
今日はみんカラでお知り合いになった方々と蓼科山に登る日です。
去年はくりのすけさんに毎日見ている木曾駒ケ岳に連れてってもらいました。
その時、次回は一緒に蓼科山に登りましょうと約束をしていただき、今日が実現しました。
私は大人になってから実質2回目の登山になります。
今日のために、登山靴や雪が入らないように靴につけるスパッツなど新調し、最低でも一日50回のスクワットを1月から続けてきました。
今日一日歩いたコースです。
8時に7合目登山口に集合ですが、ビーナスラインの友達も久々に会いたいので5時に起きて5時半に家を出ました。
週間天気予報に反して、今日は暑くなり天気もよさそうなので安心して途中写真を撮りながら向かいます。
もう陽が昇ってきました。低い雲はありますが向こうはどうなっていますかね。
霧ヶ峰の下の牧場を通ってビーナスに上がります。
朝日に照らされて畑の土から水蒸気が上がってきています。春ですね!
牧場の平原を見ると黄色い花が、外来種の花で増えていて私のところでも困っているのですが、こうやってみるとそんなことも忘れてきれいですよね。
池のくるみまで上がってきました。
雲が多くていまいちですが、気温も15度以上あって暖かいのでここでオープンにして霧Pに乗り込みます。
いましたいました!常連さん達がいっぱいいました。
見てみたかったルノーのクリオV6も見られました。
ご無沙汰しているので挨拶をして15分程度近況報告して7合目口に向かいます。
富士見台の展望台によります。
ちょっと雲が多いのが気になりますが、去年の雨の中の出発を経験しているので気が楽になります。
蓼科山を探してみると、一番左のようですが、
八ヶ岳はまだ雲の中にすっぽり入ってしまっているようです。
向かう途中も展望台に停まって蓼科山を伺います。
白樺湖ははっきり見あるのですが、やっぱり蓼科山の上部はまだ雲の中ですね。
車山の斜面も段々新緑になってきましたね。
蓼科山頂上からの絶景を想像しながら周りを見渡します。
女神湖に寄ってみます。
7合目登山口から登るとこの女神湖がいつも微笑みかけてくれるみたいなので、また上から見える姿を想像しながら写真を撮ります。(AM7時ちょっとすぎ)
まだ時間があるので、白樺高原スキー場の駐車場で朝食をただきます。
こんな景色を見ながら食べれるなんて贅沢だなあと思いながらパンをいただきました。
よく見ると、蓼科山の山頂が見えるではないですか(@@
しかも白く見えるのは雪でしょうか?まだあんなにあるのですね。
前までは有料の全線舗装路の林道だったのですが、今は無料の蓼科スカイラインを上がっていきます。
1700mぐらいの展望台で停まって下界を見てみます。
御泉水自然園入口までやってきました。
まだ朝早いのか車は一台も停まっていませんでした。
あと1キロで到着のようです。
下から見る蓼科山とロド♪
7時半過ぎに7合目登山口に到着するとすでにカリーナの.Tomさんが来ていました。Tomさんもあちこちで写真を撮りながら上がってきていたようで、うるさい黄色い車を見かけたようです(笑)
駐車場が狭いので縦列駐車をさせていただきました。
これが蓼科山の7合目登山口ですね!
山岳信仰の対象になっているのでこんなにも立派な鳥居が私たちを出迎えてくれました。
親切にも木の棒のストックが置いてありましたよ!
今は2000円ぐらいで登山用のストックも購入できるので、使い人も少ないと思っていましたが、このコースは初心者が多いので多くの方が利用されていました。
皆さんとんどん集まってきます。今回は5,7,10歳の子供を合わせて13人もの大所帯です(@@
いくら初心者に優しいコースと言っても、あの雪の中こんなに小さい子ども大丈夫なのか心配になります。
天気が良かったので参加されたようで、何かあったらすぐ引き返えられるようにするとのこと。
皆で集まって簡単に自己紹介します。
予定より10分遅れの8時10分に7合目登山口をスタートです。
私の時計の標高の表示では1870mになっています。
今から頂上の2530mを3時間かけてゆっくり登る予定です。
くりのすけさんはきちんと登山計画書を作ってポストに投函してくれました。
前回もそうなのですが登山計画書をしっかり作ってくれて、メールの添付で送ってくれるので下調べや忘れ物がなく助かっています。
他の方々とペースがあまりにも違うと思ったので私たちLOVEVEEのメンバーはばしらさん先頭に先に行くことにしました。
ばしらさんはお子さんを連れてきましたが、親子でこの蓼科山はもう4回目だということです(@@
昨年も私が登った次の日にお子さんと宝剣岳を登っていたので、お子さんは私よりも経験あるのです。
振り返ったところ、Tomさんと一緒に登り始めます。
はじめはクマザサの中を歩いていきます。
それにしても二人はペースが速すぎます、大丈夫なのでしょうか?
