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　さて。無事に潜入(?)完了のニコールイベント。初めて間近に、そして実際に触れることができたフェラーリは興奮しかないのだが。その前に、もっと興奮これまた貴重な、各部品の展示。こんな展示、他じゃ見れない。

　まずは、伝統のV12。現在のF12やGT4Cルッソに適用。勿論、ラ・フェラーリにも。次に登場するスペチアーレにも当然、V12が投入されることだろう。ちなみに、鋳造のインマニだったり、それこそテスタロッソだったり。スロットバルブが両バンクに一つずつというのは意外。連スロではない、んですね。

　こちらは、GT4Cルッソのリアアクスル。一応マルチリンク。ダブルウィッシュボーンというわけでは無い。というか、リアアクスルハウジングが、どうやったらこんなに薄肉にできるもんだか…日本車じゃ、無理。こんな薄肉鋳造部品作れるところはどこもない。

　というか、中空？中空ハウジングとか、それこそ国産車にはない。アッパーリンクの締結部も粗面という。こういうところは大体加工が入りそうなもんなのだが。入らないとは、恐るべし、フェラーリ。アッパーリンクも鋳造部品なんですね、これ。

　フロントは文句なしのダブルウィッシュボーン。にしても、ドライブシャフトを迂回するようにサスペンションおいているあたりも滅茶苦茶な設計ですねそれにしたって各ハウジングやらリンクやら。前部の鋳造部品、日本じゃできないわ、これ。やっぱりイタリアの鋳物は最高、なんですかねぇ…。