
発売開始から1ヶ月余り。
最近、少しずつですが街中でもレヴォーグを見掛けるようになりました。
完全なるニューモデルですから、勿論すぐに目が行ってしまうものですww
既にオーナーになられた方々は、注目度の高さ故の優越感を楽しんでおられるのではないでしょうか?
さて、先々月の名古屋を皮切りにスタートしたレヴォーグ体感イベント。
“LEVORG DRIVING EXPERIENCE”
ダメ元で応募してみたところ、有難いことに大阪の回に当選。
(※但し高速体感コースは外れましたww)
と云うことで、雨の降る中湾岸線をひた走り、会場である泉大津フェニックスへ。
注目の新型車ですから、抽選制とは云え多数の方が来ているのかと思いきや・・・
案外、来場者が少ないのでは!?ww
他地域も同一かと思いますが、受付時間がかなり細かく分けられており、待ち時間無くスムーズに試乗するための配慮なのでしょう。
駐車場のクルマはやはりスバル車が中心。
過去、日本全国を巡業しながらの体感イベントなんてあったでしょうか?
それだけ、スバルがこのレヴォーグに勢力を注いできたとともに、自信の表れでもあるように思います。
だからこそ、出来ればもっと他メーカーのユーザーさんにも積極的にアピールして欲しいなと、、、
受付を済ませ、雨の降る中ハンドリング体感コースとプリクラッシュセーフティーコースを暫し見学。
プリクラ(※某小さな写真タイプのシールではありません)はディーラーなどでも体験できるアレでしたが、ハンドリングコースはちょっと意外でした。
『ハンドリング体感』とは云えども、広場にパイロンが並べられてスムーズに走り抜けるのかな・・・
そんなイメージだったのですが、実際はかなりガッツリでフルスロットル&スキール鳴らすレベルまで攻め込むのね!!www
「ウェットコンディションなのに大丈夫なのか??」と返って心配になりつつ、順番が回ってきました。
先ずはハンドリング体感コースから。
インストラクター氏のコース解説と体感ポイントの説明並びにデモランの後、1.6と2.0の2台を乗り比べます。
因みに、車両は1.6GTアイサイト&2.0GTアイサイトでした。
最初はFB16-DITから。
短いながらも、最初のストレートは「思いっ切りアクセル踏んでください!」との有難いアドバイスもあり、勿論フラットアウトですww
試乗でも感じていた通り、FB16-DITはゼロ発進時の軽快な立ち上がりが印象的です。
大人複数乗車でも、それが『テンロク』とは思わせない軽快な出足が好印象。
FB16用の小径タービン+リニアトロニックの制御が巧みにマッチしているのでしょう。
続いてFA20-DITへ。
ゼロ発進加速の『最初の一歩』はちょっと鈍いような、、、
アクセル全開にしても、過給が立ち上がるまでちょっと待つ感じは、ある意味EJ20らしいテイスト!?
でも、その後2000rpmからのモリモリなトルクは圧巻!
さすがは300PS!!
FB16-DITの先進性と環境性能は確かに魅力的ですが、やっぱり自分だったら?FA20-DITかな??
そんな2台の加速性能を比べた後は、小刻みなパイロンスラロームへ。
「兎に角ステアリングを切ってもらえれば、加速しながらでもトレースできます」なんて云われると、そうしてみたくなるものww
2台ともに非GT-Sですが、確かにアクセルオン・オフにかかわらず、安定して且つレスポンスよく軽快にスラロームを抜けていけました。
コレってツーリングワゴンですよね??
最後は大きめのS字コーナー。
「ここも加速しながら兎に角ステアリングだけ切ってください!減速は意識しなくてOKです!」って本当なのか??
まぁそこまで云われるなら、どう考えてもアンダーっぽくなるように舵角当ててから更に加速して差し上げましたww
が、何故かどうして何事もなくS字クリアー!!
これだけだと、あたかもレスポンスの良さだけが目立ってしまいますが、2回目は敢えて?旋回中にアクセル抜いてみましたww
(※インストラクターさん、指示をちょっと無視してごめんなさいねww)
勿論、テールが流れる素振りもありません!!
想像するようなアンダーもオーバーも起こらないハンドリング・・・
コレってツーリングワゴンですよね??
ハンドリングコースを楽しんだ後は、プリクラ体験へ。
残念ながらこちらは同乗のみですが、かなり細かな解説を聞くことができました。
Ver.3になり制御できる速度域が上がったとのことで、今回はそのMAXである50㎞/hで突っ込んでいただきましたww
路面はフルウエット。
幾ら進化したアイサイトとは云え、さすがにそこまで出すのはヤバいのでは?
と思いながらの同乗でしたが、あの程度のウエットなら想定内なのでしょうか??
毎回バッチリ寸止め決めてくれました♪
久々のプリクラ体感でしたが、何度やっても気持ち悪い!!
でも、凄いテクノロジーだと思います。
今回、同行者はリアシートで体感していましたが、例えステアリングを握っていなくともそのスタビリティの高さとレスポンスの良さは感じられたそうです!
私自身、GRB&GVBやレガシィの乗り味はそれなりに分かっているつもりです。
でも、あのハンドリングは過去味わったものではありません。
トータルバランスが大事なことは想像できますが、何よりもモノコックの剛性アップがとても大きく影響している証なのでしょう!
WRXSTIはまた少しクルマの方向性が異なりますが・・・
多方面で『レヴォーグはレガシィツーリングワゴンの後継モデル』と報じられていますが、同じワゴンボディである点を除けば、本当に後継モデルなのか??
飽く迄個人的感想ですが、私はレガシィの後継とはちょっと異なるように思えてなりません。
レガシィが連想させるもの。
それは、グランドツーリング=つまりいつまでも&何処までも、余裕を持って安心してドライビングを楽しめるもの。
一方のレヴォーグは・・・リアルスポーツツアラー。
あの軽快且つ俊敏でありながら、安定感抜群なハンドリングはレガシィの『グランドツーリング』とは一味違う。
通常の試乗だけでは分かり得ない『リアルスポーツツアラー』の神髄は、今回のようなクローズドコースだからこそ体感できたのかもしれません。
レヴォーグの乗り味を思い出しながらの帰路は、色々考えさせられました。
でも、あのクルマならきっと満足できるはず!!
そして、次に控えるWRXシリーズにも俄然期待が高まりますww
スバルさん、ぜひこれからもこんなイベントを開催してください!!
そんなことを思いつつ、見慣れた景色と座りなれたシート&握りなれたステアリングの感触に落ち着き、また懐かしむように土砂降りの湾岸線を走るマッチーでした。
視界の悪さは・・・きっと土砂降りだったから・・・なのでしょう。
寂しさのあまり、思わず涙目になんて・・・(謎)