他の方々は経験豊かなくりにすけさんの彼女が先頭に、子どもを中心にして最後はくりのすけさんが見守りながら歩いてくる作戦で上がって来るようす、昨年の木曾駒ケ岳はこの中心に私を入れていただきました。
鳥のさえずりも聞こえて本当に天気もよく最高な登山になりそうです。(前回がスタート最悪なだけに・・・)
あたりを見回すと杉のような葉ですが白い幹の木が多くなってきました。
どうやらシラビソ林のようです。
Tomさんは私よりもじっくり写真を撮っているので段々見えなくなるし、ばしらさんたちはどんどん登って行ってしまい、私は一人で歩く格好になってしまいました。
それでも登山道がきちんと整備されているので迷うことなく、危ない所に入らないようにロープが張っていあるので安心して自分のペースで上がっていきます。
お~なんか白いものが見えてきました(@@
林の日蔭に残った雪が私たちを楽しませてくれます。
ここでやっとばしらさん達が休んでいたので一緒に腰をおろして休憩です。
40分歩いてきたことになります。さすが2000m超えると雪が残っているのですね。
汗で体が冷えるといけないので、Tomさん来ませんが出発して先を急ぎます。
すると登山道に雪が凍っているではありませんか(@@
滑り落ちないように慎重に登っていきます。
天狗の露地という看板を見つけました。
行くときはわからなかったのですが、すぐ10mも行けば展望が開けるところがあったみたいですが、知らなかったので寄らずに行って今しました(帰りにはちゃんと寄って絶景撮りましたよ)
だんだん雪が多くなってきました。
でも一向にペースが落ちない二人、後ろが全く来る気配がないし、心細いので何とか付いていきます。
私がおくれたのを気にしてくれたのか、休んで待っていてくれました。
整備はされていますが、大木が横たわっています。
大木をくぐり抜けさらに上を目指します。
ちょっと開けた道になったので、ばしらさんに言われて後ろを振り向いてみます。
雲海と何やら湖が見えます。(映っているのは抜いてきた他の登山者)
女神湖ですね!
こんなにも高く上がってきたのですね。
約一時間2200mまで上がってきていました。
何度も振り向いてしまいます(^-^
ちょっと林になるとこんなにもまだ雪があります。
さすがに足が雪にとられて思うように上がって行けません。
子供は沈みませんが大人はなぜが沈んでしまいます。
さすがに靴の中に雪が入ってしまったので、一回靴を脱いで雪侵入防止のために新調したスパッツを装着しました。
つけ方もよくわかりませんがとりあえず付けてみました。
地面に向かって写真を撮る変な男が気になったのか、上がら降りてきた登山者に声をかけられます。「何かいるのですか?」
私はスパッツを装着した証拠写真を撮っていると説明し「昨日は上で泊られたんですか?」と聞くと「もうちょっとだから頑張って!」と天気がいいのでにこにこ顔で励まされました。
また、振り向くと雲海が励ましてくれます(^-^
雪も柔らかく誰も踏み込んでいないところに足を入れるとすっぽり入ってしまいます。
暖かいので雪が溶けて登山道が小川になってきました。
それにしても一面雪になってきて一人で歩くには心細いです(::
するとすぐに山小屋「蓼科山荘」に到着しました。
天気が良いので登山者が多いとふんで、テントを出して売店まで出ていました。
山小屋の入口
ここは将軍平と言っていくつかの登山口の合流点になっています。
山小屋ではトイレは有料で、一人200円必要です。
500mlのペットボトルが400円と高いのですが、軽食はこんな感じでした。
今日は娘のリュックを借りてきたのでピンクのくまさんも一緒に連れてきました(^-^
すると頂上からカチカチと音を立てて降りてきました。
見るとどうやら雪で滑るのかアイゼンをはずしているではありませんか(@@
私はアイゼンなんてものは本当に本格的な登山でしか必要ないものだと持っていたので、私なんて関係ないと思っていました。
小さい子供もいる今回の登山ですし。
しかし7月までは高い山は雪があるのは当然で、山小屋では当然のように貸しアイゼンまで置いていました。
将軍平から頂上を望むと一面雪があるのがわかります。
頂上までここを直登するのだと思いますが、登っている人が確認できません。(400mテレコンズームで)
雪も深そうだし、ロープが張ってあります。
それになぜ石に印をするのかと思っていましたが、こうして雪があり道がわからないところは必要なのですね。
私たち到着20分後Tomさんが上がってきました(ピースしています(^-^)
私はあの雪を見てびびってしまい、思ったより手ごろな値段だったので軽アイゼンを購入しました。
購入のため山小屋に入ってみると思い浮かべたような山小屋の中に感動し、写真を撮らせていただきました。
つけ方もわからないので若いお兄さんにつけてまらいました(超初心者(笑)
土踏まずにつける簡単なものですが、効果があるのでしょうか?
