早いもので??居間のTVに
プラズマを導入してから12年経過。
12年前、現在は潰れて無くなってしまった秋葉の多くの家電量販店で友人と一緒に色々見て選んだ事を今も良く覚えています。2008年に購入してから2012年に二回修理対応(5月と9月に基盤Assy交換)、その後も稀に電源が入らない事がありましたが、何とか現役で活躍しております。
箱根マラソンを大画面で母親に楽しませてあげたいのがプラズマ導入の理由でしたが、オリンピックであれサッカーWカップであれ、スポーツイベントがTV買い替えの理由に該当する人は少なくないと思います。荒川静香のトリノ冬季五輪のフィギュア金メダルを父と一緒に眠い目を擦りながら見たなぁ・・とスポーツの一緒に当時の事が思い出されます。
延期が決まりましたが、「プラズマは発熱も昼間の電気代もかかるし、もっと大きな画面で東京オリンピックを楽しませてあげたいなぁ?」と言う事で深く考える事なくTV情報を色々リサーチ開始。随分と液晶TVのお値段がリーズナブルになっている事に気が付いてしまいました。
店頭にチェックしにいくと、やはり元々高画質に作られているデモ動画では有機と液晶の映像は相応の差があり、店員さんはPanaの有機を推して来ました。
確かに発色コントラストが良く自分用ならBD等のソフトが殆どなので有機EL一択ですが、メリット・デメリットを考慮した結果、画質にあまり拘りが無く韓流ドラマや録画した地上波メインの両親には55インチの有機よりも65インチの液晶=画質よりも画面サイズを優先した方が満足度は高いと言う結論に至りました。
(我が家は夜間の電気代が1/2になる代わりに昼間の電気代が2倍になるオール電化プランなので、プラズマ・有機ELと比べると大幅に省エネになるのもポイント)
液晶の65型と大枠は決まったので次は機種選択。
地上波メインとなるとタイムシフトマシンで丸々録画が出来る&地デジが綺麗な事に定評のある東芝が有力。
何日か調べた結果・・・
65U7Eと言うハイセンスのフラッグシップ液晶TVに決めました。
まさかまさかの中国メーカーのハイセンス^^:
液晶65型・Amazonプライムから鬼滅の刃(720P)
ひとまずデカい!(比較BD-BOX)
65型だと映像の人物が実物大になる&空間的にも店頭以上に迫力を感じますし、画像以上に綺麗です。
①レグザエンジン搭載・倍速パネル搭載 ②地デジが普通に綺麗 ③65型・4K液晶のフラッグシップモデルが実質10万円以下と言う圧倒的コスパが決め手となりました。
ハイセンス=中国メーカーと言う事でタイムマシン機能の東芝とやはり迷いましたが、ハイセンスが倍速パネル搭載に対し、倍速パネルが欲しけりゃミドルクラスのZシリーズ(65U7E比1.8倍~2倍程お高い)にしてね!?エントリーのMシリーズ(同比1.3~1.5倍お高い)には倍速パネルは使ってないよ!と言う現実。
ハイセンスと言えば白物家電しかイメージが無かった訳ですが、世界シェア4位・中国内シェア1位、ロシアWカップオフィシャルスポンサー・・・私の方が完全にガラパゴスになっていた様ですね。
2画面表示出来ない・内臓4Kチューナー数が少ない等々、省かれた削られた機能もありますが、基本となる画質は素人の私には十二分なものでした。気になっていた起動時間やチャンネル変更タイムも問題なし。
KURO購入価格の1/2以下で年間消費電流も約1/3程少なく、黒浮きもかつての液晶とは完全に別物。視野角も大丈夫。いやはや恐ろしい進化・コスパお化けです。
PCディスプレイもかつては日本メーカーが輝いておりPCも巨人IBM、NEC、富士通が鎬を削る一方、Acer等はPC好き以外はあまり知られていない状況でしたが、現在はIBMもNECも富士通もPC部門はレノボに買収されました。PCモニターもLGやAcer等のメーカーが普通に売れています。
日本でもアイリスオーヤマやドンキのTVの様にジェネリック家電が話題になっていますが、先のハイセンスは東芝のTV部門を買収した様に、世界シェア的にも海外では指折りのメーカーの一つ。と言ってもそれまでは比較対象にすら挙がりませんでしたが、今のハイセンスは今までの「量」に加え東芝の様な「質」も手に入れ、確かなジェネリック東芝へと進化していました。
リビングは来客が来るから日本大手メーカー以外のTVは・・・と思っていましたが、そんな私ですら今回調べれば調べる程に、実際に購入して見れば見る程にそのコスパの高さに驚嘆しました。グレードを落とせばもっと安いラインナップもありますが、この価格でこの画質・・・ブランドへの抵抗感はあっさり砕けてしまいました。
有機ELの高価格帯モデルは日本メーカーの技術力・ブランド力は未だ健在ですが、今までの技術者レベルの流出ではなく、シャープ・東芝の様に「メーカー」家電部門自体の流出は日本家電の終わりの始まりなのかな?もう液晶は組み立てて出荷する、PCと同じになったんだなぁ・・・としみじみ。
進境著しい海外メーカー、例えば今回のハイセンスですが、日本市場への液晶が65インチまでに対して有機ELは55インチのみ。
自分用に有機ELを導入する時は65インチ一択と思っているので現状では日本メーカーから選ぶ事になりますが、実際に買い替えをする時にジェネリックレグザの有機EL65が発売されていたらどちらを選ぶのか??非常に悩ましい限り。
マニアが厳密に調整して比較をすれば恐らく日本メーカーの方が綺麗でしょう。
ただ、既にこのTVで分かった様に素人が見るには十二分過ぎる程綺麗でしょうし、普通の人がその違いが判るか?その微差に倍のプライスを出せるか??
買って貰える・プレゼントして貰えるなら別段、現実的に自腹で選ぶ時が来たら私はジェネリック有機レグザを選ぶでしょう。
「白物でも抵抗があるのに中華の黒物??勘弁しておくれ」と言う人間がそこまで感じてしまった・・それ程までに今回のTV買い替えの満足度は高いものでした。
物まねと揶揄されようとも「世界に追いつけ追い越せ」と我武者羅だった日本メーカーが、今は逆に追いつかれて食われる立場になってしまった現実。デジタルの進化、圧倒的コスパに満足感と同時に、非常に切なく悲しいものですね。
Posted at 2020/03/25 16:19:21 | |
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