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2018年01月08日 イイね!

Car Enthusiast

Car Enthusiast 数ある自動車雑誌の中でも、ちょっと独特な雰囲気を持ち合わせている"モーターヘッド"。ゲンロクにも通じるような、どことなく大人な雰囲気を持ち、オプションにあるような公道という領域もテーマに持つ。ただし、情報系雑誌にあるようなひたすら新車情報とクルマのスペックを追うような形ではなく、あくまでもクルマとそれを紡ぐ人に焦点を当てている。少しでもクルマ、特にスピードに心惹かれるものであれば、この雑誌を手に取っているはずだろう。

 が、どうもここ最近の2巻は、店頭で手に取った時の第1印象は違和感、というものしか持たなかった。モーターヘッド、こんなに薄かったっけ…?

 前回は、まだガムボール3000という、公道ラリーを特集していたというのもあって、雑誌の厚さを意識させない、中身のアツさを感じたのだが、それよりもさらに手に取った時の印象は、薄さを禁じ得ない。さらに言えば、夏季に言及されていた箱根ヒルクライムについても何も触れられていなかった事も拍車をかけ、正直に言って店頭での印象はがっかり、としか感じられなかった。買おうか買うまいか、正直に迷ったほどである。

 けれども、結局買ってしまったのである。買わない、という選択肢も勿論あったのだが、田村CPSとスモーキー永田のGT-R対談に、M5のインプレッション、そして全体的に取り扱っているBMW Mの特集。チューナー初のStudie、M4 CSのC1インプレッション、ACL2の公道インプレ…なんだ、しっかりモーターヘッドしてるじゃないか。ページ数は薄いんだが。


 と、ここまで見て、ある漫画とそれに登場するある雑誌を思い出した。湾岸ミッドナイトC1ランナーと、"GT"と呼ばれる雑誌である。バブル期に一世を風靡したチューニング雑誌"GT"を軸に、GT出身のライター、現役の首都高ランナー、そしてチューナーが紡ぐ、この物語。何かこの、GTという雑誌がモーターヘッドと被る。勿論、GTは実在の雑誌ではないのだけれども。もしかしたら、そのモデルなんてことは…なんてことは、無いか。

 湾岸ミッドナイトC1ランナーは2008年~2012年に連載され、モーターヘッドは2011年に創刊されている。それぞれもう、5年以上も前の事、むしろモーターヘッドは、買うようになったのが比較的最近なので気が付かなかったのだが、休刊が多い最近の雑誌業界の多い中で、かなり頑張っている方である。

 しかし、編集長の高田氏が巻頭コラムで書かれている通り、確かに、一つの潮時、という時期に居るのかもしれない。過去2回行われた箱根ヒルクライムは、伝説ともいえるよような合法公道タイムアタックとして記憶に新しい。が、とあるポルシェの事故によってかよらずか、箱根ヒルクライムは3度目を迎えていない。

 クルマと言うものが、変貌を遂げつつあるというのも一つ、時代の転機となっているのもまた、事実だろう。自動車業界に席を置いているからこそわかる物も多いが、確かに今、クルマは白物家電のような、道具としての用途が主流になりつつある。

 そんな中でも、特にクラシックカーや、クルマと付き合う事、クルマそのものが人生、ともいえるような人々とクルマを特集する雑誌、多分にこれから生き残っていくクルマ雑誌は、そういう趣味性にフォーカスしたものだろうし、そしてまた、クルマ自身も、クルマそのものを楽しむ需要と二極化するのだろう。

 このブログだって、10年を超えた。こんなに長く続けるとも思っていなかったし、残るとも思っていなかった。モーターヘッドよろしく、このブログも、厚くなったり薄くなったり、時に濃かったりもした。が、最近はどうも、薄くなっていたような気もするのである。

 モーターヘッドはひとつの潮時、という。このブログも、筆者も、10年という一つの区切りを迎えて節目である。止める、という選択肢もあるだろう。けれども、業界の大転換期である今こそ、その変化を生で見る事、クルマという走ることそのものを楽しむ事を伝えなければならない。

 業界人、というともっともらしいが、どうやら業界人の中でもここまでのクルマ好きは特殊らしい。やっぱりここは、Car Enthusiastとして、オクタン価高めの濃い~ィモノで、続けていけたら、と思う次第である。モーターヘッドも、ガムボールが日本にやってくる夏号、期待しておきたい。
Posted at 2018/01/08 22:34:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 記-Diary- | 日記

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