JAL SKY NEXT

　今回はちょっとクルマから離れます。今回の内容はといえば、飛行機。項目に飛行機が入る位、実はクルマ同様好きな機械なのですよ。それもまた、今回は久々の搭乗で、これまたリニューアルされたSKY NEXTなるインテリア搭載機。そんなわけで今回の搭乗機B777-289/JA8977のインテリアをばっちり評価してしまおうかと。

　さて、今回の搭乗クラスは一つ上のクラスJ。普通席の方は帰路にて。しっかしまあ、黒革シートになって高級感も相当なもの。以前のシートと比べれば雲泥の差。ただし、デザインはさほど変わっていないし、シートピッチが広いというのもそのまま。

　座ったクッション性はまあそこそこで、2時間程度のフライトだったらよしとできるレベル。オットマンも付いておりますし。夏場はちょっと蒸れる可能性もあったりなかったり…そこだけは注意点かと。

　また、インテリアで変わったのがこの照明。LEDライトにアップグレードされており、B787並の色彩バリエーションを誇るという。春夏秋冬に応じてウェルカムライトがかわるのがこのライトの特徴。また、上空に上がった時の配色度合いも絶妙に調整されている。

　さて、こちらはというと、備え付けのテーブル。実はこのテーブル、結構すごい。7mm厚のアルミ板を2.5mm厚まで削り、強度を保っているという。クルマだったらまず、こんなことはしない。2.5mm厚のアルミ板にリブをかませて溶接するか、鋳造/鍛造するか。とにかく軽量に済ますために、わざわざコストのかかる削り出しをするという…いやー、航空技術は軽量化の塊ですなぁ、と変なところで感動を。シートの快適性については、自動車に一理ありそうなものの、軽量化という観点で見れば航空機のシートを参考にするのが手っ取り早いんだろうな。