
お友達の
ぎんがめさん、
やんしーさん、
Okazakiさん達が登った乗鞍岳、去年から娘と登りたくて、計画書を書いていました。
でも最近小学校6年生の娘が全く口をきいてくれないほどの反抗期で諦めていたのです。
そんなときに職場の後輩のK5くんに提案すると、ご来光バスに惹かれたようで一緒に行くことに。そういえばご来光バスの存在は分かっていたが、4時発だったのでこちらを2時ごろでなければいけなかったので諦めていたのでした。
もちろん
Okazakiさんのように帰りは自転車で降りてくるために、職場の折りたたみ自転車とH先輩のカスタマイズされた自転車を借りて、準備万端。
今回のコースタイム(写真を撮るのがが多かったので通常の2倍はかかってます(笑)
伊那IC2:10---3:30観光センター前駐車場、4:05バス出発(片道1400円)---4:53県境(臨時終点)---5:22ご来光(大黒岳2772m)---6:20県境(朝食)---6:57富士見岳2817m---7:20肩の小屋---8:05-8:47剣ケ峰3026m(デザート)---8:54山頂小屋---9:48(元)お花畑---10:08乗鞍バスターミナル---10:33自転車にてエコーラインを下る---11:47観光センター前(昼食)---カモシカスポーツ---14:30伊那
当日
2時集合ということでしたが、寝るのが10時になってしまった。
目覚ましが鳴る前に目が覚めて時計を見てみると、まだ12時半(::
しかしもう寝れない・・・起きて用意し1時に家をで出る。
空は曇っていて星が見えない(::
コンビニに寄ったり時間をつぶすが、まだ30分もある。深夜営業しているガススタに飛び込み洗車をする。こんな丑三つ時に洗車するオヤジって(笑)
木曾から向かえば近いが、この前の雨で道が通行止めになっているといけないので、正規のルート、高速を使って国道158で上がるルートを選ぶ。
ナビでは2時間かかるといっているが、私的には夜中なので1時間半と見ている。
松本インターを降りてコンビニにより乗鞍に向かう。
空を見てみると曇っているが、ちらちらと星が見える(@@
昨日の天気予報では空気が湿っていて曇りとの予報、雲が低く感じたので頂上では雲海が期待できる感じ、でも私は「雨雲を呼ぶ男」絶対期待してはいけない。
最悪霧の中、合羽を着て彷徨うのを想像しながら乗り込む。
車の前には同じように登山客だろうか、何台も車が先導してくれる。
事故らないようにスピードを落としてくねくね道を進むが、いかんせんワゴン車は揺れる(:: やっぱりロドがいいなと思う。
予定通り1時間30分で乗鞍の観光センターの駐車場に着く、
トイレに寄って煌々と明るいテントに行ってみると、まだ3人ほどしか並んでいなかった。
でも駐車場には50台以上の車が置いてあったので、昨日からの泊り客が山の上にはわんさかいそうな気配。
今日は暑くて1700mでもこの温度(@@
袋に入った折りたたみ自転車を下ろし、片道1400円の乗車券を購入する。
写真を撮っているとどんどん人が並び始め、バス2台がご来光バスとして出発するらしい。
3番目に並んでいるのになぜか2号車に回される。確かにおかしいのだけれど頂上には先にいけるのではないかと思っていた。
4時10分出発なのだけれども5分前に出発、でも先に出た我々の2号車が途中のバス停にいる人たちを乗せて行くので結局一号車に抜かれてしまう。
1700mの駐車場からだんだん高度を上げていく、すると地平線がすでに赤くなり始めていた。
日の出が5時30分ぐらいだからまだ大丈夫だと思っていたので焦る。
だんだん赤くなる空に焦りながら何枚もシャッターを押すが、ろくな写真が撮れないのは当たり前で、それでも何枚も撮る。
5時5分前ぐらいにご来光バス専用の臨時駐車場「県境」2700mに到着、ここで全員降ろされる。
私たちも急いでバスの下から自転車を下ろす。
なんせ高価なH先輩の自転車なので慎重に扱う。
そして眺めの良い道路わきに走って近づく。
すると今までの人生で体験したことの無い景色が目の前に存在しているではないか、なんと言うか約2500メートルのラインで雲がきれいに並び、人間界の下界が一切見えない、一切街明かりが確認できないのだ。
これぞ非現実世界!これを待っていたのだ!!
