
デジイチ初心者の初心者による初心者(ゆでこ)のための忘備録です。
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■ 明るさ
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白とび・黒つぶれにならないように適切な露出を選び、
ノイズが入らないようなるべく低いISO感度に設定して撮影する。
【露出】
明るさ。露出の値を上げると明るくなる。
明るくし過ぎると”白とび”する。
(暗すぎると”黒つぶれ”する。白とび・黒つぶれは画質が悪くなる。あとで色味の調整も難しくなる。)
【ISO感度】
ISO感度を上げると明るくなる。
ただしISO感度を上げるとノイズが混じって画質が低下する。
高画質での撮影はISO100以下にする。
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■ 焦点距離とフォーカスと被写界深度と絞り
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【焦点距離】
値が小さいほど”広角”、値が大きいほど”望遠”で、
ズームレンズは焦点距離を変更して画角を変えることができる。
広角は広い範囲を縮小して写真に収めることができる。
望遠は狭い範囲を拡大して写真に収めることができる。
【フォーカス】
像が最もシャープに見えるポイントがフォーカスポイント。
ピントを合わせるとは、フォーカスリングを回してこのピントの合う距離を合わせること。
【被写界深度】
被写界深度とは ピント が合う範囲のこと。
【絞り】
焦点距離で”画角”を決め、被写体にピントを合わせて、
絞りを調整して適切な”被写界深度”を選択する。
<< 被写界深度が浅い(ピントが合う範囲が狭い) >>
<< 被写界深度が深い(ピントが合う範囲が広い) >>
F値(絞り) が 小さい程 より光を取り込むので 「明るくなる」。
合焦する範囲も小さい。 (ボケ味が強い)
F値が大きいと光があまりとりこめないので「暗くなる」。
合焦する範囲が広くなり、手前から奥までフォーカスを合わせる”パンフォーカス”が可能になる。
ボケ味は少ない。全体的にシャープな写真に仕上がる。
<< 風景を撮る場合 >>
・焦点距離を短くして広角にする。
・絞り優先オート で F8以上に して三脚を使う。
・あんまり絞り過ぎる(F25以上)とダメらしい。F8~F22くらいにする。
※暗い所でもシャッター速度を長くとるなどして絞りはF8以上になるようにする
※明るい所でもF25以上にならないようにシャッター速度を速める
風景じゃなくてもある程度のシャープさが欲しいときは最大開放値よりも1段絞る。
↑結構大事!
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■ シャッター速度
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<< 動きの速いものを撮る場合 >>
シャッター速度を速める。
水しぶき 1/650 ~ 1/2000 (秒)
27mm(40mm) f/4 1/1600 シャッター優先オート
シャッター速度が速いと、光を取り込む時間が短いので暗くなる。
[ 注意 ]
暗いからといってF値を開放するとボケた写真になる。
暗いからといってISO感度を上げ過ぎるとノイズがひどくなる。
暗いからといって露出を上げすぎると白とびする。
→照明などで照らす
<< 水の流れなどを撮る場合 >>
シャッター速度を遅くする。
滝 1/2 ~ 2秒以上
シャッター速度が遅いと、より多くの光を取り込むので明るくなる。
[ 注意 ]
明るい場所でシャッター速度を遅くすると真っ白になる。
明るい場所でシャッター速度を遅くするときは「NDフィルター(レンズのサングラス)」を使う。
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■ NDフィルター
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レンズのサングラス。明るい所でシャッター速度を遅くしたいときに使う。
作例
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■ PLフィルター
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偏光フィルター。反射した光の抑制に使う。
釣り用のサングラスとかのレンズと同じ。
空と山との境目がはっきりする。
空気中の水蒸気の反射を抑えて風景をよりはっきり見せる。
水面の反射を抑える。
<< PLフィルターなし >>
<< PLフィルターあり >>
車の窓ガラスの反射を抑える。
車の塗装面の反射を抑制する。
<< 調整によってリアルさよりもアートさを出すことができる >>

↑背景の山に雪が積もってたのでそれも見せたかったのに、(せっかくそういう構図にしたのに)
背景の山がボケてて雪がわかんない。(絞りを開放しすぎてる残念な例)
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■ 夜の撮影の注意点
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暗い場所で三脚なしという無謀な環境での撮影。
シャッター速度が遅いと手振れするのでシャッター速度を上げなくてはならないが、
暗くて真っ黒になってしまう・・・ので露出とISO感度を上げた。
(ISO6400↑↑)
ノイズが乗りまくり。
「現像」でノイズリダクションをする。点の光のノイズもでてるので
アストロノイズリダクションも一緒に行う。
(ISO6400↑↑)

ノイズは軽減できたけど、上げ過ぎたISO感度のせいではっきりしない出来栄えに。
暗いところでは三脚必須。
安物でもいいから絶対三脚は持っていく。
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■ NR (ノイズリダクション)
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<< ノイズリダクション(標準) >>
ISO8000
<< 強め >>
ISO8000
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■ RAW(ロー)現像
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撮影したそのままの写真と、RAW現像した写真の比較。
夜の屋内でしかも逆光だった。
<< 撮ってだし(そのまま) >>
ISO800
<< 現像 >>
ISO800

※トリミングと色味調整等
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■ まとめ
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「被写界深度」と「絞り」については勘違いしてて
高いレンズ・高性能なレンズはF値が低いことから、
F値が低ければ低いほどいい と思い込んでいて、
開放F値で写真を撮ってました。
しかしなんだか シャキっとしない写真ばかりだなーと思っていました。
なんでもかんでもF値を開放すればいいというものじゃなくて、
ある程度シャキっとさせたければ絞らなくてはならないことを最近知りました。
カメラは難しい…
追加
”動く被写体をとめて瞬間を狙う”
→ 明るい場所限定、ISO感度を上げて「シャッター優先」にして撮影。
絞りも一段絞ったところに合うようにシャッター速度を調整する。
シャッター速度 1/650 ~ 1/2000 とか
”車の流し撮りなど”
→ 明るい場所ではNDフィルターなどを使って「シャッター優先」にしてシャッター速度を遅くして撮影。シャッター速度 ~ 1/60秒 くらい。
F値開放より一段しぼり以上絞るとボケずらい
”夜間、流れるテールランプ”
→「シャッター優先 」 10秒以上
”星”
→「シャッター優先」 30秒程度
”夜景” / ”風景”
「絞り優先オート」でF8以上。
”記念写真”
「ポートレートモード」
”子供”
「こどもモード」
↑シーンモードを使うとオートフォーカスの範囲は追従方法も自動切替で便利