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Hirotのブログ一覧

2024年12月28日 イイね!

近況24.12

前回の投稿から丸1年以上が経過してしまった。


その丸1年以上、2023年11月に修理をしたバリオルーフは日常的かつ頻繁に開け閉めしているが、今のところ他の部分から油を吹いたり作動不良などは起こっていない。


さすがに、そういうところは2000年代の車とはいえメルセデス。必要なときにちゃんとお金をかけて適切に修理すれば、5年や10年は何も文句を言わず機能してくれる。

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2024年の1年間について言うと、5000キロ毎のオイル交換ルーティーンのほか、7月頃にリヤタイヤ1本へ太いタッピングビスが刺さり、スローパンクチャーを経験した。

自慢じゃないが高速道路を走っていてクギやネジを踏んで即パンクというのは、免許をとって37年間のうち、3回ほどあった。パン!と破裂音がして走行ラインがヨレるからすぐ分かる。しかし今回のように空気がジワジワ抜けるのは初めてだ。



徐々に進行するエア抜けに気付かず帰宅し、翌日に乗ろうとしたらガレージでヘタっている姿は、かなり情けない。まだエアーが残っているうちに対処できたのだけは、幸運だった。

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1年3ヶ月ぶりに豊洲シノハラタイヤへ、ハザードつけながらノロノロ走っていった。点検依頼したところ「継続利用可」ということで、パンク修理のみ。他は10月に定期点検/整備とディーラー車検を行なった以外とくに困るような故障や修理はなく、順調に距離を重ねた。


いままで旧車R107の時代は22年半を通して年間の走行距離が大体1万~1.5万キロ程度だが、R230に乗り換えてからの1年では2.5万キロほどに増えた。まさかオドメーターのギヤが狂ってないかと疑い、ディーラーで厳密な調査を依頼してみたが「異常なし」との結果だった。まあ、当たり前か。


たしかに心当たりがないでもない。残り少ない人生を楽しもうと、旅行の回数は今までの倍以上に増えたし、今まで訪問したことがなかった県にも足を伸ばすようになり、年2.5万キロという数字は容易に信じがたいが、認めざるを得ない。


22年半27万キロを共にしたR107とは本当に一体感を感じたが、R230に対してはその点、2024年中はまだ全然もの足りなさを感じていた。購入してすぐ足回りをブッシュやアーム類、またショックやバネも新品に徹底交換したが、2023年中はずっと足回りが硬かった。2024年末になってようやく、少し馴染んできたかな?という程度。

この歳になるとショックをフルストロークさせるような走りは全然しないので、いつまでも硬さが残ったのには閉口した。こういうのは馴染んでしまえばもう、二度と気にすることもないだろう。

Posted at 2025/03/04 06:35:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑感 | 日記
2023年11月14日 イイね!

ディーラー整備3:車検整備/バリオルーフ修理1/内装工事ほか

9月の上旬に早めの車検整備で入庫予約を取っておいたら、運が良いのか悪いのか入庫前日にバリオルーフがシステムダウン。ロールバー関連の油圧シリンダーが寿命となりオイルが漏れて閉回路の油圧がなくなったからだ。しかし交換したい部品は生産終了でドイツ本国にも在庫はなく、つまり新品部品がこの世に存在しないということだった。
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故障箇所は突き止めたがディーラーは部品がなければ修理できない。またこんな場合に社外の修理業者も探してくれない。仕方なく自分で国内の油圧機械メンテナンス業者をさがし、数社に問合せをして返事がきた結果、これが日本国内では誰も分解やオーバーホールができない特殊な部品だと判明。業者からは「ここの故障はあまり経験ないですね、他のシリンダーなら大体どうにでもなるんですが」と言われたが、ぜんぜん慰めにならないどころかむしろ、よけい自分が不運なように感じられ、より一層うらめしい。

そのあと本腰を入れて(=必死で)ツテをあたって別の仲介者をみつけ、アメリカの専門業者へ送ることができた。ここまで約2週間が経過。部品を取り外しアメリカへ送ってオーバーホールされ戻るまで往復で+1ヶ月。それが戻ったあと車検整備とほかの内装工事などディーラー作業が+2週間。結局トータル2ヶ月ぶりで、私の元へ戻ってきた。

戻ってきたと思ったら気持ちのよい秋は一瞬で終わってしまい、ガッカリしている間にみるみる猛烈に寒くなってきたが、まずは喜びの記念撮影。最近の代車たちと同じ場所で、アングルを似せてパチリ。
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今回いろいろ苦労して分かったことを先に言うと、ロールバーの油圧シリンダーがダメになったら、私は結局やらなかったが、解体部品を使うのが最も手っ取り早く、そして安く済むだろう。交換した後いつまで寿命がもつか分からないが、早く安く気軽に修理できたら再び壊れたって心の負担は軽いと思う。またロールバー以外の油圧シリンダーは、OHなり交換なりあまり心配いらないということも、ご参考になればと。

