
私が子供の頃(昭和40年代)はテレビアニメ、特撮物の黎明期で、まるしは
テレビと共に育ちました。
今回取り上げるのは
「パーマン」です。
放映は
昭和42(1967)年4月から43年4月まで、全54回、108話。原作は
藤子・F・不二雄氏。東京ムービー/スタジオゼロ制作。モノクロ作品。
藤子・F・不二雄(当時は藤子不二雄)氏は、言わずと知れた
漫画界の巨人です。オバケのQ太郎で人気者となり、以後もパーマン、ウメ星デンカ、ドラえもん、ジャングル黒べえ、キテレツ大百科、エスパー魔美などアニメ化された作品多数。とくにドラえもんはサザエさんと並ぶ
国民的アニメとなっています。
あらすじ(TV版) Wikipediaより抜粋
ある日、小学5年生須羽ミツ夫の前に超人「スーパーマン」が現れ、マスクとマント、バッジを渡される。このセットを身に付けることによって、半人前の「パーマン」としての力が発揮できるのである。マスクを被ると体は強化され力は6600倍、マントの力で空を時速91キロで飛行でき、バッジは通信機であると同時に酸素マスクにもなるので水中でもへいちゃら。
ミツ夫は同様に超人からマスクやマントを受け取った仲間たちとパーマンチームを組み、超人的な力を発揮して悪者を懲らしめ、あるいは事故や災害に立ち向かう。出動中は自分そっくりに変身できるコピーロボットに身代わりを任せておけるが、正体は絶対に知られてはならず、知られたことが発覚した場合は秘密を守るため記憶を消され、廃人にされると戒められる。かくして5人のパーマンによる活躍が始まった。
基本的に一話完結、一回二話の形式でした。当時小学校低学年のまるしはもちろん、当時の子供たちに圧倒的に支持されました。普通の小学生がマスクの力を借りて正義のヒーローになり、悩んだり挫けたりしながら成長するというのが、身近に感じられ共感を得たのでしょう。
当時のまるしも、
パーマンになった夢を見ました。それは今でも鮮明に覚えています。コピーロボットも欲しかった(^_^;)イマデモ ホシイ
パーマンの原作漫画は昭和41年からと昭和58年からの2期に分かれて連載されました。TVアニメも同時期に2回放映されましたが、細かい設定が第1作と第2作とでは異なっています。
まず、パーマンを監視・指導するのは第1作ではスーパーマン(超人)でしたが、第2作ではバードマン(鳥人)に変わりました。パーマンチームも、第1作では5号までいました(1号ミツ夫、2号ブービー、3号パー子、4号パーやん、5号パー坊)が、第2作は4号までになっています。
「スーパーマン」の名前が変わったのはおそらくアメリカのSupermanとの権利関係でしょうが、不都合が生じました。パーマンというネーミングの
理由が物語の冒頭で語られます。スーパーマンの見習い達は
半人前なのでスーが無くてパーマン、と名付けられたのでした。
また、第1作では
「秘密を漏らすと、パーにする!」というのがスーパーマンの口癖でしたが、第2作では「秘密を漏らすと獣ガンで動物にする」に変わりました。第2作ではパーマンというネーミングの必然性が無くなってしまっています。
まあ、脳細胞破壊銃でクルクルパーにするという表現は今考えるとちょっと問題かもしれません(^_^;)
単なるギャグ漫画では無く、主人公ミツ夫の成長、パー子
(実はミツ夫の憧れ、アイドルの星野スミレだがミツ夫は知らない)との淡い恋模様も描かれ、パーマンチームそれぞれのキャラ立ちもよく、とても懐かしい作品です。
私が見ていた第1作のモノクロ画像は、ネットを検索してもほとんどありません。タイトル画像も第2作のもの。連なって飛ぶとスピードアップできるのです。
恒例の主題歌も引っかかりませんでしたが、かろうじて見つかりました。
参考)昭和42年開始の他の主なアニメ作品
悟空の大冒険、黄金バット、マッハGoGoGo、リボンの騎士、冒険ガボテン島、ピュンピュン丸、ドンキッコ、スカイヤーズ5、おらぁグズラだど など
画像、動画はネットで拾った物です。問題があれば削除します<(_ _)>
Posted at 2016/01/26 19:53:52 | |
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