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　スカイアクティブテクノロジーを初めて全面採用したCX-5。そのCX-5、全てのラインナップがモデルチェンジし、一巡。というわけでついにモデルチェンジが巡ってきた。ロサンゼルスで発表され、国内でもついに公開。早速見に行ってきました。

　展示されているモデルは、ソウルレッドクリスタルメタリック。一部を変更してもっと、深みが出た…らしい。ごめんなさい、わかりません(笑)横に2台並べられていれば気が付くんだろうけれども、確かに綺麗だなー、ソウルレッド(いつもの)っていうような印象。もっとこう、うぉっというような進化具合ではないかな、と。
　デザイン面では、RX-Visionにも取り入れられていたデザインエッセンスが。バンパー下部のデザインあたりが、結構似ているポイントだったり。

　ただ、どうにも一番初めに見た時から思っていた、既視感。今回現物を見て、ああ、アテンザにものすごく似ているんだ、というのが原因だ、という事に気が付いた。確かに、全体的に新しくなっている。だけれどもこう、目新しさを感じる部分がほとんどなかったり。
　全高もにくくなり、シャープにはなっているものの、SUVらしいタフに使える感触は、実際の所かなり無くなっている。エクストレイルがガシガシ使える道具系だったら、CX-5は高級クルーザーの家具系、みたいな感じになっているような。

　テールの印象は、アクセラにかなり近い。写真を見て改めて気が付いたのは、結構赤が深くなっているなー、と。実際に見た色合いは、そこまで赤に深さを感じるものではなかったのだが…逆に、人間の目のように適当に補正をかけてしまうのでは、わかりにくい変化なのかもしれない。

　で。一番変わっているのはインテリア。これがまた、かなーり進化している。最上級モデルだから、というのもあるんだろうけれども、座り心地はかなりイイ。長距離相当楽に疲れず走れるでしょうね。シートにかなりこだわっているメーカーも少なくなってきているんだろうけれども、マツダはそこをしっかり押さえいらっしゃる。後部座席も座り心地最高、リクライニングにエアコン吹き出し口まで設けられている、という。
　外観よりも中身をかなり、攻めた、それがCX-5なんではないか、と。もし、現行CX-5の座り心地や乗り心地に不満があるならば、新型へ乗り換えには充分な価値はあるのかもしれない。