私は解体部品で修理して最悪またすぐ寿命が尽きるような二度手間のほうが面倒くさいので海外へ送ってOHでリニューアルとした。だが他にも故障や寿命になる部分が多いクルマだ。

今まだ徐々に理解を深めつつある途上だが、なにしろR230というのはR107と違って電気仕掛けと油圧仕掛けで成り立っている車だから、R107のような高級機械を長持ちさせるためのいちいちフルMAX修理する習慣を変えていかないと、こう金額が嵩むわりに満足感/安心感が薄いのでは、さすがに私の気持ちも冷めてしまいそうだ。

まして出会って間もなく愛情が湧いていないのだから、たくさん一緒に楽しく過ごして気持ちを盛り上げていかなければならないのは、人もクルマも同じ。愛着なんかは一緒に楽しい思い出をたくさん作ったあとに、ようやく育まれてくるものだ。
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<2023.11.14追記>
作業期間:9/4(月)~11/3(金):60日間

バリオルーフ修理と車検整備ほかで60日間のディーラー入庫

(A):バリオルーフ修理関連
バリオルーフ・コントロール 点検 (ショート・テスト後)
ロールバー・コントロールの左右ハイドロリックシリンダ 脱着
左ハイドロリック・シリンダのロック・ラッチ 漏れ/脱着
右ハイドロリック・シリンダ、修理のため脱着

取付け部付近に漏れたオイルのクリーニング実施
・トランク内カバーリング脱着含む

バリオルーフ用ハイドロリック・オイルレベルの点検、必要に応じて修正
HYDRAULIC OIL
FLAP
COVER
RIVET
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小計   (A):95,000(税込)
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(B):内装工事およびオイル交換など依頼作業
助手席シート脱着、フロアカーペットクリーニング
リヤウィンド・トリム、緩み修正
バリオルーフ回りのウェザーストリップ、給脂

サービス追加、エンジンオイル交換およびオイルフィルタ交換
・E/G オイルエレメント
・ENGINE OIL(4L) 5W-40 229.3

サービスA追加作業: オートマチックトランスミッションのオイル交換
トランスミッション722.6搭載車両
・A/T ドレーンワッシャー
・A/T オイルパンガスケット
・A/T オイルエレメント
・A/T OIL

左Aピラー外側のカバー、緩み点検
フロントウインドウ用左ウインドウワイパシステム、噴射ノズル交換
助手席足元左カバーの取付けビス、COVER取付け
運転席サンバイザ・ミラー、取付けレベル再調整
ダッシュボード右側エリア、びびり異音、 内装の緩み/配線点検
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小計   (B):90,000(税込)
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(C):車検整備
タイヤのトレッド溝の深さ測定、フロント左右6.3mm/リヤ左右6.5mm
タイヤ空気圧点検/調整、フロント左右210kpa/リヤ左右230kpa
ブレーキシステム (油圧式) 点検
ブレーキパッドの残量、フロント10.8mm/リヤ7.4mm
ブレーキディスク摩耗限度まで、フロント残0.8mm/リヤ残1.2mm

メインバッテリの交換 (点検後)
・メインバッテリ
・固定用のステー、新規取付け

スタータ・バッテリ交換 (点検後)
・スターター・バッテリ

リモコンキーのバッテリ交換
・リモコン・バッテリーセット

非常信号用具、不灯のため新規LED品に交換
法定2年点検 @53,900
完成検査料 @24,640
継続検査代行料 @16,500
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ディーラー車検関係費合計 95,040
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小計   (C):174,440(税込)
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中計 (A+B+C):359,440(税込)

(D):法定費用:非課税
自動車重量税、13年経過 2年自家用 @45,600
自賠責保険料、25ヶ月 2023年4月以降 @18,160
印紙代、3ナンバー @1,800
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法定費用等合計 65,560
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小計   (D):65,560(非課税)
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ディーラー合計 (ABC+D):425,000

(E):ロールバーの油圧シリンダーOH費用
ロックポールシリンダーOH x2 @44,000
ロールバーシリンダーOH x1 @39,000
送料 JP→US(UPS) @35,000
送料 US→JP(FedEx) @22,000
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小計   (E):140,000(税込)
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総合計 (ABCD+E):565,000

エンジンオイルやATフルードは交換したばかりだったが、フラッシングの代わりに再び交換してもらった。エンジンの感触はあまり変化なかったが、ATは明らかに反応が鋭くなった上にスムーズさも増した。初期化の費用対効果を実感できた、数少ない成功体験といえる。
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せっかく車が戻って嬉しいので、気分が暗くなる証拠画像はもう撮影しないが、、、

2ヶ月ぶりに自分の車が戻ってくると、やはり白い内装は汚れと傷みが目立つ。シートに尻だけ置いて何度も何度も屋根の開閉テストをやってくれたのだろう、シートの外側=ドア開口側のサイ(thigh)サポートには深い座りジワがたくさん刻まれ、座面もところどころ黒ずんだ手の跡がついている。また、頻繁な乗り降りで靴の爪先をこすりやすいドアの内張り下前部は、盛大に黒い安全靴のコスレ跡もついていた。

