借りてきた映画の話。かなりのネタバレを含みます。
■SUPER8
★★★☆☆

J・J・エイブラムス監督作品。(スピルバーグ監督も携わっているみたい)
J・J・エイブラムスの子供時代、映画少年だった当事を思い起こして製作したのだとか。物語は、中学生の子供たちが、映画コンクールに応募するための作品を撮っているときに列車の脱線事故を目撃する。列車のコンテナに積まれていたのは「宇宙人のUFO」で、捕らえられていた宇宙人がUFOを取り戻して地球から去っていく話。
その中に少年たちならではのヒューマンストーリーあり、
少女か抱える家庭環境ストーリーあり、それが主人公家族へかかわっていたり、
列車脱線事故で、軍隊が出動して火消し活動するし、
宇宙人はなぜか人間を捕虜にしてくるしで後半の展開がめまぐるしい。
映画少年のアシスタント役?の少年(主人公)は、今回がデビュー作。
何千もの応募から選ばれた。私は映画見終わった後のメイキングも見ました。
かなり盛りだくさんの特典映像でした。
少女役のエル・ファニングがとてもかわいい。
他の少年たちよりも実年齢は下なんだけど、高い身長に大人びた雰囲気で、映画の中では1学年上のお姉さん。
結構よかった。
ところで、SUPER8 って 「映画の機材(カメラ)」だってこと、メイキング見て初めて知りました。
■アルゴノーツ伝説の冒険者たち
★★★☆☆

神話の話なんだけど、剣と魔法の物語。
このパッケージを見てちょっと古臭いと思うかもしれないけど、観てみると古さはあまり感じない。そもそも昔の神話の話だしね。
物語自体はとてもよくできてるし、セットや小道具なんかもとてもよくできていてクオリティが高い。
しかし、神 ”ゼウス” と ”ヘラ” が 雲の上で繰り広げる茶番がめちゃくそつまらなくて、作品のクオリティを著しく下げている。これがなかったら★4つかな。
もうひとつ★を下げているのは、主人公の妻になる女性のこと。
こいつがイチバン「黄金の毛皮」に支配されていて、黄金の毛皮を持つ者ならだれの妻にでもなるのかと。こいつはあんまり好きになれないなー。
主人公に思いを寄せる幼馴染がいるんだけど、その子とは結ばれないんだよねー。
ドラクエ5で富(天空の盾)と美しさで「フローラ」を選ぶ主人公に見えてしまいました。(この映画の主人公も見た目で選んだのでは?????)
ちなみに

この写真の左が主人公(王子)、右が毛皮の国の王女です。
美男美女です、幼馴染カワイソス。
物語は、非常にながーーい冒険物語を3時間にまとめています。
テンポほどよく、いいバランスでした。
ヘラの息子、ヘラクレス。主人公の右腕となりピンチを救います。
主人公の母が命を削って神に祈っているのに、雲の上で繰り広げられる茶番といったら・・・^^;
■銀河ヒッチハイク・ガイド
★★★★☆
SFもののコメディ映画だが、映像クオリティが高かった。
よくあるB級クオリティではなかった。話はかなりブッとんでた。
暇ならみてみてる価値は・・・あるかも。
ストーリーは、 「バイパスの建設」のために主人公の家が立ち退きを迫られていた。工事業者が強引に主人公の家を破壊しようとして、必死に抵抗をしていた。
と、同時に宇宙でも、宇宙バイパス建設のために地球を取り壊す工事が始められていた。
主人公の友人の宇宙人(正体は隠している)は以前、主人公に命を救われた恩を返すために地球から一緒に脱出した。
そして地球は取り壊されて消えてしまった・・・。というところから物語は始まる。
宇宙バイパス工事作業の宇宙船に密かに乗り込んだが発見されて、別の宇宙船へ拾ってもらい、その宇宙船には、宇宙の大統領が乗っていて、
宇宙の始まり、生命の始まりを求めて、旅をすることになっちゃって・・・
まぁとにかくブッ飛んでます。
ちなみにコンピュータがはじき出した答え「42」は、製作者の話によると、
なんの意味もない数字を適当に選んだということになっているけど、
ほんとは何か意味があるんじゃないかとか、思われているんだとか・・・(どーでもいい
■クラウドアトラス
★★★☆☆

