今日は東京モーターショー2019を見てきました。
会場がビッグサイトのある有明と、1.5km離れた青海に分かれていて、移動が大変で疲れました。あとメガウェブとかVenusFortの中とかにも分散してるし。
シャトルバスなんか40分待ちで、結局歩いたほうが早かった。
いい加減幕張開催に戻してほしいです。
有明から青海へ向かう人々の群れ。
展示の内容ですが、去年もそんな感じだったけど、
昔のようにクルマを作って売る予定だから見て触って!っていう感じではなく
コンセプトや技術、活動を訴えるだけの場と変わり果ててしまいました。
実車両の展示も極端に少なくなって、パネルや映像、パフォーマンスで訴えるだけ。
逆にパーツメーカーなどは、新しい技術を発表する場になっていて面白かったです。
やはり電子制御+自動化を掲げているところが多かったですね。
今後は、どんどん部品が電子化されていって、共通化されていって
人間が介入する部分も少なくなって
どのメーカーが作っても同じようなクルマになって個性が失われていくのかも。
興味を引いたものだけ記載していきます。
新型ヤリス。なかなか良いデザインだと思います。
2020年2月中旬発売予定。
1.5Lガソリン車にはiMTも導入される予定です。
コンセプトカーって現実的じゃなくてあまり好きじゃないけど、
なんかこの車が妙に心に刺さった。
環境省のブースのAGV(All GaN Vehicle)というクルマです。
やっぱり色のせいですかね。
GaNっていうのは窒化ガリウムのことで、二酸化炭素排出20%削減のために
次世代半導体であるGaNを使ったコンセプトカーでした。
ついでにこちらも。
同じく環境省のブース、NCV(ナノセルロースビークル)というクルマです。
セルロースナノファイバーという植物由来の強化繊維を使った素材で作ったクルマだそうです。
AISIN、DENSO、maxell、トヨタ紡績、宇部興産などいろんなメーカーがこのプロジェクトに参画して素材を展示していました。
タイヤ関連は素材を追求したり製法を工夫したりで進歩してるんだけど、この2つのメーカーが画期的でした。
その1 コンチネンタルのホイール
ホイール内に圧縮空気のタンクとセンサーが入っていて
温度などのタイヤ状態に応じて空気圧を自動で制御します。
これすごいな。
その2 ダンロップはエアレスタイヤを展示。
SAWAFUJI(澤藤電機)のブースにて。
こちらはアンモニアを原料にして水素燃料を自車内で作り出す装置だそうです。
燃料を作りながら走れるようになればスゴイですね。原料がちと残念ですが。
NTTdocomoのブースにて。ウィンドウ埋め込み型の5G用アンテナです。
これ積んだらクルマの中で安定して5G通信できるようになります。
小糸製作所ではブレードスキャンという技術を展示。
ライト内にスキャン用の照射LEDが付いていて、内部で回転させた角度のついた鏡のブレードに光を当ててスキャンし、
周りの状況に応じて照射パターンを自動コントロールします。
従来だと何万個もLEDが必要だけど、この方式だとたった12個でスキャンが実現できるんだそうです。
ジェイテクトは自動操舵の技術を展示していました。
DENSOとアイシン精機の合同会社BluE Nexusの電動駆動モジュール。
今後はこれを使った車がどんどん作成されていくんだろう。
DENSO、BOSCH、三菱電機、日立などの大手はこぞってクルマの自動制御システムを展示していました。総合メーカーならではです。
これは日立の展示。
今回はこんなところでした。
次回も行けたら行く?かな。
Posted at 2019/11/03 22:25:03 | |
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