お台場3連チャンのクルマイベント、そのトリとなったモータースポーツジャパン2014(以下MSJ)。今年は有料のプレミアムパドックが廃止になり、その分走行は見やすくなったとかならないとか。まあ、去年はプレミアムパドックが逆光になりがちだったりあまり上位席では無かったよーな気がしていたが…ともかく、今年は写真撮るにもオートサロン同様に待ちは必至。早めに行こう、と思いつつなんと寝坊orz
しかーし、その分濃密にじっくりとっぷり見て参りました、今回は、いつも以上に長文必至。
ランサーエボリューションX00カー

このクルマ、かれこれ3年近くデモランしているのを見ているような気がするのであるが…それでも色あせないこの走り。ランエボX生産終了の話もちらほら上がってきているし、新車が買えるのは今のうちかも。また一つ、名車が去りゆくのかなぁ…。
i-Miev EVOⅢ

そんなランエボの後継として噂の絶えないi-Miev EVOⅢ。勿論こんなワンシーターが直接の後継車ではありませんヨ。ですが、モーターを駆使した4WDシステムを用いたPHEVエボモデル、それこそビジョンGTのような一台がもしかしたら、今後はあるのかもしれない!?
日野レンジャー

ダカールラリーを走った日野レンジャーも、迫力のデモラン。そういえば、去年はMSJでダカールラリー参戦発表をやってたよーな気がするが、今年は別途行われたそうな。まあ、大人の事情はさておき、去年はプレミアムパドックのお高いところから見ていたが、今年は目線も低くとんでもないド迫力!押しつぶされそうですよ…
WRX STi Nur24H Ver.2013

スバルのデモランではWRX STiのニュルブルクリンク24時間耐久仕様。しかし、こちらは2013年仕様…2014年仕様で走ってくれればよかったのに、とは思うが、多分に来年は走る?むしろ従来モデルの見納めと思っておきましょうかね。
BRZ

去年限りでスーパーGTからは引退した山野選手。しかし、全日本ジムカーナには絶賛参戦中で、当然のごとくMSJでもデモランを披露。山野選手が走らなければ、MSJにはならないよ!という毎度恒例のデモラン。
WRX STi

さて、新型のWRX STiもデモランを行った。こちらはといえば新井選手の駆る全日本ラリー向けの一台。毎度毎度横っ跳びに突っ込んでくるのは驚き。ガードレールもギリギリの所をよく攻める。今回のデモランで一番観客に近かったかも?

GAZOO TIMEと銘打たれたドリフトイベントは、D1GPマシンによるドリフト。使用車は当然86。ドライバーは佐久間選手と川畑選手だが、川畑選手は一週間前のD1GPで見事チャンピオンを獲得!さすがにケツ侵入はなかったが…
F3

スーパーフォーミュラより小型のF3を駆るのは、18年ぶりの女性優勝ドライバー三浦 愛 選手。ジェンダーフリーの観点から言ったら、別に女性優勝で大きく取り上げるのもなんではありますが、18年ぶりという快挙はさすがに。来年のシリーズチャンピオンがかかる、というほどの実力派でもあるそうで、今後の期待は大きい。
モチュールオーテックGT-R GT500

デモランの最終版は、トップカテゴリでしょう。それも、2Lターボに変わる前の昨年のマシン。今のマシンでは効く事が出来ないサウンド…うーむ、こっちもやはり捨てがたい。2Lターボの過給音とかも好きではありますが、そこは好みですかな。
スーパーフォーミュラ SF14


デモランの大トリはスーパーフォーミュラ。それも、中嶋兄弟によるデモラン。走行は勿論一台ずつではありますが…中嶋 一貴 選手のうまい事うまい事!フォーミュラマシンでドリフトですよ!最後のバーンアウトも凄いが。途中見事にカウンターを当てながら走るあたりやはりさすが…!
Phantom2 VISION

