
和歌山から徳島の祖谷渓谷まで390kmの大移動を果たし、ついにこの旅のメインの目的地であるホテル祖谷温泉へ到着したゆでこちゃんなのであった。
和の宿 ホテル祖谷温泉

日本秘湯を守る会会員宿であり、日本三秘湯のうちのひとつとして知られる祖谷温泉。
四国の秘境・祖谷渓谷の断崖絶壁に建つ一軒宿で、谷底に湧く源泉へは専用のケーブルカーで向かいます。

以前宿泊した際、その景色の素晴らしさ、ケーブルカーに乗って温泉へ向かうという特別感、そしてホスピタリティの良さに感動し、いつかもう一度泊まりたいと思っていました。
今回はスタンプ10個溜まった特典として、憧れの宿へ招待で宿泊することとなりました。

移動は階段。
ロビーのある4階と客室の3階、内湯の2階あたりの移動があります。

廊下
おひとり様部屋の紹介

部屋に到着して荷物を下ろしたのが17時。
部屋の真ん中には大きなクイーンサイズのベッドがあり、大きな窓からは祖谷渓谷を望む眺望もありました。

小さめですがマッサージチェアもありました。これはいいですね。
エアコン、金庫、洗面所、トイレあり。冷蔵庫もあります。
中にはポカリとすだちの炭酸ジュース、お茶が入っておりサービスなのだそう。

朝、目覚めの一本!
■お茶菓子

きれいな朱い3段のお重にお茶菓子が入っています。
そのほか、祖谷温泉の名前入りのお茶とコーヒーがありましたので、こちらはお持ち帰りしました!
■祖谷温泉の50年の歴史
開湯からの記録が本になっており、部屋で自由に読むことができます。
昔の写真や宿の歩みが詳しく紹介されていて、温泉好きなら読みふけってしまう内容でした。

こちらは別注料理。
■温泉BGM

前回泊まった部屋にもありましたが、BOSEのCDラジカセ。
CDは3枚あって、朝と夕刻、夜の3種の温泉BGMを流すことができます。
夜はBGMを流しながら、明日の予定を確認したり、旅の余韻に浸かったりして過ごしました。
絶景!ケーブルカーで行く渓流露天風呂

何はともあれ、お風呂です。食事は19時開始にしてもらいましたので、今から2時間露天風呂を堪能することにしました。
■ケーブルカー

ケーブルカーの発着場は4階ロビーの横です。
係のひとがもう3分ほど待ってくださいねと声をかけてくれました。

ヤマガラ用の餌場にはひまわりの種が置いてあり、たまに餌をついばむ様子が間近で見れました。

しばらくすると、ケーブルカーが谷底から戻ってきました。

斜度42度で固定されており、籠も斜度に合わせた形になっています。

出発ボタンは籠の中の先頭部分にあり、お客さんが押して出発します。

片道5分ほどかけて高低差170mを移動していきます。

運転時間は 朝7時から夜21時まで。(発着)
■祖谷ブルーが美しい祖谷川の渓流露天風呂

谷側待合所。
ビール自販機もあるから小銭あるといいかも?!

ちょうどお客さんと入れ違いになって独泉です。
ラッキー!このあとごはんまで誰もおりてきませんでしたのでゆったり温泉を楽しむことができました。

泉質 アルカリ性単純硫黄泉
湧出量 1,500L/min 掘削自噴
泉温 38.2℃(湯舟温度 36℃くらい)
pH 9.1
ナトリウムイオン 71.4mg/kg
炭酸水素イオン 69.6mg/kg
炭酸イオン 33mg/kg
塩化物イオン 35.8mg/kg
メタケイ酸 55.3mg/kg
遊離硫化水素 0.9mg/kg
成分総計 0.291g/kg
※露天風呂は毎日男女入替制です。
■せせらぎの湯

源泉が勢いよく注がれて、湯がしゅわしゅわ炭酸で白く濁っています。

ちょうど湯口の前に座れば、気持ち良い気泡に全身が包まれます。

投入量が多いためか、源泉由来の細かな気泡が全身にすごい勢いで付着します。顔まで湯舟につければお湯がしゅわしゅわしているのを感じることができます。

湯舟温度は36℃ほどの人肌で、やさしい硫黄の香りがするやわらかい湯触りのお湯で、いつまでも浸かっていることができます。

目の前の崖には滝があり、祖谷川へ流れ落ちていきます。
ごうごうとした川の流れの音に混じって、ヒュルル、ヒュルルとここでもカジカガエルの美しい鳴き声を聞くことができました。
湯上がり、脱衣所に向かう途中にカジカガエルがいました。見るのは初めて。

湯桶の影でオニヤンマも羽を休めていました。
■渓谷の湯

翌朝、朝食の後に訪れました。
ケーブルカーの運転は朝7時からです。朝風呂を楽しみたいお客さんがたくさんいるだろうと思い、あえて朝食を7時にお願いし、食後にゆっくり楽しむことにしました。
朝食を楽しんだあと、露天風呂へくると、やはり朝ごはん時なので予想通り独泉となりました。
祖谷ブルーの祖谷川を見渡せる絶景の露天風呂です。