私は暖かい季節には黒や茶の革靴ではなく白いラバーソールのスニーカーしか履かないよう気を使っているし、自分で整備をやらないから手や服にオイルやススの黒い汚れが付くはずもないが、オーナー自身がそうやって細心の注意を払っていてさえ、うっかり気付かずコスレ汚れが付いてしまうような内装色なのだ。

だが車の内外で色々な体勢で作業して頂く=尻や膝/手や肘などに機械や工場床の汚れが付きやすいメカニックにあまり神経質なことは言いたくないので、黙って甘やかしている。それは、自分でできない代わりに他人にお金を払って整備修理してもらっているからだ。しかし持ち主以外の人間に、持ち主と同じぐらい気を遣ってほしいと期待するのが求めすぎだろうか。

車が戻るとそういった汚れを色々なケミカルで落としてやるのだが、まあ病院から連れ帰ったペットを風呂に入れて身体を洗ってやるような気分だ。こう見えて既に工場出荷から17年も経った車なので、内装材の表面は本当に気を使う。こういうのを近所の人が見ると車の手入れが好きなんだろうと勘違いするのは止むを得ないが、本当は好きでも何でもなく、車なんか乗りっ放しで済むならそれが一番と思っている。ただ古い車は、いつもキレイで調子よく維持しておかないとタダのボログルマになってしまうのがイヤなだけだ。

旧車R107は手入れに気を遣う車ではあったが、ある1点においては、ものすごく優秀で悩みのない車と言えた。つまり内装は素材選びから思想が違っており、そもそも表面に色を塗ったような部品など一つもなかった。
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目に見え手に触れるものは全て、その材料そのものの色だった。
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汚れたら気が済むまでこすって拭いて綺麗に掃除をし、割れたり摩耗してきたら部品を交換する。そうやって心置きなく使いながら、長く付き合えるように作られていた。
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それは素材の日焼けや経年劣化による変色というのは使い込んで味が出たと言えるが、塗装がはげて素地が出るというのは、安っぽくてみすぼらしいということだ。いわゆる「ニセ物はメッキがはげる」というやつだ。中身がなく外見だけ取り繕うような人物のことをよくそんな風に言って馬鹿にするでしょう。20世紀ベンツの車づくりには、世界中のリッチマンに絶対そんな惨めな恥ずかしい思いをさせない/たとえ20年30年40年と気に入って長く乗る人も決して失望させない、という信念が隅々まで徹底していた。

一方R230は購入に際して試乗のとき、指や爪などがこすれるライトスイッチまわりの塗装が剥げているのを見て「何故こんなパネルを塗装にしたんだ、塗装なんか絶対ハゲるに決まってるだろ!これなんかまるでデパートのマネキン人形だな」と、一瞬にして20世紀ベンツからの落差というか、変化を感じ取ったことだけはハッキリ覚えている。
そのかわり不自然なほど白く明るい内装が手に入った。なるほどこういう人工的な感じが、21世紀的なラクシャリー/高級感の演出手法ってことか。
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この車を買ってすぐ内外装を徹底クリーニングした際、こんな部分を全部リペアした。一事が万事そういう素材づかいで、目で見えている表面の色が塗装か素地かは色で判別しにくい。汚れが目立つ内装色はゴシゴシ拭き掃除したくなるが、やりすぎは禁物だ。

あと2年ほどしか生きているつもりがないのに、しょうもない気苦労が絶えないクルマだな。
Posted at 2023/11/14 20:14:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 整備・メンテナンス | 日記
2023年10月31日 イイね!

近況23.10

さて9/4にディーラー入庫し、9/13にUSへ送ったロールバー油圧シリンダーはOHが終わり、10/17にディーラーへ届けることができた。長いあいだストップしていた作業は再開したが、元々の車検入庫と併せ依頼していた内装補修関連も難航しているようだ。現在10/31時点ではまだSLが戻ってこないが、ディーラーいわく「週内には仕上げる見通し」とのこと。


かれこれ2ヶ月も居座ることになろうとは思ってもみなかったが、つまり週末は出掛けないで家で待機し、作業完了の連絡があり次第すぐ引取りに行き、工場スペースを空ける必要がある。残念だが文化の日11/3~5の週末三連休は、旅行に行けなそうだ。だがようやく仕上がったSLで、日帰りドライブ程度は楽しめるだろう。


ところで10月をどう過ごしたかといえば、ただ待っていても仕方ないのでR230からの乗り替え候補について何となく考え、BMWの220iかベンツC180のカブリオレあたりが現実的な着地点かと絞り込んでみた。どちらもアダプティブクルーズの設定があり、いまの駐車場にラクに入るサイズのオープンカーだ。


正直いって私のR230は、買った値段を考えたら常識はずれな整備修理費用を掛けているが、そうかといって手放すときに元が取れるような金額で買い取ってもらえるとは思っていない。しかし内外の「お掃除」や整備/修理/アップデートなどは、いま私が乗るために必要だから手間とカネをかけている。


