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Hirotのブログ一覧

2023年10月31日 イイね!

近況23.10

さて9/4にディーラー入庫し、9/13にUSへ送ったロールバー油圧シリンダーはOHが終わり、10/17にディーラーへ届けることができた。長いあいだストップしていた作業は再開したが、元々の車検入庫と併せ依頼していた内装補修関連も難航しているようだ。現在10/31時点ではまだSLが戻ってこないが、ディーラーいわく「週内には仕上げる見通し」とのこと。


かれこれ2ヶ月も居座ることになろうとは思ってもみなかったが、つまり週末は出掛けないで家で待機し、作業完了の連絡があり次第すぐ引取りに行き、工場スペースを空ける必要がある。残念だが文化の日11/3~5の週末三連休は、旅行に行けなそうだ。だがようやく仕上がったSLで、日帰りドライブ程度は楽しめるだろう。


ところで10月をどう過ごしたかといえば、ただ待っていても仕方ないのでR230からの乗り替え候補について何となく考え、BMWの220iかベンツC180のカブリオレあたりが現実的な着地点かと絞り込んでみた。どちらもアダプティブクルーズの設定があり、いまの駐車場にラクに入るサイズのオープンカーだ。


正直いって私のR230は、買った値段を考えたら常識はずれな整備修理費用を掛けているが、そうかといって手放すときに元が取れるような金額で買い取ってもらえるとは思っていない。しかし内外の「お掃除」や整備/修理/アップデートなどは、いま私が乗るために必要だから手間とカネをかけている。


カーセンサーやグーネットなど覗いてみるといつも同じ顔ぶれの車ばかりなことに驚く。安いのにいつまでも売れ残っている状況からの想像だが、下取りや業者オークションでかなり安く買い取ってきて、多少なりともお金をかけたのだろう。だから再び業者オークションには流せないのだと思う。だが店頭の実車は恐らく大したコンディションではなく、だから売れもしないまま何年も居座っているのだろう。そんな店頭屋外に長年放置された車両のコンディションなど、だいたい想像がつく。永遠の不良在庫という感じだな。

そんな中古車市況を考えれば私の車も、R230というだけで買い叩かれるだろう。つまりSLの売却金額はあてにしない前提で、もし次に買い替えるとしたら何よりも、まずは手頃な値段の車であること。


そこで週末毎に、買い替え候補を外車レンタカーで借りて旅行にいき、長距離長時間を妻と一緒に走って意見交換もし、しっかり検証してみた。


BMW220iのレンタカーはアダプティブクルーズ無しだったが、それ以外は充分に確認ができた。私はBMWのATスポーツモードの俊敏さが大好きだ。駆け抜ける喜びを存分に味わえる。トランクは天地が浅く奥行きが深い。これは私達には使いにくい形状だ。趣味の道具を運ぶハードケースを入れる際に、並べにくいし取り出しにくかった。かといって荷物をリヤシートに置きっぱなしにするのは、あまり安心できない。外から荷物がまる見えというのは相手が犯罪者でなくとも、つい余計な出来心を誘ってしまうものだ。20年以上に及ぶオープンカー生活で自然と防犯予防意識が身についてしまった。後席のヘッドレストは自分で取り外すことができ、無いほうが見た目はスッキリする。もし自分がこの車を買ったら、あとは後席カバーを兼ねてドラフトストップを装着するだろう。車体はコンパクトで扱いやすいが、4座なだけあってホイールベースは長め。小さい車のわりに不快なピッチングが少ないのは多分そのおかげだろう。

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分厚くズン胴なボディだが、もし私がこの車を買ったらM2イメージのボディキットやカッコいいホイールなど装着して、かなりアグレッシブな外観に仕立てることもできそうだ。一番おとなしい上品なのは純正Mスポーツのキットかな。BMWも分厚いズン胴ボディは気にしていて、なんとかそれをクビレボディに見えるよう視覚的ゴマカシに苦労しているのが分かる。マツダロードスター/SLK/Z4などのオープン2シーターだと前席の後ろに脱いだジャケットやコートなど置くスペースさえなく、またトランクも小さすぎて私の生活スタイルではとても使えない。それらの代わりに、こういった小ぶりな4座オープンを「大人のロードスター」という感じで使いたい。