メンバーのお母さんは広く平らで何本も引っかかりが付いたアイゼンを装着していました。なんでも私が買った軽アイゼンは雪の上ではあまり効果がなかったので、くりのすけんさんが買い直したのを借りたようです。
そうこうしていると到着後30分して皆が到着しました。
小さい子供たちは、まだ雪が残っているのに大喜びでまだまだ元気がいいです。
さすがくりのすけさん、予定どうりに10時に到着とは、無理せず子供たちと楽しく上がってきたのがわかります。標高は実際は2350mです、ここで補正します。
気温はと言うと11.5℃と低いように感じますが、陽が強いので20度以上に感じられました。
それではよいよ頂上目指して約30分雪と闘いながら登り始めます。
なぜかばしらさんがもたもたしていたので先頭を歩くことになってしまいました。
皆さんも並んで上がってきます。
写真を撮っていると、一番後ろから出発したばしらさんに抜かれていました(@@
私もロープを伝って登ってみますが、体を預けられないのかうまく登れません。
森林限界なのか、もう少しで木が全くない雪の中に突入します。
振り返ると下界は雲の中。
まだまだ雪は1メートルはあるでしょうか、慎重に足場を選んで進んできます。
ここでは中学生ぐらいの女の子が半泣きになって登っていました。
たぶんお父さんに初心者コースだからと言われてハイキング気分で来たのではないでしょうか、こんなに雪があるとは彼女も思っていなかったと思います。
実際私も良い経験ができたと楽しみながら後ろを振り返って景色を見ます。
先ほどの山小屋が小さく見えますね。
皆さんも楽しんで上がってきているのでしょうか?
雪の中で少し東側を見るとこんな絶景が見られました。
少し西の下界は雲の中!
北斜面の雪がなくなると同時にそこは頂上の山小屋に到着です。
思っていたよりもいきなり頂上です。
頂上という看板はあったのですが、本当の頂上はまだ上のようなのでまだ登ってみます。
下から想像はしていましたが、本当に頂上が緩やかな丘みたいになっていて広くて驚かされました。
ばしらさんたちは多分頂上にいるのでしょうか見当たりません。
頂上に到着です。
頂上は南風が強くて、気温も10度以下ということもあり寒さを感じました。
他の皆さんも5分もしないうちに全員無事に登頂達成しました。
登山者が多くて交替で記念撮影をします。
Tomさんに得意の縦撮りしてもらいました。
頂上から見る八ヶ岳方面です!
本当に晴れてよかった!!
頂上は野球場が入るくらい広く、火山口だったのか真中が少しへこんでいました。
南側に何やら展望台があります。
真ん中の蓼科神社に手を合せ、皆無事に下山できることを祈ります。
展望台に登ってみました。すごい風でバランスを崩して落ちそうになります。
ここからはご覧のようにすごい景色が私たちを待っていてくれました。
子どもたちは大はしゃぎで「やっほー」の連発ですが風が強くて帰ってきません。
見える湖は白樺湖、その向こうに車山高原、手前には白樺湖2IN1スキー場が見えますね。
白樺湖をアップで!
我らのビーナスラインもしっかり見えましたよ!