カーセンサーやグーネットなど覗いてみるといつも同じ顔ぶれの車ばかりなことに驚く。安いのにいつまでも売れ残っている状況からの想像だが、下取りや業者オークションでかなり安く買い取ってきて、多少なりともお金をかけたのだろう。だから再び業者オークションには流せないのだと思う。だが店頭の実車は恐らく大したコンディションではなく、だから売れもしないまま何年も居座っているのだろう。そんな店頭屋外に長年放置された車両のコンディションなど、だいたい想像がつく。永遠の不良在庫という感じだな。

そんな中古車市況を考えれば私の車も、R230というだけで買い叩かれるだろう。つまりSLの売却金額はあてにしない前提で、もし次に買い替えるとしたら何よりも、まずは手頃な値段の車であること。


そこで週末毎に、買い替え候補を外車レンタカーで借りて旅行にいき、長距離長時間を妻と一緒に走って意見交換もし、しっかり検証してみた。


BMW220iのレンタカーはアダプティブクルーズ無しだったが、それ以外は充分に確認ができた。私はBMWのATスポーツモードの俊敏さが大好きだ。駆け抜ける喜びを存分に味わえる。トランクは天地が浅く奥行きが深い。これは私達には使いにくい形状だ。趣味の道具を運ぶハードケースを入れる際に、並べにくいし取り出しにくかった。かといって荷物をリヤシートに置きっぱなしにするのは、あまり安心できない。外から荷物がまる見えというのは相手が犯罪者でなくとも、つい余計な出来心を誘ってしまうものだ。20年以上に及ぶオープンカー生活で自然と防犯予防意識が身についてしまった。後席のヘッドレストは自分で取り外すことができ、無いほうが見た目はスッキリする。もし自分がこの車を買ったら、あとは後席カバーを兼ねてドラフトストップを装着するだろう。車体はコンパクトで扱いやすいが、4座なだけあってホイールベースは長め。おかげで少し胴長短足スタイルだが、その代わり小さい車のわりに不快なピッチングが少ないのは多分そのおかげだろう。

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分厚いズン胴ボディなので、もし私がこの車を買ったらM2イメージのボディキットやカッコいいホイールなど装着して、かなりアグレッシブな外観に仕立てることもできそうだ。一番おとなしい上品なのは純正Mスポーツのキットかな。BMWも分厚いズン胴ボディは気にしていて、なんとかそれをクビレボディに見えるよう視覚的ゴマカシに苦労しているのが分かる。マツダロードスター/SLK/Z4などのオープン2シーターだと前席の後ろに脱いだジャケットやコートなど置くスペースさえなく、またトランクも小さすぎて私の生活スタイルではとても使えない。それらの代わりに、こういった小ぶりな4座オープンを「大人のロードスター」という感じで使いたい。

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ベンツC180のほうは代車で馴染みのある普通のCクラスと同じで、ただ屋根をあけるスイッチがついているだけだ。トランクは天地奥行きともに使いやすい形状で、ベンツらしい実用性が確保されている。荷物の置き場所としてリヤシートをあてにする必要はない。すべてのコントロール類はどの時代のベンツにも共通するロジックで構築されており、ベンツに乗り続けてきた人には分かりやすく、使いやすい。
後席ヘッドレストは自分で外すのが難しそうだ。横転時のロールバー機能があればディーラーでは取り外すのを嫌がるだろう。どこか社外に頼んで外してもらう必要がありそうだ。これは面倒。

この車もやはり4座なので胴長短足スタイルだが、ベンツはAMGでさえ派手なエアロがないので、外観はあまりいじる余地がなさそうだ。

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DTMみたいに過激な社外品のワイドボディキットならあるが、過激すぎて滅茶苦茶に恥ずかしく、とても日常使いとして近所を走り回れない姿になってしまう。このあたりがBMWと違って、いじった途端イッキに「ド」下品になってしまうところが、ベンツは難しい。

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ただ問題は、もともとどちらの車も外見が全然わたしの好みではなく、またどちらの車も左ハンドルの設定がないことだ。


実は今のSLを手放して同じR230で左ハンドルへの買い替えもずっと考えてきたのだが、最近やっと内装ベージュ左ハンドルの中古車が現れた。しかし黄ばんだライトカバーやシワ/ヒビの目立つ運転席シートや薄汚れた助手席ほか内装などを見た途端「これを買ったら外装/内装/機関/足回り/オーディオに、また最初から何百万と何ヶ月もの手間暇とお金をかけ、前と同じ業者さんにまた脱着/組付けの同じ面倒も繰り返して・・・」と苦労の道が見えてしまうと正直オエ〜ッ!と激しい吐き気がして、とつぜん正気を取り戻したというか目が覚めたというか、2023年3月購入以来の浮かれたような熱がスーッと冷めた。