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ベンツC180のほうは代車で馴染みのある普通のCクラスと同じで、ただ屋根をあけるスイッチがついているだけだ。トランクは天地奥行きともに使いやすい形状で、ベンツらしい実用性が確保されている。荷物の置き場所としてリヤシートをあてにする必要はない。すべてのコントロール類はどの時代のベンツにも共通するロジックで構築されており、ベンツに乗り続けてきた人には分かりやすく、使いやすい。
後席ヘッドレストは自分で外すのが難しそうだ。横転時のロールバー機能があればディーラーでは取り外すのを嫌がるだろうから、どこか社外に頼んで外してもらう必要がありそうだ。これは面倒。

この車もやはり4座なので分厚いズン胴ボディだが、ベンツはAMGでさえ派手なボディキットが付かないので、外観はあまりいじる余地もなさそうだ。

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DTMみたいに過激な社外品のワイドボディキットならあるが、過激すぎて滅茶苦茶に恥ずかしく、とても日常使いとして近所を走り回れない姿になってしまう。このあたりがBMWと違って、いじった途端イッキに「ド」下品になってしまうところが、ベンツは難しい。

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ただ問題は、もともとどちらの車も外見が全然わたしの好みではなく、またどちらの車も左ハンドルの設定がないことだ。


実は今のSLを手放して同じR230で左ハンドルへの買い替えもずっと考えてきたのだが、最近やっと内装ベージュ左ハンドルの中古車が現れた。しかし黄ばんだライトカバーやシワ/ヒビの目立つ運転席シートや薄汚れた助手席ほか内装などを見た途端「これを買ったら外装/内装/機関/足回り/オーディオに、また最初から何百万と何ヶ月もの手間暇とお金をかけ、前と同じ業者さんにまた脱着/組付けの同じ面倒も繰り返して・・・」と苦労の道が見えてしまうと正直オエ〜ッ!と激しい吐き気がして、とつぜん正気を取り戻したというか目が覚めたというか、2023年3月購入以来の浮かれたような熱がスーッと冷めた。


自分が好きで選んだ車に、普通に乗ろうと思って「ついうっかり」整備修理に大金をかけてしまったが、R230という車はそこまで執着して買い替えてフルレストアしたって、将来クラシックと呼ばれるほどの値打ちが出る車ではなさそうだ。

「上品でカッコよかった最後のSL」ぐらいの地位は、得られるかもしれないが、私はただ本当に普通のカッコイイ中古車として、調子よくキレイな状態に戻して乗りたいだけだったのに。


今年の3月にR107を手放してからというもの本当は、他に乗りたい車などなかったのだ。だからお金持ちでもないのに狂ったようなお金の使い方をして、恋が芽生えるかと期待したが、そんなことは起こらなかった。

だが、長く付き合えば愛情は湧くだろう。R230は今どきなかなか見かけないほど奥ゆかしさを身上とする、いかにも「良家の」といった風情の最後のSLではある。目つきもヤブニラミだったり下品なツリ目だったり、あるいはカピバラみたいな顔でもないしね。

むろん品質は文句なしに低い。だがそれは「ベンツにしては安っぽい」という意味で、今までが宇宙船みたいなオーバークオリティだっただけ。そういうクルマづくりが唯一の正しい方法と思っていたような自動車メーカーだった。

なにしろ世界で唯一「我が社には自動車を発明した責任がある」と豪語したメーカーだ。自動車の生誕100年を自社の記念キャンペーンとして祝ってしまい、よそのメーカー全部から「なんだあの野郎は!」と怒りをかったが、しかし誰にも文句を言わせなかった。「最善か無か」なんて大袈裟なことを言っても、何となく説得力もあった。単にベンツの行動規範はこうだと言ってるだけなんだが、ヒガミ根性の人からは「ベンツ以外は無」と言ってるように誤解され、そういった物言いも大いに嫌われた。


