Aragosta サスペンションキット タイプE コンフォート その②
みん友の✨みなとえさん✨から熱いご要望?を賜りましたので、取り付け後ある程度は調整をした上で実走1,000キロくらいの再レビューを致します。
このアラゴスタさんを簡単に表現すれば、良くも悪くも速度域の高い欧州車ライクな仕様でありシーン限定ながら別次元(大袈裟ではなく)の性能を発揮する車高調キットです。
過去に使っていた同ブランドでは8さんほどの重量ではなく、全く用途も使用状況も異なりましたので、あくまでこのタイプEコンフォートに限定したインプレとさせて下さい。
⭕️良い点
高速道では純正メーター上限程度くらいなら不安なく踏めます。もちろんタイヤの許容は別ですが。
車内へのインフォメーション不足とか足回りの物足りなさなども感じません。
後付けながら200オーバーで巡航可能な脚はこのくらい当たり前ですけどね。
峠道でもかなり速度の乗る角度のカーブでも、ピロの恩恵や高バネレートの効果によりロールは皆無で操舵に重さが加わることもなく、Gを感じるより軽く向きを変えつつ更に加速していけます。
ノーマルサスと比べた車高調の優位性はスタイリングだけでなく運動性能をアップさせられる事にある訳ですが、バネレートが前後5Kgf/mmの前HKSさんだと感じ難かったクルマの0発進性能もレベル違いをリアルに実感できます。
もうそれはフロント11Kgf/mm&リア10Kgf/mmのアラゴスタさんならではのものでしょう。
※前後車重からホイールレートやレバー比を考慮したスプリングレートとダンパーとスプリングのストロークを含んだ計算をすれば本来はこのくらいの数値が適切なレートのようです。
直進安定性においても未だリアライメントしてない状況下でフラフラせず重圧な安定性を維持しています。
ちなみに我が8さんは2.5LガソリンターボでBLITZさんのパワー制御ユニットや吸気系パーツの交換と各種補強のブレース類を加味しています。
〜我が8さんの仕様に関するまとめ〜
http://minkara.carview.co.jp/userid/3111302/car/2909065/12126212/parts.aspx
❌残念…でも仕方ない点
アラゴスタというメーカーは他車種ラインナップのバネレートからも推測できるようにハードな車高調のサプライヤーです。
市街地の荒れた路面下では無骨な挙動や硬めの入力が連続します。
スプリングのレートは国内他社の8さん向け車高調よりかなり高い(市街地走行に対して)ため仕方ないのですが、特に低速時はしなやかさの不足によるアーム類の柔軟な動きをスポイルする面が目立ちます。つまりサーキット仕様です。
国内メーカーの車高調から初めてこちらに移行された方は、日常使いならきっと泣きが入るレベルだと思います。
コンフォートというネーミングには程遠い仕様であることは間違いありません。
参考として…
〜主要なCX-8用車高調SPGレート〜
※単位Kgf/mm
HKS ➡︎ F:5/R:5
TEIN ➡︎ F:7/R:6.2
BLITZ ➡︎ F:6/R:6
AutoExe ➡︎ F:3.3/R:6.8
RS⭐︎R ➡︎ F:6/R:6.5
一昔前のものよりは格段に向上しているとは思いますけど、ピロアッパーの採用による振動音やコトコト音はやはり消えません。
スプリングの入力を鈍くする減衰圧調整では追いつかないほど、同乗者には優しくない※乗り心地です😅
※遠出した際には同乗した相方さんが腰を痛めるほど💧
市街地走行でバンピングが連続するとダンパーの収束が追い付かなくなり、ビックリするくらいピッチが激しく発生します。際たる理由はスプリングレートによるものですが8さんのレバー比(リアサスの配置)も関わっていると思います。
国内に比べ舗装路が整っていると言われている欧州圏では問題ないのかも知れませんが、路面の凸凹をドライバーへ素直に伝えてくるため道路行政が行き届いてない国内の地方ではゆっくり走ることが辛い仕様です。
ただし、硬いと言ってもガチャガチャ&ガツンではなく硬度の高いゴムがぶつかる感覚です。
あと残念な部分ではないのですが、この手のスプリングレートとセットされるダンパーの減衰圧調整では寧ろ減衰圧を強める(誤魔化しを弱める)方が相対的な乗り心地は良くなります。
🌸まとめ♪
家族で旅行したり、キャンプに行ったりするロングツアラー的な使用とか、市街地での通勤や買い物でも活躍するCX-8ですから、はっきり言ってこのアラゴスタさんの車高調は万人向けではありません。
そんな人は滅多にいないでしょうけど、CX-8の1人乗りが常だとか、例えばサーキットで走る趣味があるとか、高速道ばかり走る使用状況とか…そんな方なら許容範囲か、寧ろお勧めでしょう。
もう少しダンパーの可動域やスプリングのストローク量を調整すれば僅かな変化は望めるかも知れませんが、経験上、基本的なネガは改善できないと思われます。
⚠️車高調の注文時にバネレートの変更を申し出て車重を無視した場合、前後7〜8Kgf/mmくらいまでのレートダウンは価格変更なく条件付きで対応可能だそうです。
※トップラインさんに確認したところ、購入後スプリングのみの購入(前後セットで5万程度)も可能でした。
以上、下手な説明でございましたが、巧く伝わりましたでしょうか⁉️みなとえさん…😅
購入価格 | 247,965 円 |
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入手ルート | ネットショッピング(楽天市場) |

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