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　私はGT3のサーキット用にBBSのRE-Mgを使っています。

この時中古で入手したマグネシウムホイールです。
4本で純正より21kgも軽い超絶軽量ホイールなのですが、その分扱いはいろいろ面倒なホイールでもあります。


　入手した頃ネットを徘徊して調べましたが、サーキット用に使っている人は少なく耐久面で不安がありました。しかしサーキットで使わずに何のための軽量ホイールなのかとSタイヤを履かせて2年ほどサーキットで使用してきました。

そして今回タイヤを履き替える際に右リアの１本が歪んでいると宣告されました。
全体的にではなく内側のリムに一カ所歪みがあるようです。FSWの縁石かな〜。

まだバランスが取れる範囲らしいので、とりあえずは継続使用ですが今後は考えないといけません。

2年あまりサーキットで使用した感想はフィーリングは最高。
ブレーキのエア抜きなど、自分でホイールの脱着する機会が多い私には交換時の軽さもありがたい。
ノーマルのリアホイールの脱着は本当に大変。

欠点はブレーキダストが焼き付いて取れなくなること。
走った直後にちゃんと洗えばいいのかもしれませんが、気がついたときには塗装に焼き付いて取れません。
洗車が嫌いでものぐさな私には向いてません。

また、FSWは飛び出ても砂利がないのでいいのですが、もてぎとか袖森で飛び出したらホイールは傷だらけになるでしょう。
マグネシウムはアルミと異なり塗装が剥がれるとそこから腐食してくるらしいです。
ときどき塗装をチェックして専用タッチペンで補修していますが、砂利で一発飛び出たら大変なことになりそう。

結論としてはやっぱりサーキット走行に向くホイールとは言えませんね。

今後はどうするか悩みます。
あの軽さとデザインは捨てがたいので順次新品に入れ替えるか(お値段スゴイです）。

BBSのRacing-DTMはあるのでそちらに完全移行するか。
このホイールはリアが11Jなので265-35-18には幅広過ぎるんですよね。
295-30-18が適正か。

新たなアルミ鍛造を探すか。
軽くて剛性があって耐久性に優れているホイールってありますか？

　画像はポルシェブレーキキャリパーの新色、ワインレッドです・・・。






じゃなくて夏の耐久レースですっかり灼けて変色してしまった左フロントのキャリパーです。
前からちょっとは灼けていましたが、走り終わった後このキャリパー見たときは落ち込みました。
ちなみに右はそんなに灼けてません。左だけ風が当たりにくいのか？
右回りと関係あるのか？謎です。

これだけ熱が入ったら中もやばそう、ということで今回の入院中にフルオーバーホールしてもらいました。
が、ポルシェ純正ではダストシールしか出ず、それ以上はキャリパー交換？
ブレンボからパーツを出してもらってピストンシールも交換できました。
案の定、中は相当やばい状態だったようで急遽ブレーキOHキャンペーンが始まったとか？

どれだけ灼けているか解るように先日手に入れた6potと並べてみました。
違いすぎる・・・。
Porscheの文字も白かったはずなのに、私が購入したときは既に黄色。
今は赤!

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早く6potにしたい〜。

　ついに！GT3が帰ってきました。
冬の7時間耐久もとっくに終わったけど、夏の３時間耐久から引きずること早半年超。

ここまで掛かったのは計算外でしたが、修理とオーバーホールとモディファイをいろいろ経て復活です。

モディファイに関してはすでにこちらとこちらで書いています。

本日は修理の概要をご報告。

もともとのトラブルは
1.クラッチが切れなくなった
2.シフトのスティックが折れた？
でしたが、スティックに関してはやはり折れるわけはなくベースから外れたが正解でした。
外れるにしてもそんなことあり得るのか〜という気もしますが・・・。

クラッチの方はエンジン・ミッションを降ろして精査。
クラッチディスクに一部破損が見つかりクラッチ一式（ディスク、カバー、レリーズベアリング、フライホイールも）交換。

ここでミッション降ろすならと行った3,4速のギヤが在庫無く海外取り寄せで3週間待ち。
この時からCREF工場内のリフトに乗ったまましばらくオブジェと化していたようです。（GENROQ誌11月号P165～166参照）

ようやくパーツが入って組み上がったもののクラッチの切れが完全ではない、1速に入りにくいというトラブルが残存。
そして再度エンジン・ミッション降ろし。
シフトリンケージワイヤーに不具合があって怪しいと言うことになり交換となるがまたもや国内在庫無しで3週間ほど待ち。
クラッチレリーズシリンダーも交換してクラッチは切れるようになったけどミッションの不具合は解消されないと言うことで再度ミッションを降ろして最終的にはミッションフルOHに近くなりました。
この間にも何度か国内在庫無しというパーツがあり、待たされるハメに。
ポルシェジャパンはパーツストック無さ過ぎ・・・。

