こうみえて私、
クラシック音楽も好きなんです。
と言っても、年季の入ったクラシックファンではなく、メロディが気に入ったり、番組で取り上げられたりした有名な曲をスポットでCD購入しているミーハーファンです(^_^;)
ですので、私が紹介するのは超有名・定番曲ばかりです。
<(_ _)>
今回紹介するのは
ピョートル・チャイコフスキー(1840-93)作曲
「交響曲第6番・悲愴」です。E.ムラヴィンスキー指揮/レニングラードフィルハーモニー管弦楽団。
チャイコフスキーの交響曲といえばこの第6番悲愴が最も有名ですが、ベートーヴェンの交響曲ほどには知られていないように思います。チャイコフスキーは
19世紀ロシアの偉大な作曲家ですが、この悲愴も、あの有名なバイオリン協奏曲もピアノ協奏曲も、初演では必ずしも評判はよろしくなかったようです。
「悲愴」という副題はチャイコフスキー自身が付けたものです。確かに、第一楽章は冒頭から重々しく暗いです。しかし中盤から提示される第二主題は映画音楽のような
美しく切ないメロディーが広がります。かと思えば突如激しく強烈な展開をみせたり、第一楽章だけで20分近くある長いものなので、かなりお腹いっぱいになります(^_^;)。
「悲愴」とは、第四楽章でもの悲しい旋律が繰り返され、終盤には盛り上がりを見せつつも最後は炎が徐々に消えていくように終焉を迎える、という点に象徴されているように思います。
この曲が
初演されてわずか9日後に、チャイコフスキーはコレラ?で急死しました。自身が「私の最高傑作だ」と評した交響曲第6番が、最後の作品となりました。
チャイコフスキーの自信作。やや取っつきにくいですが、噛めば噛むほどその良さがにじみ出てきます。
E.ムラヴィンスキー(1903-88)はロシア出身の指揮者です。貴族階級出身の彼はロシア革命で財産を没収され、21歳でレニングラード音楽院に入学、35歳の時全ソ連指揮者コンクールで優勝し、以後レニングラードフィルの常任指揮者に就任しました。
レニングラードフィルハーモニー管弦楽団は1772年創設の歴史ある楽団です。ロシア革命に伴う体制の激変によりしばらくは低迷していたようですが、ムラヴィンスキーが常任指揮者に就任してからは名実ともにソ連随一、世界屈指のオーケストラへと躍進しました。
現在はサンクトペテルブルクフィルに改称されています。
例のごとく、YouTubeの動画を貼り付けてみました。
4:40ごろから第一楽章のハイライト(^o^)
時代を超えて愛されるクラシック、
やはり本物はすばらしい\(^o^)/
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ミュージック・アート | 日記
Posted at
2016/05/07 23:54:43