自分が好きで選んだ車に、普通に乗ろうと思って「ついうっかり」整備修理に大金をかけてしまったが、R230という車はそこまで執着して買い替えてフルレストアしたって、将来クラシックと呼ばれるほどの値打ちが出る車ではなさそうだ。

「上品でカッコよかった最後のSL」ぐらいの地位は、得られるかもしれないが、私はただ本当に普通のカッコイイ中古車として、調子よくキレイな状態に戻して乗りたいだけだったのに。


今年の3月にR107を手放してからというもの本当は、他に乗りたい車などなかったのだ。だからお金持ちでもないのに狂ったようなお金の使い方をして、恋が芽生えるかと期待したが、そんなことは起こらなかった。

だが、長く付き合えば愛情は湧くだろう。R230は今どきなかなか見かけないほど奥ゆかしさを身上とする、いかにも「良家の」といった風情の最後のSLではある。目つきもヤブニラミだったり下品なツリ目だったり、あるいはカピバラみたいな顔でもないしね。

むろん品質は文句なしに低い。だがそれは「ベンツにしては安っぽい」という意味で、今までが宇宙船みたいなオーバークオリティだっただけ。そういうクルマづくりが唯一の正しい方法と思っていたような自動車メーカーだった。

なにしろ世界で唯一「我が社には自動車を発明した責任がある」と豪語したメーカーだ。自動車の生誕100年を自社の記念キャンペーンとして祝ってしまい、よそのメーカー全部から「なんだあの野郎は!」と怒りをかったが、しかし誰にも文句を言わせなかった。「最善か無か」なんて大袈裟なことを言っても、何となく説得力もあった。単にベンツの行動規範はこうだと言ってるだけなんだが、ヒガミ根性の人からは「ベンツ以外は無」と言ってるように誤解され、そういった物言いも大いに嫌われた。


それが日本で1993年にバブルが弾けきったあと、2008年リーマンショックで北米市場も致命的な世界的不況。R230という車は開発期間中だけでなく2001~2011の全生産期間を通じて、ずっと不況の影響から逃れられなかった。


世界中のリッチマンが元気なくなり、リッチマンしか買わないクルマが他の安物グルマに販売面でボロ負けに負けて、不慣れなコストダウンを一気に推進した結果として品質ガタ落ちになってしまった。


ディーラーや本国にあるスペア新品だって、そんな時代の設計思想とクオリティで生産された部品でしかない。まあベンツだから一度交換したら10年ぐらいはもつと思うけどね。そうこうしているうちに別の所も寿命がくる。

昔のベンツはそういう寿命がきた部品を交換しながら長く乗り続けるクルマだったが、いまのベンツはどうか分からない。昔と同じ感覚で部品寿命だけはやけにハッキリしているが、ただ単に際限なく寿命部品を交換し続けながらだんだん劣化していくだけの、普通のクルマかもしれない。昔のベンツと違って、修理から戻ってきたときのありがたみというか感動が、どうにも薄い。薄っぺらいというか、R107のようなドッシリとした城壁
のような安心感が丸っきり存在しない。


古いベンツの凄みと感動を20年以上も味わってきただけに余計、
今がこんなにツライと感じるのだろうか。それはもう正直わからない。同じメーカーの車が世代違いで設計思想そのものがこんなに違う/変わってしまったとは思いもよらなかったが、本当にまったく違う価値基準で作られた車。ただ言えるのは、R230に乗り始めてからずっと、こんな感じでいつも自問自答を繰り返すということは、とてもドンピシャ/ベストな買い物だったとは言えない気がする。そう認めるのは耐え難い苦痛だが、事実はそうだ。

しかし、ほかに乗り換えたい車が、まったく存在しない。無理矢理ようやく選んだのが前期型のR230だった。


そう考えたらもう今の私の車よりコンディションのよいR230前期型/内装ベージュ左ハンドルの中古車は出てこないと諦め、買い替えの検討もやめます。気に入らない部分が分かっており、今後も気になりアレコレ手を尽くしてみるだろうが、たぶん理想どおりのものにならないことが分かっている車に、無尽蔵にお金を掛け続けることが趣味だとか生きている証だとは思わない。


無駄なことで資産を減らす=私の人生の残り日数を無駄に削っている、ということだ。


あと2年ぐらいは妻と幸せな生活を心ゆくまで楽しもうと思っているが、調子にのって車なんかに金をかけすぎると、私の旅立つ日がどんどん前倒しになってしまう。もっと気を付けないと。


私はどうも、何に対しても「ついうっかり」で深みにハマリやすいところがあぶない。
トコトン手を掛け甲斐があったR107とは全く異なり、どこまで手を掛けたって恐らく理想のものにならないR230とは、もっとユルく適当に付き合っていかないと。

車を乗り換えたら自分のマインドセットも変えないと、不満ばかり目についてしまう。
違うものを同じモノサシで測っても仕方ない。同じ時計だといっても自動巻きの
機械式腕時計と、電池で動かすクオーツ式腕時計を比べられないのと同じ。


まさか21世紀というのはベンツがクオーツ式腕時計みたいな車を作る時代なんだとは思ってもみず、20世紀感覚のまま知らずに買ってしまった。単に、そういうことだ。

現実を直視し理解し、どうしようもなく逆らい難い時代の流れに気付いた途端、一気に老け込んだ気がした。ますます、この世に未練がなくなった。

Posted at 2023/10/31 08:08:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑感 | 日記
2023年09月27日 イイね!

