シュパンポルシェ962CR

　ヴィーナスフォートでは、東京モーターショー開催期間中はフェラーリとランボルギーニの展示がなされていた。しかし、メガウェブではひっそりと、しかし一台だけ強烈に、ポルシェが展示されていた。その名もシュパンポルシェ962CR。

　こりゃなんぞや？ポルシェ962Cというのは確かどこかで聞いた記憶もあり、後々調べてみるとグループCに参戦していたレーシングマシン。ではこの962CRで"シュパン"という聞きなれない名前も付いている一台は一体…？

　どうやらその答えは、1983年にル・マンを制したV・シュパン氏が、962Cをロードゴーイングカーに仕立て上げた一台、ということだそうな。なるほど、日産でいうところのR390 GT1みたいなものか。ナンバーが付いているところをみると、後部視界がなくても車検は通っているらしい。

　しっかりとインテリアが設けられているのは感心。しかしこれ、どうやって乗り降りを…。ボディを一度またがなければ乗り降りできないだろうし、そもそもこれ、ETCなければ高速道路はアウト、さらには駐車場だって駐車券とれないじゃないか！(笑)

　まあ勿論、そんな用途に使うはずもないこの一台、他のスーパーカー達以上に見る機会の少ない一台か。次、お目にかかれる日はあるだろうか？