デモランはここまで、であるが、気になったのはコレ。イベント物販展示会場でもあったのだが、今はやりのUAVフライングカメラ。海外の自動車メディア、EVOなんかだとyoutubeに上がる試乗レポート動画はこれで空撮されていたりと。GoProの次はこれだろうと、期待のかかる新デバイス。GoProは5万円行かないくらいだが、こちらはというと10万円前後。オートフライトもあったりするから自分で峠とか走っているシーンを空撮できたり…とか思うとゾクゾクする(笑)カメラレンズと同等ぐらいの価格だし、いつかは考えてみよーかな…
GLA45AMG

さて、ここからは展示車両。新型車やレーシングマシンが主である。まずはメルセデスのGLA45AMG。AクラスのSUVを、さらにAMG化した一台。SUVにAMGというのはどうなんよ!?とも思ったりするが、乗ってみりゃわかるだろう。今度乗りに行ってみようかな?
シビックタイプR WTCC

そういえば、今週末はWTCCが鈴鹿で開催中だったそうな。モータースポーツイベントとはあまり被らない時期に図られているが、なかなか難しい。ともかく、ホンダもWTCCに参戦している。次のシビックタイプRも相当なハッチバックになるそうだが、WTCCのデータも活かされる?
マクラーレン・ホンダF1

さて、来年一番のトピックは、マクラーレンホンダの復活だろう。復活前夜となる今年は、往年のマクラーレンホンダ3車が展示。エンジン始動も行われ、轟音をとどろかせておりました。
RC-F

レクサス期待の一台、RC-Fは、レクサスでは初めてとなる本格クーペ。LFAはさすがに例外ですわな…SCもオープン、ISコンバーチブルもオープン。そこへこのRC。結構ラグジュアリーな感じに仕上がっている。はたして、いくら位になるやら?
GT-R

日産ブースでは、来年のWEC参戦に向けてル・マンに参戦したGT-R LMマシンが展示。来年参戦するLMP1マシンもGT-Rの名前を冠するようになるそうな。さて、どのくらいのレベルに仕上がるか?
ノートニスモS

ニスモ最新作のノートニスモSも展示。価格も220万円と明らかとなり、久々のホットハッチ感がありそうな一台。特にSは5MTにレカロシートも。もっとも、レカロはオプションなのだが…。
メガーヌRS

シビックタイプRやパルサーニスモが目指す、ニュルブルクリンクFF車最速の座。それを狙うのであれば、このメガーヌRSがターゲット。7分54秒を達成したこのクルマ、タイムだけ見ればR33型GT-Rよりも速いというのは…いやはや、時代の流れは凄い?
ミライ

時代の流れという面では、いよいよFCVも後2カ月程度で発売となる。ホンダが力を入れて2015年に発売を目指していたが、トヨタもえげつないというか…2014年12月に発売するとは。それも、展示されていたミライの完成度は相当のもの。こりゃ、トヨタ本気ですな。
MID4

最後はヒストリックカーの展示。というより、日産がわざわざ持ち込んだMID4を除き、ユーザーが維持しているクルマが大半。いつかNBもクラシックになり得るかなぁ…なんて毎度毎度思ってしまう。
子紫電

こちらはK4GP。軽自動車をベースに魔改造をした車両もあったり。子紫電は特にその一台。一昨年(だったっけ?)GT300に参戦していた紫電のまさに子供。さすがにナンバーは付いてない。公道はさすがに走れませんよねぇ…。
フォードGT?

見るからにフォードGTのこの一台、ベースは軽自動車…のはずだが、縦置きのMR軽自動車なんてあったっけ?という疑問符が。もしやシャシーから作ったのか、ベースとなるシャシーがあったのか?うーむ。気になる。
はてさて、総じて楽しめたモータースポーツジャパン。昨年はかなりおとなしいと思ったが、今年も同様結構おとなしかったかなぁ、と。ただ、モータースポーツに興味を持ってもらう、という意味では、昔の名車とか玄人好みを擦るようなクルマが走行するばかりではなく、こうやってドライバーとのふれあいとかでファンを獲得するという方向に行っているような。それ以上を求める人は、各メーカーのイベントに是非お越しください、というような流れに。まあ、一昨年やその前のイベントのような盛り上がりのMSJの方が好きではあるんだがなぁ…。