近況23.09:バリオルーフ故障1

さて、7月下旬に200万あまり掛けて大規模リニューアル工事をやったので、しばらくは何事も起こらず9月車検を迎えられたらいいなと思っていたが、そうは問屋がおろさなかった。

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明日は車検でディーラー入庫だな~と呑気に、何ひとつ不吉な予兆などなかった平和な日曜日の午後、突然それは起こった。


出先で屋根をあけようとしたら、普通に動作しない。いつもと違う作動音がし、途中で止まる。何度か途中の開閉を繰り返してみたが、どうもおかしい。仕方ないので諦めて閉めようとしたら、最後のロックがかからない。・・・軽く、青ざめる。

空模様が怪しい日だったこともあり、その日の予定は全てキャンセルし、首都高湾岸線を飛ばして急いで帰宅。屋根のロックがかからないということは、サイドの窓も最後の1センチぐらい上がらない。風が車内をス~カス~カと景気よく抜けるなか高速道路で家路を辿るあいだの情けない気分といったら、筆舌に尽くしがたい。寒くはなかったが私の心にも同じような風が吹き抜け、冷たくなっていった。


前の太古車R107は屋根が手動だったから、オープンカーとして屋根関係でこういった情けない経験は1度もなかった。

しかし名神高速を走行中に突然オイルポンプの首が折れ、エンジンオイル全量を盛大にぶちまけた瞬間をルームミラーで気付き、路肩に寄せようとギヤをニュートラルにした瞬間また幸運にも目の前に出現したPA入口に惰性で逃れ、そこに車を残して大荷物を抱え、タクシーでPAから最寄りの新幹線駅に着いた途端に入線のアナウンス、切符を買う暇もあらばこそ必死で階段を駆け上がりホームへ駆け下り最終の新幹線にギリギリ滑り込み目的地へ向かうなんてことはあったし、なにもR230だけが特別に情けないというわけではないのだが。


私のような旅行好きが古い車と長く付き合っていると、故障があろうが屋根が閉まらなかろうが、とにかく家まで帰れる=生還率が高い車というのは何よりも大切なことだ。


また翌日ディーラーに入庫予約が取ってあったのも、幸運だった。いまや輸入車の新車販売台数でベンツがVWを抜いてしまって以来いつもサービス工場はキャパオーバーが常態化、なにか急用があってもすぐ入庫できないようなことだってあるのだ。


そして入庫当日は朝から雨。雨雲レーダーをにらみ、東京湾上の雨雲が途切れた30分ほどのあいだにディーラーへ駆け込んだ。車検整備のほかにいくつか予定していた作業と、さらに屋根の修理を依頼して帰る。


代車は前回と同じ、新車おろしのC200だ。距離はあまり伸びていないのに内装は随分汚された感じ。正規ディーラーでさえ最近のベンツユーザは行儀の悪い奴が多くなったし、またディーラーの返却後チェックも甘い。いま日本は全ての企業でヤル気のなさが蔓延しており、もう政治についてワーワー言ったところで何も改善しようがなく、日本は完全に終わってると思う。

せめて、メカニックは真面目に仕事してくれたらいいなと願うが、もしダメでもあまり厳しいことも言えないな。。

翌日さっそく連絡があり、ロールバーの油圧シリンダーからオイル漏れがあり、それで全体の油圧が抜けて屋根が不動になったという。すぐ見てくれたんだな、有り難い。

漏れたオイルは全部、一体成型フロアカーペット下の、フロアパンのくぼみに溜まっていたという。シートをはずしカーペットをめくってオイルを拭き取り、匂いなども特に残らなそうだという報告だった。不幸中の幸い。この一体成型のフロアカーペットは、交換用の新品ベージュが世界中どこにも存在しないのだ。スピーカー工事のときに純正カーペットのロール生地は2mほど取り寄せたが、それも補修程度の量しかない。
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いよいよ来たなという感じだ。私もバリオルーフ油圧システムのオイル漏れという洗礼の儀式を通過したのだ。頭からオイルをかぶる場所のモレではなくて
本当によかったが正直、とうとうこれで一人前のR230オーナーになったなという気がしたのは事実。


嬉しいわけではないが、いつ来るかと不安だったものが現実となったことで、これから交換を進めていけばクルマが再び健康を取り戻していくと思えば、いいキッカケだとは感じた。

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ちなみに部品については、修理できるようなものではなく、新品交換が必要とのこと。
左 A230 860 03 35
右 A230 860 04 35

しかし、いずれも生産終了部品。また日本にもドイツにも、新品在庫はないという。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

なんか、えらい明るくアッサリ言ってくれたが。聞き間違えじゃないよな、やっぱり。


エート、・・・・・・・・・・・・・。

油圧系統って密閉回路だから途中の部品ヌキで組み戻せないし、いま内装もバラバラだよね。。


"o(-_-; *) ウゥム ・・・・・・。

え、修理どーすんの?って、なるよね誰でも。


こういうのはホント、途方に暮れる。


そして古い車に乗っていると、いとも簡単にいろいろな場面で何度でも、途方に暮れるような目に遭わされる。部品が高くて買えない直せないという話ではなく、直そうにも必要な部品が「この世に存在してない」という。


どーーしろっつうんだよ?


