な普及はまだまだ先のことのように思える。そう考えるとハイブリッドなんて過渡期の技術で本命じゃないでしょ、と思っていたけどハイブリッド車の寿命は思ったより長そうな気がする。

 電気自動車の利点はバッテリーを除けば機構が単純で部品が少なくどんなレイアウトも可能なところだと思う。テスラの次の製品Model Sはセダンだけれど今度は床下バッテリーで後輪駆動、大型セダンでなんと7人乗り。航続距離を保つなら今のところ小さな車は難しいけれどパッケージの制約は少ない。これはHVとは対照的だ。
911のスタイリングで電気自動車にして今より低重心で前後荷重を最適化するのは簡単なことのように思える。そうなると911のスタイリングの必然性が無くなってFiat500とかVWビートルみたいな昔のイメージで売ってますみたいなクルマになってしまうけど。それで楽しいクルマが出来るかというと疑問だけれどもポルシェがもし本気で911EVを作ったらきっと楽しいクルマに仕上げてくれると思う。新興のテスラで充分楽しいのだから。
まあ当面作るとしたら911HVだろうなぁ。

つづく、たぶん。
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Posted at 2012/04/19 14:37:24

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この記事へのコメント

2012年4月19日 15:13
エンジン、ミッションを無くす事から来るデザイン自由度のUPがまだまだ活かされていないと感じます。
EVって良いよね~と感じさせてくれる車が出てくると、世の中の反応も変わってくると思います。

普及してくると充電スタンドが有料になると予想しています。
コメントへの返答
2012年4月20日 9:48
そうですね、まだシャシーから専用設計は少なくその意味では日産リーフは先行して床下バッテリーとかがんばってますかね。
もっと自由な発想のEV、早く出てきて欲しいです。

高速のSAなんかの急速充電器はすでに有料が始まってますね。新東名はすべてのSAに設置されたみたいです。
2012年4月19日 17:41
どうもです。
物流の世界では何十年も前からフォークリフトはすでに電気のものが結構使われています。
しかしやっぱりバッテリーは毎日充電するせいか5年か6年でダメになりますね。
EVもそうなんでしょうか?聞いたところによるとプリウスのPHVは5年で電池交換しないとダメって言われてるみたいです。

まあ、こういう技術は日進月歩ですから化石燃料が枯渇するころにはもっといいものが出るでしょう。
(たぶんそのころはこの世にいないと思いますが・・・)
コメントへの返答
2012年4月20日 9:57
フォークリフトは倉庫など室内で使う場面が多いでしょうから電動は大きなメリットですね。

テスラのバッテリーは7年または16万キロの走行で80%の性能を保つように設計されているとアナウンスされています。私の場合たぶん5年以内に16万キロに達しますので、そのときどの程度の航続距離が保たれているか。みんカラ続けていたら報告します(笑)。
2012年4月19日 21:04
イオン電池は劣化が問題ですね。キャパシタと走行中の非接触充電が次のステップだと思います。本命は燃料電池では無いでしょうか?
石油産生藻類が実用化すれば内燃機関が再度主導権を握る可能性もまだありますね。
コメントへの返答
2012年4月20日 10:11
確かに燃料電池は本命になり得る技術ですね。今のEV技術も生かせるし。
走行中の非接触充電が実用化したらすごい世界だな〜。インフラ費用がすごいことになりそうですけど。
石油産生藻類も面白いですよね。日本が先行しているのかな。そう考えるとクルマ産業だけでも成長余地というか技術革新が沢山あって面白いですね。
2012年4月19日 22:39
おっしゃるとおり、電気自動車普及の一番の鍵は電池ですね~。
ここに革命が起きたら、ガラッと変わるでしょうけれど…
それまではレンジエクステンダーが主役になるように思います。

急速充電…テスラは、トヨタと提携したけれど、チャデモでしょうかコンボでしょうか…
チャデモなら、将来コネクターが出るんじゃないかと期待しているのですが…(>_<)
コメントへの返答
2012年4月20日 10:20
リチウムイオンの改良ではなく、次がきっとあるのだと信じています。が、まだあまり話には聞かないですね。かなり先になるのかな。

コンボなんてまだ一台も市販されておらず設置もされていない規格に負けるなと言いたい!
トヨタはチャデモには参加しているけどPHVには載せなかったので様子見なんでしょうか。
テスラは会議で「コネクターで対応する」と発言したら、「ユーロ諸国はコネクター繋げるのは違法」と突っ込まれたようで・・・。
早くコネクターでいいからチャデモに対応して欲しいです。

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