可夢偉が韓国でのインタビューで、スポンサーマネーとドライバーについてコメントしている内容が余りに本質を捉えて素晴らしかったので
F1通信の記事を引用(青字)しちゃいます!
ちなみにモニシャの発言も実に本質的で大好きです。モニシャはついにチーム代表になったことだし、この2人のコンビが続けば、目的に最短距離で到達できると思うんだけどなぁ~。
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ハイメ・アルグエルスアリ、フェリペ・マッサ、パストール・マルドナド、エステバン・グティエレスなど複数のドライバーがザウバーに移籍すると噂されているが、チームはラインアップの最終決定は急がないと明言している。
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→急がないのではなくて、急げないのだと思います。恐らく、可夢偉始めチームにとってベストなドライバーはスポンサーを余り持っておらず、コンストラクターチャンピオンシップの結果と分配金が確定した上で、チームのコスト計画が成り立つ中でベストなドライバーを選択したいのだと思います。
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彼は韓国で記者らに「スポンサーシップは、来年の残留に役立つと思います。でも現時点では、チームに留まるためのスポンサーシップがありません」と述べた。
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→誰もが分かっていたけど、ショックな公式発言ですよね~ToT
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「ほかのチーム、あるいはこのチームで走るためにスポンサーを見つけるというのは、とても変な感じです」
「もちろん、今はお金がとても重要ですが、僕は、スポンサーがなくても強いチームで走れるようなトップ・ドライバーになりたいと思っています。若いころはそれが夢でした」
「将来はスポンサーを持ち込むことが、とても重要になるかもしれません。僕らは、ドライバーが本当はどうあるべきか、マシンのことを考えるのが仕事だということを忘れています。これはドライバーの仕事です。でも今は、スポンサーシップの方が大切なように見えます。ドライバーはそうあるべきではありません」
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→まさにその通りですよね。もう何年もF1ドライバーの評価ってドライビングスキルとお金の総合評価になっていますが、もはやお金の方が重要になっていると言う状況は、モータースポーツ界全体が真剣に改善して行く必要があると思います。
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彼は、スポンサーのおかげでシートを獲得したことはなく、今もスポンサーを探していないと主張した。
「F1参戦を検討している日本の自動車メーカーがいないのなら、難しいでしょう。なぜなら、日本で一番大きな企業は自動車メーカーだからです」
才能は劣るが資金力に勝るドライバーにシートを奪われる可能性について質問されると、彼は「そうなればそれが運命ですよね?」と答えた。
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→プライドなんかではなく、ドライバーとしての本質を捉え、そこにこだわる姿勢は実に立派です。お金を持ってきたドライバーにお金で対抗しようと思わない、かっこ良過ぎます!
Posted at 2012/10/11 20:44:02 | |
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