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産経新聞にこんな記事がありましたね(＠_＠)

重いクルマ…緩くなる基準　都「低燃費認定に抜け道」

昔からの車仲間とも話にはなっていたのですが、どうやら行政側も噛みついて来た様ですね・・・

そこにもある様に、東京都が“抜け道”の存在を指摘している理由は！

国の基準は自動車の重量が重くなるほど緩くなるため、本来は基準を満たさない車にパワーシートなどを搭載し、重量をかさ上げした“見せかけ”の達成車があるためだ。
『お引っ越し』という業界用語まである。都では、より厳密な基準を設けることを国に働きかけることにしているとの事～

ごもっともなんですが、今年になりMCや新グレード等で「減税」を受けられるように対策した車を見かけるようになりました。本来であれば、MOPを選ぶと燃費は悪化の一途ですが、制度上の盲点を笑うように、環境性能は上がるという矛盾点があったのです。

低燃費車には区分というのが定められていますが、『お引っ越し』して、エコカーに化け減税が適用される奇怪な現象となってますね・・・

「２０１０年度燃費基準」または「平成２２年度燃費基準」

車両重量（ｋｇ）：燃費（ｋｍ／Ｌ）
　　　　～　７０２：２１．２
　７０２～　８２７：１８．８
　８２８～１０１５：１７．９
１０１６～１２６５：１６．０
１２６６～１５１５：１３．０
１５１６～１７６５：１０．５
１７６６～２０１５：　８．９
２０１６～２２６５：　７．８
２２６６～　　　　：　６．４

例をあげると、車両重量が2010ｋｇの車で燃費9.4 km/Lとします！燃費基準は8.9km/Lとなりますから、105％の達成では適応は受けれません・・・

それにですよ！例えば高価な（ココ重要）ナビゲーションを標準装着して10ｋｇ増加すると仮定します！
あららぁ・・・燃費は9.1km/Lに悪化するならば、燃費基準が7.8km/Lですから116％となり達成してしまうんですね！

もれなく＋15％で減税対象となるシナリオ(・~・)

極悪な事に「減税」を受けられるという謳い文句に隠れて、実は高い価格の車両をうまく買わされている場合もある様です・・・

抜け道で認定されていると思われる具体的車種名は、この様な事からも判別する事は可能ですし、全てがそうか？といった事でもありませんが・・・まじめにエンジン改良かで対応させている車もあります(^○^)

しかし、コレもまた来年春には「新燃費基準」に移行しますから、論議しているうちに時効となる事が予想されます・・・国の基準の抜け穴を指摘して改善を促したいとする、都側の言い分も痛感しますが、想定してはいなかったと？？思います！日本の自動車産業という機関産業を活況へ導こう！という背景も多分にはあるので単純に判断する事は難しい気も（汗）

重量は軽く、排気量は小さくを前提ですが、燃費で区分すれば理想なんでしょうけど・・・HVもEVも普及して来るので一層ややこしくなりそうですね(*_*)

どんな制度にも欠陥はあり、抜け道はありますけど・・・なんだかなぁ？！と