「脂ぎらない 挑発しない 受けて立たない」
今まで生きてきた中でも、かなり好きな言葉だ。
元ネタはある自動車雑誌でR129型のSLを紹介する際に使われたフレーズ。R129というか90年代後半から00年代のベンツのデザインが、いままでの主張の強いものから柔らかいものへと移り変わる様子をよく表していると個人的には感じている。W124などの所謂「最善か無か」の世代も嫌いではないが、その後のよく言えば上品になった世代も非常に趣があって良い。中でもR129は秀逸である。
そもそも最近のクルマは押しが強すぎると思っている。本当に実力があればそれを誇示する必要はなく、何があっても余裕たっぷりで大きく構えていれば良いはずである。自分にどこか自信がないからこそ、自分を大きく見せ、なめられたくないという方向に走ってしまう。最近のいかついデザインのクルマにはどうもそういった消費者の人格が見えるようで好きになれない。
それに引き換え、R129は凄い。特にSL73AMGが素晴らしい。SL史上最大排気量である7300ccV型12気筒を搭載しながら他のグレードと外見上の大きな違いはない。心配になるほど主張しない知る人ぞ知るクルマなのだ。と、いうわけで、どんな人間になりたいかと聞かれれば半分冗談、半分本気で「SL73のような人」と答えるようにしている。
それはさておき、シャレードデトマソってリア、ストラットなんすねっ!てっきりトーションビームかと・・・。やっぱ欲しいなあ。サンバーオーナーとしては、後輪独立懸架は一本取られた気になっちまいます。たぶん1500くらいのライトウェイトカーが一番楽しいんですよねー。でも、スイフトはみんな乗ってるから嫌だしなー。(笑)
サンバーと言えば、軽自動車蔑視はやめて欲しいですよね。原付蔑視もですが・・・。乗りもしないでイメージだけで遅いんでしょとかしょぼいんでしょとか。自動車やバイク一台をメーカーが世に送り出すと言うことは、信じられない数の大人たちが本気になって動いてるわけで、その一台一台にしっかり向き合うべきだと思うんですよ。売れなかろうが何だろうが、それなりの思いがあって作られてるはずなんですよ。どうやってもコンセプト理解できないクルマとかたまにありますけど・・・。(笑)しっかり向き合った上で嫌いと言うなら許せますが、頭ごなしに否定する行為はいただけませんね。
かく言う私ですが、全然実践出来てないかもですね。クルマの話をしましたが、結局人間も一緒ですよね。なんか苦手だなって人にもしっかりと向き合えば必ず得られるものはあるし、そうすべきなのは分かるんですがね。でも、難しいのは相手の話に合わせているだけでは「向き合う」ことにはならないということ。自分の意見が相手と違ったらしっかりとお互いの違いを理解する。これが、難しい。まあ、全ての人とこんなことやってたら疲れちゃいますけどね。第一、そんな奴面倒くさ過ぎますね。(笑)昔行った床屋の壁に張ってあった「我以外皆我師」と言う言葉が地味に刺さってます。全てのものや人から何かを学ぼうという謙虚な姿勢を表しています。ちなみに、吉川英治さんの作中の言葉だそうです。作品は何冊か読みましたが「平将門」が良い意味で予想を裏切られて個人的には良かったですね。
でもね、嫌いなものは嫌いとキッパリ言えるのも格好良い。良く知った上で嫌いと言うのは良しですよね。最近、意識してるのは「来るもの拒まず去るもの追わず」。まあ・・・イメージ的にはポルシェですね。
90年代になっても依然として空冷リアエンジン。しかも、ほとんど変わり映えもせず流行に媚びないデザイン。自分の世界を貫いている感じです。そして、その世界に共感できる数少ない人に向けてだけ作っている感じが格好良い。でも、知れば知るほどポルシェって「ドイツ車」なんですよね。好きなことやってるようでいてちゃんと考えてる。だから、ポルシェは失敗しない。ま、長くなりそうなのでポルシェの話はこのくらいに・・・って、やばい、ストマジの話してないな。
この前のシリンダーヘッドの面研ですが、確実に効果ありますね。あと、今キャブセッティングがとってもキマってて爽快ですね。
今後の方針としては、ハイスピードプーリー装着くらいですね。あとは、CDIがデイトナの青箱なので赤箱かポッシュのヤツがちょっと欲しかったり・・・。
あ、フロントフォークがちょっと怪しいかもという疑惑は出てます。でも、乗れないレベルではないので、冬になって寒くなったら一回ばらして見ようかなとか考えてます。
2台目かー、とかちょっとだけ考えてますけど。うーん、スーパーディオあたりの90年代カッ飛びスクーターはちょっと興味あります。あとは、ミッション車?AR50は大好き。あとはRG50Eの三角形テールカウルも天才的だと思ってます。でも、高いんだよなー。
Posted at 2023/09/19 22:05:56 | |
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