女神湖方面
茅野市街と南アルプス方面
あいにく少し雲が多くて他のアルプスは少ししか見えませんでしたが、中央アルプス、御岳などは拝めました。
みんなで展望台に登って写真を撮っていると、ばしらさんのお子さんがチョウチョがいると叫びます。
風が強いので必死にしがみついていました。
後で昆虫図鑑で調べてみるとたぶん「ヒメギフチョウ」だと思います。
こんなところでチョウチョを見れるなんて、なんて運がいいんでしょう(^-^
頂上は岩が多くてはっきり分かる高山植物が見つかりませんでした。
もう少し暖かくなれば花が咲くのでしょうね。
少し戻って、風のない窪地を見つけ昼食にします。
ばしらさんはお湯を沸かしてくれて、私はくりのすけさんから頂いた即席うどんをいただきました。
もちろんコンビニのおにぎりいただきましたよ。
上空には霧ヶ峰から来たと思われるグライダーが頭の上を通過しました。
こんな高くまで上がれるのですね(@@
くりのすけさんは皆にカップ麺を振舞うため下から2リットル以上の水を持ってきていました。
それからシェルトも持ってきたということで、一人で15kg以上の荷物になったみたいです。
おかげで暖かいものが食べられました。
ちょっとまだ時間があったのでPLフィルターを装着して撮影してみました。
雲が多いですが、少しは違いますかね。(この後の撮影はPL付き)
ばしらさんのこのショットはブログに使ってましたよ(^-^
お腹も良くなったので皆でゆっくり下りていくことにします。
少し雪を横切って下りになりますが、暖かさで雪がぐしゃぐしゃで本当にうまく下れるのでしょうか。
ロープを使ってばしらさんはどんどん行ってしまいました。
なぜか恐怖心よりもこんな体験ができたことを楽しんでいる自分がいます。
本来なら両手をあけて下らなければならないのですが、右手にはしっかりデジイチ持って、左手にはストックを持ってかかとで降りて行きました。
もちろん軽アイゼンを付けているので少しは滑らないのですが、スキーブーツでスキー場の急斜面と降りるより楽に感じてしまいました。
本当はどうやって降りたらよいのでしょうか?
下からは団体さんが登ってきます。
そんな雪の中から女神湖!
下から上を見るとこんな感じで降りるのが大変なのが分かってもらえるでしょうか?
なんか大渋滞になってきました。
調子よくどんどん降りてきてしまいましたが、ばしらさんのお子さんがうまく降りてこられないようです。
一部こんな感じで鎖場がありましたが雪に埋もれて使えない状態でした。
私はなぜか下りが楽しいです。
どんどん抜いて行けるのですよ!下りが得意かもしれない(発見!)
下から見るとこんな感じのところを下ってきました。
おしゃれな感じの女性も多くて私はびっくりしました。
登山者の半分は女性だったのですか、それに夫婦二人で登っている人が多いのも驚かされました。
将軍平まで降りてきました。
ちょうど1時なので30分ほど遅れてはいますが、お昼はゆっくりとったので問題はありません。
暑いと思ったのですが、気温は15度ほどしかありません(@@
上からは団体さんが降りてきますね、皆さん苦労されているのが見てわかります。
皆降りてきて一休みしたので、来た道を7合目口まで私が先頭で降りていきます。
ここで暑くなった私は半そでのTシャツ一枚で降りていきます。
実は後で半そでだったので大変だったのですが。
ばしらさんと二人おしゃべりしながらどんどん降りていきます。
下りなら同じペースで降りて行けました。
女神湖も所々励ましてくれますね。
登るときは気がつかなくて寄らなかった、天狗の露地の展望を楽しみました。
振り返ると頂上付近の雪がちらっと見えますね。
するとTomさんがやってきました。ばしらさんのお子さんが100m先を下っていたのに先に行ってしまったというのです。
慌ててお父さんは後を追います。
ちょうど後ろの方も天狗の露地に着いたので、事情を話し先に降りて行きました。
少し経ち、追いついたのはお子さんだけ、ばしらさんは先に行ってしまったようです。
お子さんは急に下ったので耳が痛いようだったので一緒に休み休み降りて行きました。
一気に500m近く降りてきてしまったので敏感な子供はいたくなってしまったんでしょうね。
でもこのお子さんは幸せだなあと思いました。
というのは私自身父の背中を追いかけた思い出が一度もないのです。
仕事が忙しくてキャッチボールをやったことが数回程度・・・
ばしらさんほどの出来るお父さんに追いつき追い越すのは大変でしょうが、この子なら絶対追い越すだろうとなぜか思いました。
足を止めると鳥の鳴き声が急に耳に入ってきます。
シラビソ林にも日がさして本当に暑いです。
すると何やら腕を刺す虫がいるではないですか(@@
どうやら暖かくて虫が大発生している様子、小さいアブに刺されてしまいました。
こんな具合に日がさしているところに小さいハエのような虫が集まっていました。(ガクガク)
案内板が見えてきました、もう少しです!
林の中から黄色い車体が確認できたと思ったら7合目登山口まで降りてきていました。
何しろ夏のような暑さです。
予定どうりの時間帯ですね。
他の方たちも直ぐに降りてきて、全員何事もなく無事に到着しました。
天気が良い登山ってこんなにも楽しいものかと、本当に今回は写真も300枚以上撮りながら楽しめました。
くりのすけさんには次回も景色が良い所で4時間程度の登山場所を探してもらう約束をして解散しました。
帰りは数人で温泉に入り汗を流しました。
皆さん本当に楽しい登山をありがとうございました!
こんなにも長編にお付き合いくださいましてありがとうございます。
皆さんも何かにチャレンジしてはどうですか?
最後に今日の夕日です(^-^