
春、それは出会いと別れの季節。
「さようなら&ようこそ」シリーズもなぜか第二弾w
新年度を迎えて早半月余り、別れの寂しさも少しずつ紛れると同時に、新しい生活と新たな出会いにも少しずつ慣れてきた方も多いことでしょう。
VMG-A→VMG-Cの時のように、ブログや「何シテル?」に登場する機会は一切ありませんでしたが…
既に半月程前のことになりますが…
↑↑専用色ルマンブルーのBMW325i-Mスポーツ(E90)とスティールブルーグレー→ダークグレーメタリックに変わってしまったものの、レヴォーグと2台が並ぶ姿、それは毎日当たり前の光景でした。
しかし、そんな当たり前の日も未来永劫「当たり前」に続く訳でもなく…
我が家のラインナップで最ベテランだったE90が遂に旅立ちました。
E90も10年/13万㎞オーバーとなり、毎日の相棒として使うにはそこそこのご老体にw
とはいえ、父は「愛車」として今も気に入っており、特に今やすっかり時代遅れとなってしまったNAストレート6エンジンが奏でる『シルキーシックス』なミュージックが一番の魅力。
あの「クォ~ン♪」と奏でるサウンドは絶品です!
じゃあ、E90に変わるクルマはあるのか?
E90が持つ魅力を上回る+希望に叶うモデルは皆無とのことで、ご老体のまま頑張ってもらってきました。
が、2017年もまだ初頭のとある休日の朝。
突然父から告げられた言葉。
「昨日、次のクルマ決めてきた!」
ホンマですか父上殿!?ww
それから幾日が過ぎ、乗り換えの日が近付くと次なる愛車の納車準備を慌ただしく進めることに。
リアルな私をご存知の方なら、E90との付き合い方もよくよくご存知かと思います。
諸般の(大人の)事情もあって、わざわざ「みんカラ」に登場する機会もほぼ皆無に等しかったE90。
特に休日に稼働する機会は少なかったのですが、「最後くらいは…」と引き渡し直前に撮り納めに定番のナナガンへ♪
旧モデルではありますが、欧州セダンは都会の岸壁に映えますねー♪
(※ただの自画自賛か!?)
一通り撮り終えて帰ろうとした丁度その時、WRブルーで目立ち度満点な某GVが目の前を通過!!
早速追いかけて…岸壁で追い付いて…ご挨拶して…お互いビックリでしたww
最後の記念に、オリジナルNBR2012レプなGVFのNズNズさんと一緒に撮影大会↓↓
突然で偶然のバッタリで且つド派手な黄色いVABと違いE90での参上で驚かせましたが、ありがとうございました!!
この後、引き渡しまで数日間は別の場所で保管すべく、目的地まで本当に最後のドライブ。
同じマルチシリンダーエンジンといえども、BMW現行ラインナップのストレート6ツインターボとは少し違い、他メーカーのV6エンジンとも違い、勿論流行の「ダウンサイジング4気筒ターボ」とも全く異なるサウンド。
「この先、もうNAストレート6エンジン搭載車を所有することは無いだろうな…」
そんな事も考えさせられる、最後の撮り納め&シルキーシックスミュージック聴き納めドライブでした。
色々と不具合もあり中々手の掛かるクルマでしたが、このサウンドとストレート6らしい淀みなく高回転までスムーズ且つ超絶気持ち良く回るエンジンが、マイナスポイントを全て帳消しにする魅力でしたw
そして迎えた次期車の納車。
「E90から乗り換えるなら…」と、私や周囲もアレやコレやと推薦したり情報収集したり想像してみたりしましたが…
次のクルマは…
えッ?
コレはもしや!?
BS9-C レガシィアウトバックリミテッド
(タングステンメタリック)でした!!
正直、E90から全く畑違いのクルマとなった事に私自身衝撃を隠し切れませんw
が、父はかなり気に入ってるみたいですw
訳あって外車は選択の候補から外し、国産車で何台か検討したそうですが、一番の決め手は「運転支援システム」のポテンシャルだったのだとか。
レヴォーグでアイサイトVer.3のポテンシャルは十分把握しており、アイサイトが全ての選択の基準になったようです。
それにしても、欧州スポーティーセダン→国産SUVとは…
個人的には先にやって来たレヴォーグSTIスポーツよりもアウトバックに乗る機会の方が多く、サイズ感や乗り味もかなり掴めてきました。
「インプレ」という程でもありませんが…
◆ 同じスバル車なので操作系は直ぐに馴染める
◆ ドライブしている限りは特段ボディーサイズの大きさは感じない
◆ 室内スペースは広大で特にリアシートのニースペースは凄い広さ
◆ SUV故に着座位置が高いこともあって見切りはかなり良い
◆ FB25エンジン+リニアトロニックは1.6t近い車重を感じさせないスムーズで軽快な走り
◆ 2000~3000回転域のトルク感が気持ち良く、レヴォーグのDITよりフラット4エンジンらしいビート感が楽しめる
◆ 車格の違い?室内の静粛性はレヴォーグより優れている
◆ 車高の高さを感じさせない適度にロールを抑えた安定感のあるハンドリング
◆ サマータイヤだからなのか、ハンドリングや乗り心地も乗用車然としている
◆ ヘッドライト位置が上がったためか、同じLEDロービームでもVABやVMGより遥かに明るい
◆ 良くも悪くも普通のエンジンなので、パワーやレスポンス、フィーリングやサウンドにインパクトや高揚感が全く無い
◆ 高級車ではないだけに、豪華さ細部の質感では残念ながらE90に負けている
◆ レガシィのインパネに7インチサイバーナビでは小さすぎる
(※P社の8インチはナビ性能に難あり、MOPのハーマンカードンにはかなり惹かれましたが…)
◆ パワーリアゲートは便利な反面、ラゲッジのデッドスペースが大きい
◆ 都会的なイメージで、タングステンメタリックよりラピスブルーが欲しかった
(※B4&アウトバックともに濃色系が好みです)
◆ 快適に気を遣わず自然に普通に乗れる反面、ドライビングに面白みは無い
◆ なぜ日本仕様にEZ36を搭載しないのか?フラット6があれば迷わずそっちに逝ったのに!!
元々父はE90の前にBPに乗っていたため、『レガシィ出戻り』な形となりましたw
気に入って乗っているみたく、メカ的な心配をすることなく且つアイサイトのサポートがあればこちらも安心できます!
今後当面は、VMG&BS9のスバル車乗り分けな日々を楽しむことになるでしょう。
そして、E90は後日無事に名変も終えて新たなオーナーに鍵を託しました。
雨が降る中、シルキーシックスなミュージックを奏でながら走り去る姿。
やっぱりストレート6エンジンってイイです!
E90が初めての外車(欧州車)でしたが、外車の良し悪しを沢山教えてくれた1台でした。
国産車では有り得ないトラブルと対応に呆れるケースもあり、正直うんざりする場面も多々ありましたが、他方で国産車には無いドイツ車らしい独特の乗り味も楽しませてくれました。
もし環境が許すなら、またストレート6エンジン搭載のBMWを保有したいものです!
果たしてそんな日は来るのか否か、、、
現行モデルなら…M2の6MT仕様とか…かなり乗ってみたい…と某Mフ様に呟いてみる…ww
ありがとう、E90Mスポーツ!
ありがとう、シルキーシックス!
そして、よろしくBS9アウトバック!!
(※タングステンメタリックと並ぶと、サンライズイエローの派手さ加減が一層引き立つなww)