それぞれのFUEL MAP

数日前から“挑戦”している燃調ですが、一度整理するためにそれぞれを個別に見てみることにしました。ちなみに、これらのMAPはFT-ECUではHIGH-ROADと呼んでいる高負荷域のMAPです。ソフトウェア上には「TPS vs RPM」という高負荷MAPと「MAP vs RPM」という低負荷MAPがあり、Dynojetなどのファイルインポートで補正されるのは高負荷MAPの方です。

イメージファイルは全て1番シリンダーのものです。
まずはStock



そしてDynojetの「001」というStock Exhaust/Stock Filter用のファイルをインポートした補正MAP。現在この仕様です。



最後に「501」という“もう一つの”Stock用ファイルインポートMAP。



微妙に違います。
暖色になるほどリッチです。Dyno社のMAPは共に程度の差こそあれ、Stockと比較するとスロットル開度50%/4000rpm〜4500rpm辺りがリッチになっています。001は現在の仕様で、その前は501でしたが501の時は正確にインポートされていなかったかもしれません。

001の仕様はまずまずで全体的に悪くありません。ただ、Stockと比較して劇的に良くもないので、安全を見るとStockが無難かもしれません。次はきちんと501を書いてみて比較したいと思います。最終的にStock/001/501を比較して、一番良いものを採用する予定です。

まあそれにしてもこんなに簡単に燃調を変えられるのは本当に便利です。これがキャブレターなら・・・やる気が起きませんよね。単気筒ならともかくマルチシリンダーになると、全てでジェット変更後、同調とっての繰り返しですからね。VMAXの場合、ECUの脱着を入れても1回の書き換えは30分かからないぐらいなので気軽にできます。何れにしても最終的にはシャシダイのせて見ないと！ライダーの感覚なんて信用できませんからね(笑) そして、データは嘘つかないですから。綺麗なパワーカーブとターゲット空燃比13.2〜13.5を目指したいと思います。