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　なにやら、メルセデスがまた、新しい事を始めたらしい。都内でクルマ関連書籍やクルマのイベントでも名が通った、代官山蔦屋書店。ここに、メルセデスが"クルマを置かない"ショールームを開催中という。

　その内容は、というとVRによるメルセデス車種のコンテンツ提供。店内の写真撮影禁止だから、窓越しに撮った写真…でもわかりにくいので、詳細はこちらから。今はやりのヘッドマウントディスプレイでVRを体験するという。

　これがまあ、初めてのVR体験でもあったわけだが、凄い。まず、迫力が凄い。あたかも自分がその中の世界に入るかのような感覚。眼鏡式の議事スクリーンというわけでは無くて、まさに自分がその世界に入るかのような360°の完全フル視界。

　で、そのコンテンツを利用した、例えば走行場面だったり、運転している人の助手席に乗っている感覚だったり。最大の感動は、やはり"ショールーム"というだけあって、フランクフルトモーターショーでの展示を確認するコンテンツ。特に、現地のモーターショーを訪れる機会が無いが、体験してみたい、という場合は充分これで可能だろう。もしかしたら今後、そういう類の使い方もできるようになるのかも。

　提供する側としたら、360°のフルカメラが必要で、そしてモーションとの関連が必要になりそう。そういう技術課題を克服できたとしたら、それこそライブでの確認/VRによるモーターショー参加、という事が可能になってきたり。

　いやー、ますますもって、PS-VRとグランツーリスモスポーツが楽しみになってきた(笑)あれも、こういう体験ができるわけだろうし、何よりも視界確認に複数画面/複数台の本体用意が必要なくなったわけだ。

　だからまあ、実車はもう必要ない？いやいや、こういうコンテンツを見ちゃうと、やっぱり実車も運転したくなりますって(笑)試乗車は3台用意されていたが、今回は時間の都合上、乗れず。今度来た時には体験して、そして乗りたいですね。

　とはいえ、実車の楽しさを知っているからこそ、VRで体験→クルマを乗った時の爽快感を思い出す→乗ってみたい！となるわけで。仮にこれが当たり前になってきて、クルマの爽快感を知らない世代が出てきたら、それこそVRだけで完結してしまう？まあ、そうなった時にはクルマというものが新体験として、提供されるのかもしれませんね。