そしてミッションがようやく完調となるも最後の組みでクーラントのエア抜きがうまくいかないというトラブルが発生。
もともとGT3のエンジンはエア抜きがかなり手間で抜けにくいようですがそれだけではないようで、どうやらサーモスタットの動きが悪くなっているのが原因らしいとなり交換。

細かくはもう少しいろいろありましたが、だいたいこんな感じで約半年、思いの外、重整備となりました。
請け負ってしまったショップもさぞかし大変だったかと思いますが、いろいろとお世話になりました。

今回手を付けなかったエンジン内部のトラブルは怖いですが、とりあえずはこれで思いっきり走れます。
タイムアタックシーズンも残りわずか・・・。
本当の復活はFSWを走ったときですね。

　修理ついでのモディファイネタ第2弾。


とは言っても前回のギア交換はついでのモディというにはあまりにヘヴィでしたが。



　画像はこの時に撮ったやつなので現在の状態ではありません。
エンジンもミッションも降りた状態でマルチリンクがよく見えますが、下にある赤いアームが今回入れたトーコントロールアームです。

6月にリアのキャンバー調整して良い感触で走れましたが、そのあと澤選手に「リアの追従性を上げるにはこんなパーツもいいよ〜」と薦められたのがこいつです。

これを入れると走行中のトー変化が減るようです。
またキャンバー変えるとトーも変化するのでこれを入れるとトー単独の調整がしやすいのかな？
自分でよく解っていない確かめてもいないパーツを紹介するのは苦しいぜ（笑）。
書いていることが違っていたら教えてください。

これは本来秋に走ってからこの冬に投入するつもりでいたのですが、9月頃にパーツ入荷待ちで時間が空いてしまい長引きそうだったので急遽ついでの装着をお願いしました。

これを使ってトーインを増した方が安定するとは思うのですがまずは装着しただけでアライメントは同じ（はず）です。

もう以前を忘れていて違いが解るかが不安。
リフトアップすると見た目は格好いいな（笑）。

　今年ももうすぐ終わり。
私も本日を持って仕事納めです。
今年は合計半年以上もGT3が入院しており、あまり走れない一年でした。
来年こそはと期待していますが、そんな私のGT3についてひと語り。



　初代GT3、996前期GT3が発表されたのは99年。
限定生産モデルではあったが最終的には1868台生産でMY01は508台。
日本仕様の01モデルは89台が正式アナウンスである。

MY01GT3といえば必ず語られるのが3,4速がハイギア化されていて繋がりが悪いということ。
MY00のギア比は1速から
3.82→2.15→1.56→1.21→0.97→0.83なのですが、
MY01は
3.82→2.15→1.41→1.19→0.97→0.83に変更されています。
ちなみにMY03からの後期GT3は00のギア比に戻っています（5,6速はちょっと違う）。

なぜか？明確な答えはわかりません。諸説ありますが、どれも今ひとつ腑に落ちません。
この変更はポルシェAGに考えがあっての世界共通かと思いきや日本仕様だけの変更なのです。

となれば日本の規制に合わせたと考えるのが自然です。
2000年は新たな排ガス規制が制定された年であり、この排ガス規制に対応できずA80スープラ、34GT-R、FDRX7、S15シルビアなど日本を代表する走り系のクルマが消えました。
これに合わせるためだな〜と思ってしまいますが、調べると2000年排ガス規制は「輸入車へは2002年9月より適用」の一文が！
引っかかってないじゃん！
手元に二玄社のCG別冊「ポルシェ飛躍の15年」という本があり巻末に各モデルの非常に詳しい諸元表が掲載されているのですがMY01のギヤボックスは表から漏れています。
その表を見ると 3速の1.41というギアは同時期に出たターボの６速MTと共通です。これはボルシチさんも書いていた通りです。しかし4速の1.19というギアはどこにも同じ物がありません。（ターボは1.12）
日本仕様の89台のためにわざわざ1.19を作ったのか・・・。
謎は深まるばかり・・・。

謎は謎としても、この変更がいい変更であればスペシャル感も強まるというものですが逆なので外れ感があるわけです。とにかく2-3速の繋がりが悪すぎて気持ち良くないのです。

ただ、FSW分切りを達成するまではこのままで、その後に変更しようと思ってました。
しか〜し、今回の修理でクラッチ破損があるということでエンジン・ミッション脱着作業が生じたため
これはついでに3速4速を交換しろという思し召しだな、と解釈して交換を頼みました。

それが今回の長期入庫の元凶なのかもしれません。（他にも色々イロイロあるわけですが）
3,4速のギア自体も国内在庫がなくドイツ取り寄せに3週間かかりましたが、その後のギヤボックス内部はまさにパンドラの箱を開けてしまったという感じで・・・。
最終的にミッションフルOHに近くなりましたが、それでもまだ完成しておりません。

来年こそは気持ち良くなった2-3速で沢山走るぞ！と思いつつ

来年もよろしくお願いします。