今さら自分の誕生日が嬉しい!という歳でもありませんが、みんカラデビューして初めての誕生日を迎えたので記念に日記を書いてみます。
誕生日を迎えると思い出す事があります。
以前、私の恩師から教えて頂いた誕生日についての話です。
「君は誕生日をどう迎えてる?家族や周囲の人からおめでとう!と祝って貰ってるだろ?」と聞かれましたので、私は「そうですね、祝って貰ってます。」と答えました。
すると師は
「一般的にはそうだよな。でもな、今自分の命が有るのは誰のお陰か考えたことあるか?自分が生まれて来たって事は、母親のお陰なんじゃないかな。出産は命がけなんだよ。自分の命をかけて次の命を生み出す事なんだ。だから、誕生日は自分が祝って貰うのも悪くないけど、一番大切なのは自分を生んでくれた母親に感謝する日でもあるんだよ。田舎のお母さんに電話して『ありがとう』って言ってあげなよ。」と言われ、感動して涙が出そうになりました。
私は三人兄弟の末っ子です。実は自分の母と上二人の母は違います。
先妻は二番目を生んだ次の日に亡くなったそうです。出産前から母体をとるか、子供をとるかという究極の選択の中で、母は「私の事はいいから、この子の命を守りたい。」といって、正に命をかけての出産でした。
その事実を知ったのはつい2、3年前の事でした。
親殺し、子殺しなど、数え上げればきりがない程、親子兄弟の関係が悪くなっている今日この頃です。皆、自分は自分で大きくなったと思っている人が余りにも多いのでは無いかと思います。
人は絶対に一人では生きていけません。少なからず誰かの世話になって成長して来たはずです。その一番はやはり親だと思うんです。昔の人は親に孝を尽くし、目上の人を敬うのは当たり前でした。現代人にはそこがかけているのではないかと思います。(かく言う私も現代人ですが…)。
現在、父は75歳母は67歳。田舎で二人暮らしています。
年に2回くらい会うのですが、昔は矍鑠(かくしゃく)とした父の背中が年々丸くなっていき、母の頭も白さが増し、二人ともすっかりお年寄りのようになってきました。
今日は久しぶりに実家に電話しようと思います。そして「生んでくれてありがとう。」と感謝を伝えます。
駄文にお付き合い頂きありがとうございました。
感謝。
追伸:写真は私の好きな場所で、本文とは特に関係はありません。
Posted at 2008/01/16 10:13:23 | |
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