FWF.12 エッソウルトラフロースープラ

　脇坂寿一といえば、菅生でこのスープラを駆り、大逆転の末、最後にマシンが壊れるというのが強いイメージがある。カストロールカラー以外で唯一、印象に残っているこちら、エッソウルトラフロースープラは、やっぱりこういう場で走るにはふさわしい一台なんだろう。

　こうしてみれば、今のGTマシンと比較して、かなり市販車の面影を残しているように見える。もっとも、この時代であっても、マシンの性能、中身は、市販車のそれとは全く異なっていたようであるのだが。

　特に後姿。テールバンパーが無いようにも見えるところは一番の違い。ダウンフォース量としては、当然最新マシンの方があるわけだが、こっちの方がありそうにも見える不思議。実際に運転など、到底できるマシンではなさそうだが、いや、どんなかんじなんだろうね？