3時間ちょいの超大作です。
実は以前もレンタルしてたんですが、レンタルしたことあるのを忘れて、また借りてしまいました。休み前は 長時間映画 とか借りたくなってしまい、映画の時間もレンタルする上では大事な判断材料なのです。
で、見たのは2回目なんでストーリーも、仕掛けもわかってたんですが、
やっぱやりたいこと詰めすぎてて、かといって2部作にするには物語りのテンポが悪くなるしで、うーん。

内村光良?!こんなとこでウッチャンなにしてんの?!
この映画のスタッフロールで、仕掛けの種明かししてます。
私はここで種明しします。

いつ見ても「あ、エージェントスミス!」感が拭えないのは私だけではないでしょう。
同じ人物なのにメイクでこんなに変わるんですね。
老人ホームの”看守”です・・・ ^^;

まったく気づかなかったよ、エンドロールまで。
この映画は、過去、現在、未来に生きる人間模様を描いたストーリーで、
過去に深いつながりがある人物とは、また違う時代で出会う、ということが描かれています。
各時代と人物
メイクがすごくて
ほんと気づかなかったアルよ。
最終的には地球がやっぱり終わっちゃって、他の星へ移住するんですが
まぁ、ストーリーってあんまり重要じゃなかったような???
めまぐるしく時代がポンポン変わるんだけど、いちおうどの時代もちゃんと??最後までかかれてますけど、なんかバッドエンド?ですね。
■貞子3D
☆☆☆☆☆ (-100点、やりなお・・・さなくていいよもう)
なにが「Sの復活」だ。こんな駄作、なぜ公開した。
お化け屋敷型映画。
つまり、ただの暗がりの人工的に作られた通路や部屋で、
「ワーーーーーーー!!!!」と驚かせるだけ。
たーだ音が急にでかくなってうるさくてかなわん。
初めて本気で、「途中でもう見るのやめたろかな」と思った駄作。
映画館なら帰ってます。たぶん。
しかし”あのリングの貞子やろ” と思って、退屈な映画に耐えました。
しかし、裏切られました。ストーリーもだめ。
だめ、っていうのは主人公に感情移入できないんよ。
主人公は、パニックになって一発「キャアーーーーー」と叫ぶと怪現象が起きる、周囲からかなりオーバーに怖がられる設定になっている。
なんだけど、1000歩譲ってここまではいいとして、主人公がかなりのメンヘラで行動が理解不能。
主人公の彼氏も、家にいるのに電気消してるとか意味不明、理解不能。
貞子の仕掛けをしたヤツもメンヘラで、さらには完全厨2設定で、理解不能。
「のろいの動画でひとが死ぬ」とまわりがいくらいっても
全く聞く耳もたないどころか、人を信じない警察 も理解不能。
ということで、でてくる人物全ての行動が”理解できない”のでイライラします。
「そーじゃねーだろ」
「いや、そこは話きくでしょ」
「そんなわけねーだろ」
視聴者には一切お構いなしで進む構成
そして突然の騒音で耳が痛い。
今回でてくる貞子は あのエクソシストみたいな 4つ足でカサカサ動く設定で、
しかもたくさんいます。ギャグかなんかかと思って笑おうとしましたが、
当の映画のキャストは大真面目で、見ているこっちはどうしたらいいかわかりません。
結末は最初からわかっていた、結末ありきの映画。
まったくもって視聴者視点に立っていない映画?
これならユーチューブみてたほうがいいね。
それがなんで2作目とか作るかな・・・理解不能。