だがディーラーでは、ここでお手上げ。交換部品がないかぎり、ディーラーではできることがない。リビルド品が容易に入手できるなら手配してもらえることもあるが、今回は全く入手の目処もなく、むしろ私に向かって「どうしましょう?」と問いかけてくるわけだ。

そりゃあ私なんか前のR107から今のR230まで、いくら23年の付き合いだと言っても所詮は中古車の持込み客だから仕方ないが、これが23年前に新車販売した客だったら、一体どう言うつもりだろうか? 新車だって年をとったら同じように部品の寿命がくるんだしね。


「修理できないから、買い替えてください」では、まるでガキの使いだ。営業トークとしてはタイミング的にも内容的にも下の下(ゲのゲ)だから、大人のプライドがあったら口が裂けても言えないセリフだろう。まあ私だって並行車の持込み太古車R107で20年以上も付き合ってくれた間柄だから、これでもまだマシな対応ってことなんだろうな。たぶん。修理できないからと工場からすぐに追い出されなかっただけでも。


正規ディーラー工場のプロがお手上げなのに、私みたいな普通人に一体、何ができる?

どうしましょう?って、なんだよ俺の車を見殺しにすんのかよ!と、うろたえたって全然おかしくないシーンだが、言っても何も解決しないし1ミリも修理は進まない。言われた方だって、無能よばわりされて気分いいはずもないだろう。私は口を閉じて、ここから先は自助努力で部品を何とか調達するしかない。


海外から何か探してくるか、国内で建機ほか油圧シリンダーのオーバーホールができる業者を探し、組み付けできる部品をディーラー工場に渡してあげればよいのだ。


ということで、まずはR107時代に培った海外ネットワークをあたってみるが、世界中どこにも新品在庫はなかった。解体車から取り外しただけのような中古部品ならいくらでも出回っているのだが、私は絶対イヤだ。


中古車屋が故障車を安く仕入れて安く修理して高く売り飛ばすようなクルマには、そういった中古パーツが最適だろう。だが私はわざわざカネを払って自分の車に時限爆弾を取り付けるようなマネは、したくない。

そういうのが普通の感覚じゃないだろうか。新品部品がなければせめてオーバーホールされた部品にしたい。一度交換した場所は、この先10年ぐらい心配したくないのだ。

結局、R107時代に仲良くしていたオープンカー屋根修理専門店に相談し、そこ経由で油圧シリンダーのOH業者へ依頼することになった。ディーラーで油圧シリンダー左右を外してそこへ送り、そこから国内のOH業者へ送った。その国内OH業者なら、数日程度で戻ってくる予定だった。

翌々日そこから連絡があり、国内では分解OHできない部品だったという。しかし米国ならこれを分解OHできる業者と付き合いがあるので、日数かかってもよいか?という確認だった。

まあ現在はディーラー工場で内装バラバラだし、それが戻ってこないことには組付けて再度油圧チェックもできないし、もし油圧かかって他の部分から漏れたらまた再修理が必要だから、ほかの内装作業も全てストップしている状態だ。アメリカに送ってもらいOHしたあとそこに戻ってきてディーラーへ転送し、取付けるまでだいたい3週〜1ヶ月という見通しだが、了承して進めてもらった。

アメリカでSLの油圧シリンダーOHといえば、あそこだなという見当はつく。そこなら他の部分のシリンダーもOH品のセット販売があって、いっそこの機会に他の部分も全交換してしまおうかという気になってしまう。

しかし初めて付き合う業者なので、まずは今回の修理だけに専念し、具合がよかったら他の油圧シリンダーも予防整備的に全交換する段階的な進め方にしたい。
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そんなわけで、また大きなお金が出ていくかもしれないが、仕方ない。とにかくいまは内装バラバラ状態なので、早く元に戻るよう手を尽くすしかない。
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私にとってR230は、カタチが太古車R107と違い全然イマ車にみえるのでつい勘違いしてしまうのだが、これでも17年前の中古車だし、そしてまだ買って半年しか経っていない。中古車を初期化する最初の1年なんて、こういうものだ。ここでしっかり手を入れてやれば、しばらく安心して乗れる車になるだろう。たぶん。


これも根拠のない希望的観測だな。工場を出て17年も経てば、全ての部品がいつ寿命が来たっておかしくない。工場を出た瞬間から全ての部品について「用意、ドン!」のストップウォッチが回り始めている。この世に生まれたものは全てが、そうなのだ。