空もだんだん黄色くなり始めて、日の出前のライジングショーの真っ只中に自分がいる幸せを感じているもっと高くから見たくなる。
私はガードレールにしがみつきながら、何枚かカメラの設定を変えて朝焼けを撮るが、どうもうまく撮れない。ちょうどいい明るさにできないのことに未熟さを感じる。
時間を見ると5時5分、まだ時間がありそうだったので高みを望み大黒岳をリュックをしょったままダッシュして駆け上る。
しかし、なぜか直ぐに息が上がってしまい、日ごろの運動不足を後悔することになる。 (振り向いて畳平を見る)
やっと頂上付近
あまりに息苦しく、県境に荷物をデポして来ればよかったと後悔したが、頂上は寒く、結局合羽と手袋を出したのでもって着てよかったと気づく。
気温は予想通り5℃
景色を見て数十枚の写真を撮るがうまく撮れない。それにセキが出るほど息苦しい。
でも目の前にはご覧のように永遠と凄い雲海が広がる。
ご来光バス万歳!!
だんだん空がオレンジかかってきてズームにしたり広角にしたりとチャレンジ。
ズームで切り抜くといい感じ
すると目の前でカメラ2台を据えて撮っている方がいて話しかけてみると、島根から昨日来て泊まって、今日は2時からここに来て写真を撮っているという(@@
「オリオン座がきれいだったよ」という言葉が印象的だった。
仲ちゃんさんの写真をお借りしました。
プロ並みの星空は凄いですね(@@
仲ちゃんさんにいろいろ教わりながら何十枚と写真を撮る。だんだん明るくなってきて、北アルプスの槍ヶ岳、穂高岳、西には八ヶ岳、その南に南アルプス、中央アルプスと御岳はここから見えないらしい。
槍ヶ岳もはっきり確認できました。
死ぬ前に登りたいものです!
我が家の伊那方面を見るとなんともきれいな入道雲が(@@
やっぱ雲海は最高!
振り返り西の空はピンク色に染まっています。
お~もうすぐご来光が、この黄色み最高ですね!
それにしても富士山が見えない、ちょっと遠いから見えないのだと思っていたが、帰ってきて仙丈岳とかぶっていることに気がつく、その日は結局富士山を探すも分からなかった。ちゃんと頂上の山岳方位図で確かめたり、カシミール3Dで確かめておけばよかった、反省である。
ご来光をこうやって娘にも見せたかった。
お~来ましたね!
待ってましたよ(^-^/
安いレンズなのでフレアーが出てきてしまいましたが、私がこんな写真が撮れるとは(^-^
すかさず仲ちゃんさんが1/5000とシャッタースピードを教えてくれたのでいい写真が撮れた。
それにしても苦しい、本来は急に上がってきたので体を慣らすために、少し休憩してから登るのを忘れていた。
ご来光と雲海、最高のショット!
南アルプスもしっかりわかります。
朝日が当たると雲海の表情も変わりさらに楽しめます。
手前の鉢盛山が2446mなので雲海のラインは2300mというところのようです。
段々日が差してきていい色になってきました(^-^
絵になるなあ
北アルプスをかすめる雲
実は積乱雲の下に小さく富士山が写っています。
そして気温5度なのにかなりの強風なため、段々体温が奪われて行く
後で知ったのだが、このときぎんがめさんは目の前の笠ケ岳でちょうど同じ日の出を見ていたらしい。
後で写真を見るがこの山だろうかとはっきり分からないのがもどかしい。
それにここで「頂上ですメール」を送っておけば、返信で隣にいますよ~というメールが来たと思うと残念です。あまりに感動していてメールを送るのを忘れていました。(くりのすけさんにも(反省)
後日K5くんから写真頂きました。笠ケ岳
雲は見ていて飽きません(皆はまたって感じでしょうか?)