それが日本で1993年にバブルが弾けきったあと、2008年リーマンショックで北米市場も致命的な世界的不況。R230という車は開発期間中だけでなく2001~2011の全生産期間を通じて、ずっと不況の影響から逃れられなかった。


世界中のリッチマンが元気なくなり、リッチマンしか買わないクルマが他の安物グルマに販売面でボロ負けに負けて、不慣れなコストダウンを一気に推進した結果として品質ガタ落ちになってしまった。


ディーラーや本国にあるスペア新品だって、そんな時代の設計思想とクオリティで生産された部品でしかない。まあベンツだから一度交換したら10年ぐらいはもつと思うけどね。そうこうしているうちに別の所も寿命がくる。

昔のベンツはそういう寿命がきた部品を交換しながら長く乗り続けるクルマだったが、いまのベンツはどうか分からない。昔と同じ感覚で部品寿命だけはやけにハッキリしているが、ただ単に際限なく寿命部品を交換し続けながらだんだん劣化していくだけの、普通のクルマかもしれない。昔のベンツと違って、修理から戻ってきたときのありがたみというか感動が、どうにも薄い。薄っぺらいというか、R107のようなドッシリとした城壁
のような安心感が丸っきり存在しない。


古いベンツの凄みと感動を20年以上も味わってきただけに余計、
今がこんなにツライと感じるのだろうか。それはもう正直わからない。だがこの車に乗り始めて以来ずっと、こんな感じでいつも自問自答を繰り返すというのは、とてもベストな買い物だったとは言えない気がする。そう認めるのは耐え難い苦痛だが。


そう考えたらもう今の私の車よりコンディションのよい内装ベージュ左ハンドル中古車は存在しないと諦め、買い替えの検討もやめるとしよう。未練は残るが、無尽蔵にお金が掛けられるお大尽でもないしね。資産が減る=私の人生の残り日数を削っている、ということだ。


あと2年ぐらいは妻と幸せな生活を心ゆくまで楽しもうと思っているが、調子にのって車なんかに金をかけすぎると、私の旅立つ日がどんどん前倒しになってしまう。もっと気を付けないと。


私はどうも、何に対しても「ついうっかり」で深みにハマリやすいところがあぶない。

Posted at 2023/10/31 08:08:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑感 | 日記
2023年08月20日 イイね!

そういえばAppCast2について

オーディオ工事2のときに「車内インターネット環境にはGoogleChromeが必要!」と考え再び検討したAppCast2については、旅行より前に慶洋エンジニアリングから検証用の貸出サンプルが届いていた。補助電源用ケーブルも入ったコンプリートキットだった。そして旅行にいく前に検証も済ませてしまった。

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Ottocast U2-AIR ProのUSB-Cと差し替えて、AppCast2をつなぐ。前回とは違って今度のAppCast2は無事に起動し、iPhone12とのテザリングも難なくクリア。


メーカーに代わって接続検証をやらされているようなものだが、Carrozzeria DMH-SF700とAppCast2とiPhone12は、各機器がまともならアッサリ接続できます。


無事に接続できると、大量のプリインアプリのアイコンがSF700の画面に並んだ。

ほとんどはエンタメ系の動画サービスで、もちろんGoogleChromeもあった。


その大量のアプリアイコンを見た途端に「あ、私はこの殆どを使わないな」と感じた。

しばらくCarPlayでGoogleMapとAppleMusicを使っており、また以前わたしが「好みのコンテンツはChromeのブックマークで管理しており・・・」などと言っていたものについても、個別にDLしてオーディオトラックだけを切り離し、AAC/MP3音源化することにより既にMusicで聞き始めている。


つまり「絶対にSF700でChromeが見れないと困る状況」というのが、存在しないことに気付いたのだった。だいいちワイヤレスのBT接続だからiPhoneのChromeはフリーで使えるわけだし。わざわざOttocastをAppCast2に買い替えて、タッチ反応が鈍く動作がノロいSF700の画面でChromeを使う必要が、いまや全然ない。