R230との関係については、まだまだ見きわめ中。なにしろ前の太古車R107は22年半ずっと手を入れながら一緒に過ごした。このクルマとは、まだ半年。私の気に入らない部分がたくさんあるのは仕方ない。一応ひと通りお金はかけてみるが、合わないかもなと感じたら、別れるのは早いほうがいい。


どうもR107に比べると、お金をかけても、もたらしてくれる満足感が薄い気がする。

足回り一式をディーラー工場で新品全とっかえしたのに、どうも釈然としない。タイヤのミシュランPS4Sが固すぎるせいなのか、何なのか。空気圧を多少どうこうした程度では、とても調整がつかない。あるいは高価だったが新品の純正バネや純正ショックを捨ててビルシュタインやH&Rの社外品に替えなきゃいけないんだろうか。まずはタイヤをどうするか、サイズ変更も視野に入れて考えないといけない。


とにかくクルマの修理整備が終わり、戻ってくる日が待ち遠しい。ようやく気候も少し涼しくなってきたので、せめて短かい秋の気持ちよいオープンドライブを楽しみたいな。

Posted at 2023/09/27 14:40:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 整備・メンテナンス | 日記
2023年08月20日 イイね!

そういえばAppCast2について

オーディオ工事2のときに「車内インターネット環境にはGoogleChromeが必要!」と考え再び検討したAppCast2については、旅行より前に慶洋エンジニアリングから検証用の貸出サンプルが届いていた。補助電源用ケーブルも入ったコンプリートキットだった。そして旅行にいく前に検証も済ませてしまった。

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Ottocast U2-AIR ProのUSB-Cと差し替えて、AppCast2をつなぐ。前回とは違って今度のAppCast2は無事に起動し、iPhone12とのテザリングも難なくクリア。


メーカーに代わって接続検証をやらされているようなものだが、Carrozzeria DMH-SF700とAppCast2とiPhone12は、各機器がまともならアッサリ接続できます。


無事に接続できると、大量のプリインアプリのアイコンがSF700の画面に並んだ。

ほとんどはエンタメ系の動画サービスで、もちろんGoogleChromeもあった。


その大量のアプリアイコンを見た途端に「あ、私はこの殆どを使わないな」と感じた。

しばらくCarPlayでGoogleMapとAppleMusicを使っており、また以前わたしが「好みのコンテンツはChromeのブックマークで管理しており・・・」などと言っていたものについても、個別にDLしてオーディオトラックだけを切り離し、AAC/MP3音源化することにより既にMusicで聞き始めている。


つまり「絶対にSF700でChromeが見れないと困る状況」というのが、存在しないことに気付いたのだった。だいいちワイヤレスのBT接続だからiPhoneのChromeはフリーで使えるわけだし。わざわざOttocastをAppCast2に買い替えて、タッチ反応が鈍く動作がノロいSF700の画面でChromeを使う必要が、いまや全然ない。


一番最初の出会いは重要だなと、改めて思った。オーディオ工事1でAppCastが完調品だったら、Otto-Airに手を出すこともなかったし、殆ど使わないアプリばかりだったとしても、それはそれで疑問なくAppCastで車内インターネット生活を始めて、たまにはドライブインで動画を見たりして、それなりに「見れるようにしといてよかったな」なんて思っていたかもしれない。


だが今はミニマム必要なものはハッキリ分かったので、もうAppCast2はいらない。

私にとって「使わない豊富な機能」というのは、つまり余分な機能。何年かに1回は、あれば助かる場面があるかもしれないが、なくても普通そんなに困らないもの。自分に必要なものは、すでに分かっている。


なので慶洋エンジニアリングには「Carrozzeria DMH-SF700との接続はOK」の結果をお伝えすると共に、自分が想定した使い方が当初とは違ってきたので購入は見送る旨もお伝えし、サンプル機を返送した。


当初お目当てだったAppCast2のBTリモコン(エアマウス)は、使ってみるまでもなかったのが残念だった。AppCast2のリモコンでプレイリストの選択や曲送りなど、いまSF700+Can-Busキットのステアリングリモコン設定でできないことが可能になればと思っていたのだが、CarPlayを起動したときに、Musicを立ち上げて、やってみればよかったな。

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先に「あっ、こんなにたくさんのアプリは全然いらない」と即断してしまい、せっかくだからアレコレ探求してみようというモードにならず、さっさと撤去し箱に戻して返送準備しないと、というモードに切り替わってしまった。なにしろ旅行前だったしね。。


長期旅行の予定だったので、持っていったら10日ぐらい借りっぱなしになってしまうし、そうすると順番待ちしている他の人に申し訳ないので。。


それだけが、心残り。もしリモコンが色々できて有能だったら、多彩なアプリのほうではなくリモコンのためにAppCast2という選択肢は、あったかもしれない。


・・・いつか、また検証用の貸出サンプルを借りるかも。

Posted at 2023/08/20 07:40:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑感 | 日記

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