太陽が昇ってから後ろの山が赤く染まる「アルペングリューエン」も見れました(^-^
こんなに明るくなって眩しかったのでサングラスをするも、後で日焼けして逆パンダになってしまったことに気づくw
時計を見るともう直ぐ6時、約1時間、気温5度のところでずっと写真を撮っていたことになります。
仲ちゃんさんに感謝の挨拶をして下り始めます。
雲海はだんだん白く輝き、右に見える池はだんだん青くなっていく。
そして再び県境に着くと、これぞ撮りたかった、道路標識と雲海
急カーブ多しが最高!
バスで降りて歩かなくてもこの景色が拝めますよ!
去年娘と一緒に登った北横岳の頂上で、わざわざお湯を沸かして一緒に食べたカップラーメンがとてもおいしかったことを思い出しながら、このコーヒーも娘と食べたラーメンと同じような幸せの味がしましたw
先ほど大黒岳で一緒にご来光を見ていたカップルが私たちと雲海の間でちょうど目の前に立っています。
そのシルエットが美しく写真を撮るとなんともいい感じの写真が残せました。
私は車や風景の写真ばかりだがこんなロマンチックな写真も撮れるのかと驚くほどであす。(自爆)
コーヒーセットを自転車の袋の中に押し込み出発しです。
まずはトイレによってからということで畳平に向かい。途中の鶴ケ池に朝日が反射していた。
登り始めてまもなく富士見岳に到着、それほど苦しくなかったのはコーヒーのおかげだったのかもしれない。
高山病のときは休んで水分を取るようにというのを読んだことがあった。
振り向いて登ってきた県境を見たところ
さらに畳平を望む
結局ぎんがめさんのいる笠ケ岳はよくわからなかった(::
白山がちょっと見えます。
このころになるとバスがどんどん上がってきました。(AM7時)
眩しくて最高!
富士見岳山頂6:57
眼下には青い不消の池と旧コロナ観測所(摩利支天岳)
南アルプス方面
振り向いて穂高岳方面
私がいる富士見岳を登らなくても、迂回するように下には遊歩道が整備されています。
そして剣ヶ峰目指して進んでいきます。
眼下には乗鞍エコーラインが(@@
萌え~
クネクネ具合にムラムラしてきましたw
8月上旬まではここでスキーをしていたらしいです。
そういえばZZRの方もここで滑ったのでしょうか?
肩の小屋に到着
こちらではお土産やうどんなどが売っていました(トイレは有料です)
そして剣ヶ峰を望むベンチでは黄葉が始まっていて皆の記念撮影場所になっていました。
登って行く途中下を見ると乗鞍エコーラインが楽しそうにうねっていますw
またまた振り向いたところ、旧コロナ観測所が下に見えてきましたね。
カールの斜面のコントラストがいい感じ(^-^
しかし息苦しい、こんなことで苦しんでいては北アルプスなど登れないぞ!
息苦しくて足が進まなくなってきた(::
やっと頂上
百名山のひとつ、剣ヶ峰(3026m)8:05制覇(^-^Y
まだ頂上の神社は開店していませんでした、帰る頃には神主がいてバッチを買いましたよ。
もちろん三角点にタッチ!
やっぱ3000m級の百名山稜線がいい感じです!
若づくりしているTABw
剣が峰ではデザートタイム(さすが柔らかいケーキ類は持ってこれないよ~)
どんどんガスが上がってきていますが、今のところはまだエコーラインが望めます(更萌え~)
槍ヶ岳を400m相当でアップ!
さすがにちょっとぼけちゃいました(::
ぎんがめさんがいる笠ケ岳方面も雲が上がってきてしまった様子。このときはもう移動していたのでしょうか?
頂上はごらんのようにすごい人(@@
もちろん山ガールもたくさんいましたよ。
目の前に見える御嶽山
まだ登っていないのですよ。
だんだん雲が上がってきてしまったのでそろそろ降りることにします。
先ほど通らなかったので頂上小屋を拝見し
肩の小屋まで降りてきました。
青空に赤い屋根が映えていました。
まだ時間が早いので誰も食事をしていませんでしたが、外のベンチにはたくさんの登山客でにぎわっていました。
本当に「ほっ」としますね(^-^
全てのピークを登りたい気持ちになるほど近くにあるのです。
そしてこちらが畳平からのんびり来れる遊歩道
すると途中にお花畑に行く階段があり、そちらに行くことに。
ここではルンルン気分の為かお祭りの練習曲である「365歩のマーチ」を歌ってしまい注意されましたw
さてこの時期何が残っているのでしょうか?