一番最初の出会いは重要だなと、改めて思った。オーディオ工事1でAppCastが完調品だったら、Otto-Airに手を出すこともなかったし、殆ど使わないアプリばかりだったとしても、それはそれで疑問なくAppCastで車内インターネット生活を始めて、たまにはドライブインで動画を見たりして、それなりに「見れるようにしといてよかったな」なんて思っていたかもしれない。


だが今はミニマム必要なものはハッキリ分かったので、もうAppCast2はいらない。

私にとって「使わない豊富な機能」というのは、つまり余分な機能。何年かに1回は、あれば助かる場面があるかもしれないが、なくても普通そんなに困らないもの。自分に必要なものは、すでに分かっている。


なので慶洋エンジニアリングには「Carrozzeria DMH-SF700との接続はOK」の結果をお伝えすると共に、自分が想定した使い方が当初とは違ってきたので購入は見送る旨もお伝えし、サンプル機を返送した。


当初お目当てだったAppCast2のBTリモコン(エアマウス)は、使ってみるまでもなかったのが残念だった。AppCast2のリモコンでプレイリストの選択や曲送りなど、いまSF700+Can-Busキットのステアリングリモコン設定でできないことが可能になればと思っていたのだが、CarPlayを起動したときに、Musicを立ち上げて、やってみればよかったな。

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先に「あっ、こんなにたくさんのアプリは全然いらない」と即断してしまい、せっかくだからアレコレ探求してみようというモードにならず、さっさと撤去し箱に戻して返送準備しないと、というモードに切り替わってしまった。なにしろ旅行前だったしね。。


長期旅行の予定だったので、持っていったら10日ぐらい借りっぱなしになってしまうし、そうすると順番待ちしている他の人に申し訳ないので。。


それだけが、心残り。もしリモコンが色々できて有能だったら、多彩なアプリのほうではなくリモコンのためにAppCast2という選択肢は、あったかもしれない。


・・・いつか、また検証用の貸出サンプルを借りるかも。

Posted at 2023/08/20 07:40:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑感 | 日記
2023年08月15日 イイね!

MagSafeの不良品疑惑

ディーラーでの大規模工事も終わり、気持ち良い状態で旅行に使ってみた。MagSafeは相変わらず、iPhone12を認識したりしなかったり、充電マークが出ている状態でもCarPlayでMapとMusicを使っていると徐々にiPhoneのバッテリーが減ってくる始末。


これでは長時間ドライブには全く役に立たない。

考えられる問題点として、このMagSafe充電器が単に不良品ではないのだろうか。

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購入した楽天モバイルに交換依頼すると、Apple製品はAppleサポートが直接対応するから、そちらに問い合わせろという。


Appleサポートに電話してみると、まず最初にシリアルを教えろという。

・・・そんなもん、自動車にガッチリ取り付けられているので今すぐ分からんわい。


イラッ...(_ _)💢


結局、また今度オーディオ手直し工事2でショップ入庫するときに、コンソールをバラしてMagSafeを配線ごと取り外してからの再交渉となる。


・・・何をするにも、メンドイ構成のシステムを組んでしまったな。今度の入庫は9月中旬だから、まだ1ヶ月以上も先の話だ。たった6千円そこらの製品のためにしては手間と時間を取りすぎる。充電が減るのでは利便性など全然ないし、もう捨ててしまおうか。


ちなみに、めんどいAppleサポートの相手なんかせずMagSafeを捨てたくなった経緯について。


旅行の帰りにようやく気付いたが「長時間ドライブなら、車から乗り降りもしないのだから、別に無線じゃなく有線接続でよいのでは?」と考え、Ottocastを外してSF700から引っ張っている給電USBにiPhone12をつないでみた。


するとCarPlayを使いながらすぐ100%までしっかり充電される、快適な状態になった。

・・・なんだ、結局こういうことか。


イライラッ...(_ _)💢


街乗りは短時間で車の乗り降りが多いのでiPhone12のバッテリーの範囲内でCarPlayを無線Ottocast経由で使い、長距離ドライブでは長時間乗り降りしないので有線のCarPlayにするのがシンプルかつ確実な解決法のようだ。Musicの音質も、ほんの僅かだが向上した気がした。気のせいかもしれないレベルなので、本当のことは分からない。


