みんなのモーターショー-歴代トヨタ-

　歴代トヨタ、というのだけを効くと新旧クラウンとか新旧カローラとか、そんな組み合わせを思い当るのであるが、ピストン西沢さんがそんな組み合わせにするはずがない。歴代トヨタの組み合わせは、2000GTとLFAという、それはスペシャルな組み合わせである。

　2000GTは、意外とメガウェブで一般展示されているから見る機会は多い。が、しかしこちら。LFAのそれもニュルブルクリンクパッケージは見かける事はほぼないし、生で見るのもおそらく初めてである。なるほど、ちょっと突き出ているカナードとか、あとはこの黄色もちょっと特別ですね。

　テールにそびえたつウィングは、当然ダウンフォースの為。トランスアクスルを採用しているから、リアにも荷重は乗りやすいが、しかし高速走行だったりそこからのフルブレーキとかでリアを押さえつけ、安定させるためには欲しいアイテムだ。Zで富士スピードウェイを走ってみて、まざまざとそれを実感している…。

　正直、LFAがでも走行をするには、メガウェブの走行スペースはちょいと狭すぎた。それであってもフルスロットにフルブレーキ。LFAの特徴である甲高いエギゾースト、やっぱりいいですねぇ…。さすがにテールをスライドさせてのドライブは、今回は行わず。

　さて、静止状態での展示を見るのはさほど珍しくない2000GTだが、走っている状態を見るのは珍しい。こちらは直列6気筒で当時も今も高嶺の花、さらにこの個体、よく見れば左ハンドル。テストタイプ程度でしか製作されていないと言われている。

　そんな2000GTを動態保存できているのも、メガウェブならでは。他にも日本の名車を数多く動態保存しているというから、トヨタの懐の深さというものか…。エンジンルームもさすがのバリもん。凄いわ、綺麗だわ。そしてエンジンの回りも良い。同乗走行が開催されたら、乗りに行ってみようかね？