やんしーさんなんかは沢山の花を撮っていましたが、ひとつ位は見つけたいものです。
お~小さな紫の花が咲いていました。
この後は全く花も雷鳥も見つからず(::
今にも転がってきそうな岩に感動します。
青空と緑がなんともいえないですね。
お~最後に枯れかけたちんぐるまを発見、もう直ぐ秋ですね。
畳平に到着すると自転車の方が大勢いました。
もちろんこの方達は自分の足でここまで上がってきたのでしょうからすごいものです。2時間ぐらいでこれるのでしょうか?(バスは40分)
暑いと思ったのですが、気温はちょうどいい15.6℃
そしていよいよ下りですが、okazakiさんの真似をして折りたたみ自転車で下りますよ!
バスに乗せるのはは無料ですが、ちゃんと小さくして袋に入れる必要があります。
H先輩から借りた高級折りたたみ自転車
よく見るといたるところにカーボンが使われています(@@
なにやらフレーム(クワバラ)以外は全て高いパーツをつけ変えたとか、そういえば40諭吉って行っていたような(@@@
まあ転ばなければ大丈夫!とポジティブな私は景色のいいここにおいて写真を撮っていると・・・
風にあおられて、倒れてしまいました(@@
コテッと行っただけだったのですが、サドルの部分の皮が削れてしまい、弁償することに(::
だいたい1諭吉ということでしたので、カインズで折りたたみ自転車買えましたね(とほほ)
気を取り直して乗鞍エコオーラインを下りますよ!
okazakiさんが下ったスカイラインよりは景色が良くないですが、なんせこの道を貸しきった優越感は最高ですね(実際はタクシーやバス、自転車の方がいっぱい上がってきます)
記念に「グ~」
お~眺めを見てると怖い感じですし、片手運転でシャッターきるのは難しい。
H先輩ブレーキ利きすぎですよ(@@
職場から借りてきた安物チャリはブレーキをかけるとけたたましくキーキー鳴り出して、せっかくの景色が台無しです(::
ちょっとガスってきてしまいましたが、まだまだくねくねが見えますよ!
ブレーキのこの音はいかんせんすごいので、見かねて自転車交換です。
転ばさないようにお願いします。
でもこれって本当にブレーキ利かない(::
ならばノーブレーキでガンガン行きますよ~
停まって見上げたところ
なんか一気に下りてきてもったなく感じましたw
ヘアピンカーブでは降りてみました。
途中川を見ながらは自転車ならではですね。
ヘアピンカーブをたくさん超え
位ケ原山荘までやってきました。
だいぶん降りてきました。
道のうねり具合がいいですね(^-^
もう少し経てば一面紅葉なのでしょう。
下からはガンガン自転車で上がってきます。(ほとんど男性)
乗鞍高原スキー場を通って
車で行ける最高地点の三本滝までやってきました。
滝を見たかったのですが歩いて20分に諦め(::
そして、観光センター前で大きなハンバーガーを食べ(丁度12時)
眠いのを我慢して帰ってきました。
帰りは松本のカモシカスポーツで「地図読みのコツ」の本を購入しましたw
本当にいい記念になりました。
K5くん本当に夜中から付き合ってくれてありがとう。
またこんなご来光が拝めますように!
今回は一緒に行ったK5くんの写真をアップしておきます。
カメラを買って一ヶ月でもう私よりうまいのですよ!
こちらの写真の方が感動しますでしょうか?
私も写っています(^-^
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
⑪苦しんでいるTAB(その割には笑ってる?)
⑫髪の毛が薄くなってきたTABw
⑬戦争を思い出すピースよりグーが好きなTABw
⑭お願いして撮ってもらいました。
⑮若作りがバレバレのTABw
⑯本当はバテバテのTAB
⑰
⑱気が抜けているTAB
⑲自転車でグー
⑳オヤジの後ろ姿だねw
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22 乗鞍高原スキー場を自転車で走るTAB
23 結構スピード出しているのですよ
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