これならMagSafe充電器など必要ないが、まずは不良を疑っているので、まずは一旦不良品として交換し、それでも改善がないようならMagSafe自体がダメな製品と判断し、返品する。役に立たないMagSafeなど捨ててしまってもよいのだが、疑問に決着がつかないままアヤフヤな知識しか蓄積しないのが一番気持ち悪いので、面倒くさいが最後まで突き詰めて、本当のことを知りたい。


・・・と今はそう思っているが、この先1ヶ月の間に気が変わって、何ひとつ役に立ってないMagSafeなんか見るのもイヤになり、いきなりコンソールからひっぺがして投げ捨てるかもしれない。


それほどまでに役に立たず、まったく用のない奴ということが判明したMagSafeだけでなく、いま役に立っているOttocastも立場は危ういが、普段の街乗りでは乗り降りのたびに接続ケーブルをiPhoneに差したり抜いたりするほうが面倒なので、Ottocastのほうはしばらくそのまま使ってみてもいい。こいつにはイライラさせられなかった。

OttoのU2Air-Proはスマートライフの役に立っており、買った甲斐があったといえる。


MagSafeを捨てたあとは、ここにコインストックを復旧してもいいな。地方へ旅行に行くと短い有料道路などで、いまだETC化されていないものが残っているため、小銭を使う場面は意外とあるのだ。

・・・などと、一度は交換すると言ったのに、もう捨てる気分のほうに傾いている。。。
それぐらい、いまはワイヤレス充電器というものが嫌いになってしまった。

Posted at 2023/08/15 20:45:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑感 | 日記
2023年07月05日 イイね!

見直し計画1-3、ほか

見直し計画1-3、ほか

しばらく機器類を使ってみて、いくつか見えてきた問題点の最後。周辺機器の選定ミスだけではなく、どうやらカロッツェリアDMH-SF700本体にも問題がありそうだと分かってきた。


DMH-SF700は拡張性を考慮すると、やはりケーブル出しが必要。


iPhoneとDAのワイヤレス・ミラーリングはOtto U2-AIR Proで実現できると思う。


しかし将来の拡張性や、BT接続が不安定な時の有線対応を考えると、DAの本体に1つずつしか付いてないUSB-CポートとHDMIポートは、延長ケーブルで出しておき自由に差し替えて使えるようにしておくべきと考えた。


しかし、SF700にはよほど処理速度が低いCPUが使われているのだろうか。いまどきの機器としては、タッチ反応やページ遷移などの動作が、ものすごく遅い。タブレットやスマホが当たり前の現代、こんなノロマなタッチパネル機器は正直、さわったことがない。前方から視線をはずす時間が長くなれば事故を起こす自動車の装備として、操作をして待たされる機械というのはエアコン以外すべて危険。部品をコストダウンしすぎと思う。


そのくせ13バンドEQのような、狭い間隔で上下左右が混み合ったような場面では鈍感と敏感が共存しており、物理的スライダーのようにピンポイントで掴んで上下に動かすこともできず、昔のCarrozzeriaのようにリモコンで上下左右の移動もできないため、私のような乾いた指の人間にとってはタッチパネルしか調整手段がないのは極めて不便で困る。


古い人間かも知れないが、やはり車載機器には瞬時に直観的に確実にパラメータを変えられる物理ダイヤルや物理スライドが適しているし、必要だと思います。タッチパネルだったらスマホ並みに素早く確実に反応してくれないとダメ。他社の車は知らないが、すでに先代からメルセデスの純正システムは、そのレベルに達していた。だから競争の激しい社外品の最新機種ならもっとスマートだろうと期待していたのだが、まるっきり裏切られ、大いに失望した。自分の買った機器をけなすのは嫌な気分だがSF700の性能には、それほど本当にガッカリしている。