湯口の湯は勢いが強く、お湯しぶきの写真でその豊富な投入量が伝わるでしょうか。

フレッシュな源泉を全身に浴びて贅沢な湯あみを楽しみました。
■内湯

内湯は夜通し入ることができます。
加温循環、かけ流し併用です。かけ流し量は少なめです。
湯温は41~42℃ほどでしょうか。温まる湯温です。
大きな窓からは、四季折々の風景が望めます。
風呂に繋がる通路と脱衣所のデザインが機能的で美しいです。

待合所に水もあります。
◽️🌌夜空 天気よかった。

周りになにもないので星がよく見えました。
豪華な夕食、地酒と共に楽しむ郷土料理に舌鼓

テーブルに用意されていたのは、清流香る夏の宴 というメニューです。

※プランによって内容が変わるようです。今回は秘湯の会の招待です!

徳島地鶏の阿波尾鳥を使った料理や、鰻、祖谷豆腐、鹿肉の煮凝りなど前菜の盛り合わせ。

お酒は徳島の地酒6種から3種のみくらべを頼みました。

左から
・芳水(ほうすい)純米吟醸
・山笑(やまわらう)純米吟醸
・御殿桜(ごてんざくら)純米吟醸原酒
どれも食事に合うお酒で、どんどん進みました。
この中では、御殿桜がすっきりとした旨味があり、特に好みでした。

大歩危祖谷のそばすべし。

すだち鮎の塩焼きと巻き柿。
すだち鮎とは、餌にすだち酢などを加え香り高く育てた鮎のことだそう。
私は川魚の塩焼きが大好物。
この鮎はぎっちり抱卵しており大変美味でした。

阿波金時豚のトロ煮、揚げた団子とこんにゃくのそば。

中華風の味付けです。おいしかったです。

ここでお酒を追加。

ARATAE ALE の PREMIUM RICHをいただきました。

たまご

イン!
阿波尾鳥の親子鍋。

ごはん貰いました!美味!!🍚

ところてん。
自分で押し出す。楽しい。

阿波牛のあぶりしゃぶしゃぶ。
どれも美味しかったのだけど、
これが今夜の最高美味です。

祖谷そば。

そしてデザート。
親子鍋の時点でご飯をいただいていて、おかわりまでしましたが、
まさかお蕎麦まででてくるとは。

お腹いっぱいになりました!
和洋選べる朝食バイキング

チェックインの際に朝食時間のほか、和食か洋食かを選ぶことができます。
悩みましたが、前回と同じく和食を選びました。

会場は同じですが、席は夕食と異なり、窓際にセッティングされていました。
これは一番いい席なんじゃないでしょうか。

絶景の祖谷渓谷が眼前に広がるなかで優雅な朝食です。

蒸し物

ごはんやみそ汁、サラダやデザート、飲み物はバイキング形式となっています。

子持ち鮎の甘露煮。これはお土産で買いました。
朝から豪勢な食事を楽しみました。
チェックアウトまでお風呂を堪能

朝食後はチェックアウトまで露天風呂を楽しむという計画通り、露天風呂へ向かいました。

ケーブルカーを待つ間、ヤマガラへ手から餌をあげようと挑戦しましたが、ヤマガラは来てくれず。係の方が、前はすぐ食べに来てくれたが、代がかわったのか手からは食べなくなったのだそう。
ケーブルカーで谷底へ到着したのが7:45。やはりこの時間はだれもいません。
男女入替となり、渓谷の湯を9時まで堪能しました。
最後に内湯も覗くと独泉タイムあり。
名残惜しいけどチェックアウトの時間となってしまいました。
チェックアウト後、お土産コーナーでお土産を購入し出発。
ここから車で2分の、小便小僧へ。
このあとは、有名な観光スポット「かずら橋」へ向かって出発。
■まとめ

絶景の祖谷渓谷を眺めながら入る渓流露天風呂は期待以上でした。
36℃ほどのぬる湯、やさしく香る硫黄としゅわしゅわの浴感が良かったです。
祖谷ブルーの清流のせせらぎとカジカガエルの鳴き声を聞きながら何時間でも入っていたい温泉です。豊富な湯量と抜群のロケーションが最高でした。
食事もお酒も美味しく楽しめました。招待宿にここを選んで大正解でした。
ここまで遠かったけど、それだけの価値がある温泉宿だと思いました。
(東京から和歌山竜神温泉経由 1日目、2日目の移動合計 1,026.37km)
■次回予告

祖谷のかずら橋、鳴門海峡の大渦など徳島観光をしながら、
次の宿泊地である兵庫県 有馬温泉へ向かいます。
旅の折り返し、初めて訪れる名湯 有馬温泉。どんな旅となるのでしょうか。
つづく