しばらく機器類を使ってみて、いくつか見えてきた問題点の続き。
APP CASTも、機器選定ミスだった。
ディスプレイオーディオ(=DA)を「大画面=普段使いのノートというか、拡大スマホ」として使いたいと思ってしまった。いわゆる”Car AI-box”というデバイスを使えば、どんなアプリも制約なしに使えると聞いた。色々な海外製品があり、接続がすんなり問題なかった人は幸運だが、サポートが不安な場合には国内製品がよいかと思い、ショップ推奨の本製品を購入した。すると頼んでもいない同社製SIMなしWi-Fiルータがタダでついてきた。どうやら拡販キャンペーンをしているようだ。
だがwebでちょっと調べたぐらいでは、いまだに全然、使いこなしの参考になりそうなレビューやクチコミを見たことがない。
私のiPhoneはahamo契約で、私の使い方だと毎月のデータ残量は全然余裕たっぷり。
車に乗っている時間ぐらいのデータ通信量ならテザリングでも心配ないため、わざわざ格安SIMを買ってまでクルマ専用の新たなWi-Fi環境なんかを構築する必要性がない。
なので話は、APP CASTをテザリング接続で使ってみた結果どうかということだが・・・
これが、全く使えない。機器のシステム起動に問題あるので正当な評価はできないが、接続されない&使いにくい、と思わせた時点でイマドキのデバイスとして落第だろう。
Androidユーザではないので、DAがAndroid12タブレット化することに何の有り難みも感じない。国産をセールスポイントにしているぐらいだから、よほど動作がサクサク早いのかと思ったが、そもそもCarrozzeriaのDA自体が動作モッサリ型なので、やはり何ひとつ有り難みを感じなかった。こんな面倒だけのデバイスだったら、もういらん。
よくよく考えてみたら、どんなアプリでも制約なしに使える必要が、ないのだった。
DAをしばらく使ってみたが、私は車内でNetflixとかAmazonPrimeなんかは見ない。
旅行のときだったら、ホテルに入ってからMacBookProをホテルの大画面TVとHDMI接続でシアター化して使う。
運転していて眠くなったらSA/PAに駐めるが、仮眠では動画なんか見ない。ダラダラと車内で休憩や暇潰しなどしないし、動画が見た~いと駄々をこねる子供もいないし、とにかく車内で動画を見て時間をつぶすような生活ではなかった。走行中にYoutubeのミックスリストをジュークボックス的に流す程度はあると思うが、別にCar AI-box的なAndroidデバイスがなくても困らない。
ただミラーリングは乗り降りのたびにiPhoneとDAを有線で毎回つなぐ面倒臭さだけはあり得ないので、ここだけ無線になればよい。私が結局シームレスで使いたいのはBTオーディオとGoogleMapのナビだけだ。
なのでAPP CASTは捨て、iPhone無線ミラーリングに特化したOttocast U2-AIR Proに変更する。
ちょっとwebを見るとOttocastは日本国内に正規代理店があるようだが、そこは最新の「Pro」を扱っていないようだ。
なのにOttocastの中国本社が日本語の直販サイトを運営しており、日本の正規代理店が扱っていない最新機種を売っている。。こういう仁義なきメーカーって将来的にどうよ?と思うが、元々わたしは他の分野でもいつも海外と直接やりとりしているので、私自身について言えば、国内サポートがなくても困らないと思う。
<私は1円も儲からないので宣伝するつもりはないが、気になる方はどうぞ。>
https://www.ottocast.com/ja-jp/products/u2-air-pro
何のスピードか分からないが、とにかくメーカーが「従来品(日本で正規流通している普通のU2-AIR ) より30%速くなった」という最新のProがあるのだから、それをOtto直販で購入してみる。
他に期待しているのはWi-Fiの仕様が、U2-AIRの2.4GHz+5GHzのデュアルバンドではなく、U2-AIR Proでは5GHzのみとなった点だ。ただでさえ混み合う2.4GHz帯を使いたがるような車内デバイスなんかは、1つでも減らしたい。
ちなみに仕方なく2.4GHz帯を使う通信といえばBluetoothだが、U2-AirもU2-AIR Proも同じBT5.0だ。iPhone12のBT規格も5.0だが、CarrozzeriaのSF700本体はBT4.2だったので下位接続となるせいか、BT再生中にCDのトラッキングミスみたいな音飛びが時々あった。U2-AIRシリーズのおかげで同じ5.0規格の接続になり、解消してほしいと期待している。
通信速度はBT4.2が650Kbps、BT5.0は2Mbpsだから、約3倍。私がどれほど体感できるかは別の話だが、少なくともイマドキ通信速度が「キロビット」はマズイだろう。webサイト閲覧や普通画質の動画程度でさえ通信速度は2~3Mbps程度が必要なのに。
SF700は、たぶん型番は違うのだろうが海外の方が先に発売されたと聞いた。国内では2020年発売の製品らしいが、ほんのしばらく使ってみた感じでは、全体的に設計思想がエライ古臭く感じる。スピードの驚きとか便利体験の喜びなどを与えてくれない電気製品って、なんだか寂しいね。
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