ちなみにタブレット用の静電タッチペンを使っても、反応と動作がノロくさいのは改善されなかった。反応が必ず1拍遅れるためどうしても2度タッチしてしまうのと、感度自体も鈍いので変更が反映されないことも多かった。それで結局、乾いた指でさわってしまうのだ。運転中にちょっと音量調整というだけのことが、かなりの危険行為となり怖い思いをする。


それは愚痴だが、とにかく、そういった処理速度が遅い機器の足を引っ張らないよう、せめて伝送ケーブルだけでも、できるだけハイスピード規格のものを使う。


ショップで検証したところ本体ポートに直結するUSBケーブルは認識の相性問題があるため付属品のUSB-Cオス/メスを使い、そこにUSB3.2Gen2x2の伝送速度20Gpsオス/メスケーブルで0.5m延長する。これはwebで探して自己手配する。


またHDMIケーブルについては、Pioneerの純正ケーブルがそこそこ細くて柔らかいというショップ意見により、それを採用。長さ0.75mか1mかはショップ手配に任せる。


両ケーブルの端はセンタコンソール下段にコロガシで出しておき、USB-Cメスのほうに普段はOttoのU2-AIR Proをつないでおく。DA本体にはUSB-C/HDMIポートが各1しかないので、必要に応じてそれら延長コードへの差し替えで対応するつもりだ。

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手直し工事の日程も決まり、いよいよ7/5(水)~9(日)で入庫する。こちらは12(水)まで構わないのだが、先方が翌週は別件で作業できないのだそうだ。9(日)までに終わらずこぼれた作業については、また別日程を組んで入庫する。


続いて、そのあと7/13(木)~22(土)は大規模リニューアル工事で、ディーラーに入庫。

エンジン整備、足回り交換、内装修理など多岐にわたり徹底的に修理交換してもらう。


その間は確実に車を動かさないのでメーターをはずして自分で奈良の業者へ送り、表面偏光フィルムにシワが寄ってブサイクな左右メーターの液晶パネルも交換してもらう。


ドット欠けや表示など不具合は全然ないが、見た目の悪いシワシワ液晶がいつも視界に入るため、とにかく気になって仕方ないのだ。


それらが全て終われば、初期化やオーディオ構成など「買った中古車の自分化」は第1段階が完了、ということになるはずだ。


私とR230との新しい生活が、そこからようやく始められる。全てうまくいけば、もうブログに書くネタもない平和な生活が送れることと思う。



Posted at 2023/07/05 06:59:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑感 | 日記
2023年06月08日 イイね!

見直し計画1-2

見直し計画1-2

しばらく機器類を使ってみて、いくつか見えてきた問題点の続き。


APP CASTも、機器選定ミスだった。


ディスプレイオーディオ(=DA)を「大画面=普段使いのノートというか、拡大スマホ」として使いたいと思ってしまった。いわゆる”Car AI-box”というデバイスを使えば、どんなアプリも制約なしに使えると聞いた。色々な海外製品があり、接続がすんなり問題なかった人は幸運だが、サポートが不安な場合には国内製品がよいかと思い、ショップ推奨の本製品を購入した。すると頼んでもいない同社製SIMなしWi-Fiルータがタダでついてきた。どうやら拡販キャンペーンをしているようだ。

だがwebでちょっと調べたぐらいでは、いまだに全然、使いこなしの参考になりそうなレビューやクチコミを見たことがない。


私のiPhoneはahamo契約で、私の使い方だと毎月のデータ残量は全然余裕たっぷり。

車に乗っている時間ぐらいのデータ通信量ならテザリングでも心配ないため、わざわざ格安SIMを買ってまでクルマ専用の新たなWi-Fi環境なんかを構築する必要性がない。


なので話は、APP CASTをテザリング接続で使ってみた結果どうかということだが・・・


これが、全く使えない。機器のシステム起動に問題あるので正当な評価はできないが、接続されない&使いにくい、と思わせた時点でイマドキのデバイスとして落第だろう。


Androidユーザではないので、DAがAndroid12タブレット化することに何の有り難みも感じない。国産をセールスポイントにしているぐらいだから、よほど動作がサクサク早いのかと思ったが、そもそもCarrozzeriaのDA自体が動作モッサリ型なので、やはり何ひとつ有り難みを感じなかった。こんな面倒だけのデバイスだったら、もういらん。


よくよく考えてみたら、どんなアプリでも制約なしに使える必要が、ないのだった。

DAをしばらく使ってみたが、私は車内でNetflixとかAmazonPrimeなんかは見ない。

旅行のときだったら、ホテルに入ってからMacBookProをホテルの大画面TVとHDMI接続でシアター化して使う。


運転していて眠くなったらSA/PAに駐めるが、仮眠では動画なんか見ない。ダラダラと車内で休憩や暇潰しなどしないし、動画が見た~いと駄々をこねる子供もいないし、とにかく車内で動画を見て時間をつぶすような生活ではなかった。走行中にYoutubeのミックスリストをジュークボックス的に流す程度はあると思うが、別にCar AI-box的なAndroidデバイスがなくても困らない。


ただミラーリングは乗り降りのたびにiPhoneとDAを有線で毎回つなぐ面倒臭さだけはあり得ないので、ここだけ無線になればよい。私が結局シームレスで使いたいのはBTオーディオとGoogleMapのナビだけだ。


なのでAPP CASTは捨て、iPhone無線ミラーリングに特化したOttocast U2-AIR Proに変更する。


ちょっとwebを見るとOttocastは日本国内に正規代理店があるようだが、そこは最新の「Pro」を扱っていないようだ。


なのにOttocast中国本社が日本語の直販サイトを運営しており、日本の正規代理店が扱っていない最新機種を売っている。。こういう仁義なきメーカーって将来的にどうよ?と思うが、元々わたしは他の分野でもいつも海外と直接やりとりしているので、私自身について言えば、国内サポートがなくても困らないと思う


<私は1円も儲からないので宣伝するつもりはないが、気になる方はどうぞ。>

https://www.ottocast.com/ja-jp/products/u2-air-pro


何のスピードか分からないが、とにかくメーカーが「従来品(日本で正規流通している普通のU2-AIR ) より30%速くなった」という最新のProがあるのだから、それをOtto直販で購入してみる。


他に期待しているのはWi-Fiの仕様が、U2-AIRの2.4GHz+5GHzのデュアルバンドではなく、U2-AIR Proでは5GHzのみとなった点だ。ただでさえ混み合う2.4GHz帯を使いたがるような車内デバイスなんかは、1つでも減らしたい。


ちなみに仕方なく2.4GHz帯を使う通信といえばBluetoothだが、U2-AirもU2-AIR Proも同じBT5.0だ。iPhone12のBT規格も5.0だが、CarrozzeriaのSF700本体はBT4.2だったので下位接続となるせいか、BT再生中にCDのトラッキングミスみたいな音飛びが時々あった。U2-AIRシリーズのおかげで同じ5.0規格の接続になり、解消してほしいと期待している。


通信速度はBT4.2が650Kbps、BT5.0は2Mbpsだから、約3倍。私がどれほど体感できるかは別の話だが、少なくともイマドキ通信速度が「キロビット」はマズイだろう。webサイト閲覧や普通画質の動画程度でさえ通信速度は2~3Mbps程度が必要なのに。

SF700は、たぶん型番は違うのだろうが海外の方が先に発売されたと聞いた。国内では2020年発売の製品らしいが、ほんのしばらく使ってみた感じでは、全体的に設計思想がエライ古臭く感じる。スピードの驚きとか
便利体験の喜びなどを与えてくれない電気製品って、なんだか寂しいね。



Posted at 2023/06/08 23:27:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑感 | 日記

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「ディーラー整備3:車検整備/バリオルーフ修理/内装工事ほか http://cvw.jp/b/3526409/47343733/
何シテル?   11/14 20:14
Hirot(ヒロト)と申します。よろしくお願いします。数年前に脊髄神経をいため左半身が、ちょっと不自由になりました。 2023年3月から2006年式メルセ...
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